- 30代子育て世帯の資産運用を知りたい
- 米国ETF投資、企業型確定拠出年金の実績を知りたい
- 他人の資産運用の状況に興味がある
こんにちは、ももたまです。
2019年3月から米国ETF投資、企業型確定拠出年金を開始して16ヶ月が経ちました。
世界的にもコロナウイルス感染症の影響は収まることはなく、引き続き余談を許さない状況です。
そんな状況下でも、ダウ平均株価は右肩上がりの回復を続けています。
投資において「暴落は避けられない」と言われますが、暴落は過去を振り返って始めて分かります。
コロナショックは「3月の暴落で終わりなのか?」は、コロナが終息した後でしか答え合わせができません。
だからこそ私達は現在の市況の理解に時間を割くのではなく、毎月コツコツ積立して投資に関わる時間を最小限にしています。
では、2020年7月の運用実績報告の前に、私達の投資・運用方針を見ていきましょう。
目次
セミリタイア環境をつくるための投資・運用方針
私達は人生の目標の1つとして、「55歳までにセミリタイア環境をつくること」を挙げています。
そのために、以下の3つの取り組みを続けています。
- 家計見直しによる支出の倹約
- 投資による資産の構築
- 副業による収入の複数化
私達の人生の目的、目標については下記の記事を参考にしてみてください。

投資においては、米国ETF投資、企業型確定拠出年金に取り組んでいて、それぞれの投資・運用方針は以下のとおりです。
運用方針 | 米国ETF投資 | 企業型確定拠出年金 |
---|---|---|
投資対象 | VT、VYMなどの米国ETF | 外国債券・株式インデックス |
投資方法 | 毎月定期積立(一般NISA+ジュニアNISA) | 毎月定期積立 |
運用期間 | 20年以上 | 20年以上 |
積立金額 | 年間約400万 | 年間約60万(月約5万) |
備考 | 積立金額は適宜調整 ※2020年7月よりジュニアNISAを活用 | 給与の一部を加えた最大積立金額 ※2020年8月より月約1万円に減額 |
2020年7月より私達はジュニアNISAでも、SBI証券を活用した米国ETF投資を始めました。
ちなみに、ジュニアNISAで米国ETFを買付できるのはSBI証券だけです。
ではさっそく、2020年7月の投資・資産運用の詳細な実績をみていきましょう。
米国ETF投資の買付、運用実績を公開
米国ETF・MMFの買付銘柄、保有銘柄の評価額
私達が2020年7月19日時点で、保有している全ての銘柄と評価額(1ドル=107.21円)を表にまとめました。
銘柄 | 口数 | 取得単価 | 現在値 | 損益 (ドル) | 損益計 (ドル) | 損益計 (円) | 評価額別割合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
VT | 297 | 74.21 | 78.3 | 4.09 | 1215.16 | 130,277 | 75.44% |
VYM | 51 | 83.93 | 81.56 | -2.37 | -121.05 | -12,978 | 13.49% |
LQD | 8 | 117.34 | 137.32 | 19.98 | 159.84 | 17,136 | 3.56% |
IYR | 7 | 87.59 | 79.06 | -8.53 | -59.74 | -6,405 | 1.80% |
MMF | 1 | – | 1,759.82 | 0 | 0 | 0 | 5.71% |
合計 | 1194.21 | 128,031 | 100% |
2020年7月の買付銘柄、口数、そして買付金額は以下のとおりです。
- VT:47口(ジュニアNISA含む)
- VYM:4口
- 買付金額:4,006ドル(約43万円)
ジュニアNISAは子供1人あたり年間80万円、私達の場合は子供達2人分、年間160万円の控除枠があります。
ただ現時点では、まだ1人分しかジュニアNISA口座の開設が終わっていません。
とはいえ、2020年は残り半年しかないので、年末までにかけて投資額を増やしていきます。
月々の資産増加額が増えており、キャッシュポジション(資産の内、無リスク資産の割合)が高止まりしていました。
そういう意味でも、ジュニアNISAの活用は、私達にとっても良いタイミングだったと言えます。
ちなみに、私達はジュニアNISAの銘柄(VT)を少なくとも、「子供が成人するまで」は保有し続けます。
米国ETF・MMFの銘柄別の保有割合
保有している米国ETFとMMFを、現在の評価額で計算した銘柄別の保有割合がこちらです。

2020年7月も外貨建MMFを売却して、米国ETFを買付しました。
外貨建MMFの保有割合を「12.47%→5.71%」と下げられたため、停止していた外貨積立を再開しています。

なお、今回のコロナショックを受けて、米ドルMMFの利回りはかなり下がっています。
1番利回りが良い「ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド」でも0.146%です。
それでも銀行預金の利率に比べれば十分高く、外貨で保有しておくメリットはありません。
SBI証券では保有している外貨に利息がつかないためです。

米国ETF・MMFへの投資額・評価額推移
2020年7月時点の投資額と評価額を加えた推移グラフがこちらです。

年月 | 運用金額(円) | 評価額(円) | 損益差額(円) | 運用増加額(円) | 為替 (1ドル) |
---|---|---|---|---|---|
2020年7月 | 3,176,872 | 3,304,903 | 128,031 | 225,644 | 107.21 |
2020年6月 | 2,951,228 | 2,998,024 | 46,790 | 13,565 | 106.89 |
2020年5月 | 2,937,663 | 2,729,467 | -208,196 | 51,526 | 106.89 |
2020年4月 | 2,886,137 | 2,660,436 | -225,701 | 483,635 | 107.92 |
2020年3月 | 2,402,502 | 2,204,521 | -197,981 | 121,348 | 103.45 |
2020年2月 | 2,281,154 | 2,429,221 | 148,066 | 286,944 | 109.94 |
2020年1月 | 1,994,210 | 2,101,004 | 106,794 | 114,643 | 109.61 |
2019年12月 | 1,879,567 | 1,949,852 | 70,285 | 95,503 | 108.60 |
2019年11月 | 1,784,064 | 1,835,116 | 51,052 | 249,262 | 108.87 |
2019年10月 | 1,534,802 | 1,566,652 | 31,850 | 278,829 | 108.69 |
2019年9月 | 1,255,973 | 1,298,611 | 42,638 | 179,458 | 108.05 |
2019年8月 | 1,076,515 | 1,094,417 | 17,902 | 143,598 | 105.99 |
2019年7月 | 932,917 | 962,301 | 29,384 | 276,055 | 108.88 |
2019年6月 | 656,862 | 653,210 | -3,652 | 140,442 | 108.47 |
2019年5月 | 516,420 | 504,925 | -11,495 | 128,734 | 109.64 |
2019年4月 | 387,686 | 392,882 | 5,196 | 100,846 | 111.49 |
2019年3月 | 286,840 | 289,873 | 3,033 | 286,840 | 110.00 |
2019年2月 | 0 | 0 | 0 | 0 | – |
- 運用金額:3,176,872円
- 損益差額:128,031円
- 運用増加額:225,644円
2020年7月も外貨建MMFを売却して米国ETFを買付したため、運用増加額としては約22万円程度でした。
2020年8月は以下の2つの理由からも、運用金額は大きく増えると考えています。
- 外貨積立の再開
- 2人分のジュニアNISAの買付
なお、私達は運用金額の推移なども全て公開していますが、全ての金額は私達のリスク許容度に応じたものです。
リスク許容度は千差万別なので、単純に金額だけを見ないように気をつけていきましょう。
リスク許容度に関しては以下の記事にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

米国ETF・MMFからの分配金の推移
2020年7月19日における米国ETF・MMFからの分配金の詳細と推移をグラフにまとめました。

日付 | ティッカー等 | 分配金 (ドル) | 年度別の累計 (ドル) | 2019年3月からの累計 (ドル) |
---|---|---|---|---|
2020年6月19日 | IYR | 3.38 | 15.05 | 282.12 |
2020年6月25日 | VT | 85.23 | 100.28 | 367.35 |
2020年6月25日 | VYM | 35.41 | 135.69 | 402.76 |
2020年6月30日 | MMF | 0.25 | 135.94 | 403.01 |
2020年7月8日 | LQD | 4.25 | 140.19 | 407.26 |
2020年6月の報告時点ではVT、VYMの分配金を受け取っていませんでした。
あらためて6月の分配金を振り返ると、126.6ドル、約13,000円もの金額を受け取りました。
🚗三重旅行記【完】収支報告
ℹ️旅行費用…約55,340円(画像①)
ℹ️分配金…約13,000円(画像②)
ℹ️副業収入…約100,000円(画像③)✅収支…約57,660円の黒字✨
大好きなおでかけも、分配金と副業収入でしっかりカバー😊
大切な浪費だからこそ、収支の振り返りを大切に☺️今月はどこに行こうかな?✨ https://t.co/mjGwhNrT5c pic.twitter.com/d4WrpoxDuP
— ももたま夫婦@米国ETF投資家&夫婦ブロガー (@MomotamaHappy) July 10, 2020
実際には分配金を引き出して利用することはなく、外貨建MMFなどに再投資しています。
ですが、受け取った金額を把握して利用したお金と比較することで、分配金を通して資産運用を実感できます。
米国ETFにおける分配金は税金の負担が大きく、資産を運用する上で効率が決して良いとは言えません。

また、配当金や分配金を目的とした高配当投資は、個別株投資と同様の難易度だと考えています。
そのため、私達はインデックス投資に取り組んでいますが、分配金の存在はとても大きいと実感しています。

なお、2021年から「一般NISA→つみたてNISA」と切り替え予定ですが、理由は大きく2つあります。
- 企業型DCのマッチング拠出を止める
- 余剰資金が大きくなりジュニアNISAも活用できる
そのため、つみたてNISAを始めたとしても米国ETF投資は継続していきます。
企業型確定拠出年金(企業型DC)の運用実績
企業型確定拠出年金の推移をまとめたのがこちらのグラフです。

年月 | 運用金額(円) | 評価額(円) | 損益差額(円) | 積立額(円) |
---|---|---|---|---|
2020年7月 | 1,377,965 | 1,477,862 | 99,897 | 51,000 |
2020年6月 | 1,326,965 | 1,381,976 | 55,011 | 51,000 |
2020年5月 | 1,275,965 | 1,264,049 | -11,916 | 51,000 |
2020年4月 | 1,224,985 | 1,211,674 | -13,291 | 51,000 |
2020年3月 | 1,165,978 | 1,148,589 | -17,389 | 51,000 |
2020年2月 | 1,114,978 | 1,226,521 | 111,543 | 51,000 |
2020年1月 | 1,063,978 | 1,132,969 | 68,991 | 51,000 |
2019年12月 | 1,012,978 | 1,070,251 | 57,273 | 51,000 |
2019年11月 | 961,978 | 1,017,567 | 55,589 | 51,000 |
2019年10月 | 910,978 | 925,467 | 14,489 | 51,000 |
2019年9月 | 859,978 | 879,373 | 19,395 | 51,000 |
2019年8月 | 808,978 | 805,050 | -3,928 | 51,000 |
2019年7月 | 757,978 | 765,500 | 7,522 | 51,000 |
2019年6月 | 706,978 | 699,493 | -7,485 | 51,000 |
2019年5月 | 655,978 | 667,057 | 11,079 | 51,000 |
2020年6月の報告では、「マッチング拠出を7月より停止する」と報告しましたが、実際の停止は8月の積立分からでした。
ちなみに、企業型DCのマッチング拠出を止めた理由は大きく2つあります。
- 取り扱い商品に魅力がなかった
- 60歳まで資金が拘束されることがストレス
一方で、企業型DCには「課税所得が抑えられ、運用益も非課税」という魅力もあります。
また2022年10月から、企業型DCが導入されている企業の会社員でも、iDeCoが活用できるようになります。
現時点では資金拘束のデメリットが大きいと感じていますが、引き続き状況を注視していきます。
暴落リスク・為替リスク時の資産減少額を確認
2020年7月現在、暴落リスク・為替リスクによる資産の減少見込みは以下のとおりです。(1ドル=107.21円)
評価額(円) | 暴落時の想定額(円) | 暴落リスク (5割減) | 為替リスク (3割減) | |
---|---|---|---|---|
米国ETF | 3,116,233 | 1,090,681 | ○ | ○ |
MMF | 188,670 | 132,069 | × | ○ |
企業型DC | 1,477,862 | 738,931 | ○ | × |
合計 | 4,782,765 | 1,961,682 | – | – |
暴落によって、資産が約478万から約196万円まで減少する可能性があるということです。
なお、暴落リスク・為替リスクについては、以下の記事にまとめましたので、参考にしてみてください。

最後に
2020年も7月となり、1年の折返しとなりましたが、いろいろな変化に私達も驚いています。
- コロナウィルスによる暴落
- 経済状況が不透明の中での株価回復
- 企業型DCへのマッチング拠出停止
- ジュニアNISAの開始
- 一般NISAから積立NISAへの切り替え検討
周りの環境はもちろん、私達自身も変わり続けていることを改めて実感しています。
私達は「周りの環境が変化し続ける中で、自分達も変化し続けること」が本当の安定だと考えています。
その一方で、変わること無く継続し続けることが大切ということもあります。
私達が取り組んでいるインデックス投資は、継続が大切という代表例のひとつです。
そして、「決めたことを今回もやると」と決定し続けていくことも、変化する環境の中で行わなければなりません。
大切な自分達のお金を守るのは、他の誰でもない私達自身です。
20年以上という運用期間から見れば、私達の歩みはまだ本当に一歩目なのでしょう。
だからこそ今後も、日々変わる変化の中で、自分達なりの結論を出し続けられるように、夫婦で投資に取り組んでいきます。