- 賃貸で窓ガラスを割ってしまった方
- 修繕に保険が適用できるのか知りたい方
- お得にガラス交換する方法を知りたい方
こんにちは、ももたまです。
実は数か月前に子供が誤って部屋の窓ガラスを割ってしまうという事件がありました。
幸い子供達には怪我は無く、本当に安心しました。
一方で、賃貸におけるガラス破損は今回が初めての経験で戸惑う事も多かったです。
保険は利用できるのか?どのくらいの費用が必要なのかも当時は分かりませんでした。
今回は賃貸におけるガラス破損から交換までの実体験を元に、保険利用の可否やお得な交換方法についてまとめてみました。
賃貸でガラスを割ってしまった方、修繕に保険が利用できるか知りたい方、お得にガラスを交換する方法を知りたい方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
目次
ガラスを割った場合は安全確保を最優先に

ガラスを割った場合、怪我の対応を最優先に行い、割れたガラスの破片を片づけて行きましょう。
特に子供がいる家庭の場合は細かい部分まで掃除することをおすすめします。
ガラスの種類や割れ方にもよりますが、ガラスはかなり遠くまで飛散するので、大変ですが隙間など全て掃除機をかけるようにするのが一番ですよ。
私達の場合はペアガラス(二重ガラス)だった為、大きくヒビが入りましたが破片はほとんど飛び散らなかったのは幸いでした。
怪我や掃除の対応が終わり次第、管理会社に連絡
管理会社にガラス破損を伝え、業者の手配を依頼する

『ガラスが割れた』と一言で言っても、状況は様々で場合によっては生活に支障がある場合もあります。
支署が出ている場合はとにかく最優先で修理してもらう必要があるので、管理会社に被害状況を含めて業者の手配をしましょう。
私達の場合はヒビが入り生活に支障があるほどではありませんでしたが、子供が触る可能性もあり危ない感じはしていました。
どんな状況でも、賃貸物件の場合は管理会社に連絡し修理業者の手配と見積もりをお願いしましょう。
ほとんどの場合、管理会社指定の修理業者が来てくれ状況確認と見積り、必要に応じて補強をしてもらえます。
私達の場合も段ボールで簡単に補強をしていただき、簡単に割れたガラスに触れないようにしてくれました。
保険が利用できるかは火災保険の補償内容次第

賃貸のガラスを割った場合に保険が利用できるかどうかは『火災保険』の保障内容次第です。
まずは自分達が加入している火災保険の保障内容を確認してみましょう。
賃貸の場合、入居時に管理会社指定の火災保険に加入しているケースもあります。
この場合は管理会社に保険利用出来るのか問い合わせてみればすぐに分かりますよ。
割った理由次第ではありますが、保険対象になる場合も十分にあります。
例:私達の管理会社指定の保険なら子供が割った場合も補償対象
ただ残念なことに、私達は管理会社指定の保険に加入していませんでした。
ただし保険料が安いから良いという訳でもないので、契約の際には十分注意しましょう。
結果的に私達は実費でガラス交換を行わなければならない状況でした。
個人賠償保険は『他人からの貸与物』に対して利用できない

他人の物品に対する賠償を補う『個人賠償保険』があります。
『個人賠償保険』は自動車保険、クレジットカードに付帯していることも多いです。
今回の賃貸におけるガラス破損『個人賠償保険』が利用できないか調べました。
結論としては『利用できる可能性はかなり低い』ということです。
『個人賠償保険』の保険対象は他人の管理下にある他人の物である必要があります。
賃貸物件は一時的に私達借主の所有物として扱われる為、他人の管理下に該当しません。
例:友人から借りたものを壊した場合は補償対象外
つまり、『個人賠償保険』は他人の物を壊した時に利用できるという事です。
他人の家の窓ガラスを壊した場合は『個人賠償保険』が利用できる。
私達は自分達の子供が自分達の家を壊してしまった為、今回は対象外となりました。
但し、年々個人賠償保険の料金を上げて、補償範囲を広げる動きがあります。
多くの場合は火災保険に付帯しているので、まずは火災保険会社に問い合わせしましょう。
保険が使えなかった場合、今後の流れを管理会社と確認

私達のように保険が使えないと分かった場合、管理会社と今後の流れについて確認しましょう。
通常は下記の流れになるはずです。
- 管理会社から修理見積もりを書面で受領
- 管理会社に修理費用を支払う
- 指定の修理業者が修理
保険が使えないので見積もりの修理費用は全て実費となりますが、見積もりに対して直ぐに同意せず、納得できるまで対応する事が大切です。
不動産、しかも賃貸物件という事から『よく分からないけど』と同意して支払ってしまう方も多いでしょう。
自分達で検討出来る事もまだ多く残されているので、ぜひ同意前に一度検討してみて下さい。
ただし、生活への支障がかなり大きい場合は、見積もりに対して値下げを伝えたうえで早めの修理を依頼した方が良いですね。
ガラス交換をお得にする為の対応方法(実体験)
修理業者は管理会社の指定業者である必要は無い

修理を行う業者は賃貸物件であっても必ず管理会社の指定業者で行わなければならない訳ではないです。
契約にもよりますが、管理会社に指定された業者での修理が必須かどうかを確認しましょう。
管理会社の指定業者の場合、金額も他の業者に比べて高い傾向があるのは事実ですからね。
ちなみに、必須ではないがお願いしていると言われるケースもあります。
私達も実際に『退去時に不具合があれば別途請求しなければならない為』と説明されました。
もちろん、私達が依頼した業者がひどくて修理が不適切だった場合、請求される可能性はゼロではありません。
だからと言って『当初の見積金額で指定業者で行なわなければならない』という意味ではありません。
必ず同業者との相見積もりを取り、修理費用の相場を知る

管理会社の指定業者から見積もりを貰ったら、必ず同業者の相見積もりを取りましょう。
ネット上で『(地域名) ガラス交換』と検索すれば業者は見つけられますし、早ければ24時間以内に現地で見積もりを作成してくれる業者も。
相見積もりを取る際に注意すべき点は見積もりの明細内容、つまり何にどのくらいの金額がかかるかを明確にすることが大切です。
例えば、『ガラスの型番、ガラスのランク、作業人数、作業時間』など。
ガラスにもランクがあり最高級のガラスに交換する必要はありません。
最初に管理会社の指定業者に見積もりを貰う際に、詳細な見積もりを貰っておくのが良いですね。
もし、納得できなければ納得できるまで一つ一つの項目を明確にしていきましょう。
その際は電話だと言った言わないとなるケースもあるので管理会社とはメールでやりとりすると良いですよ。
結果として管理会社の指定業者で3万円値下してもらい修理
最初にガラスが壊れてから約2カ月、当初の見積もりは8万5千円でしたが、最終的に5万5千円となりました。
管理会社の指定業者で、ガラスも作業内容も当初の見積もりから何も変更はしていません。
値下げまでの具体的な流れは以下の通りとなりました。
- ガラス破損後、補強を行い見積りを貰う
- 見積もりの詳細を確認依頼(以降メール)
- 並行して同業者に見積もり依頼
- ガラスの金額差異を指摘
- 作業費用の金額差異を指摘
- 当日の清掃もこちらで実施を提案
- 平日の交換でも良いと提案
- 最終金額55,000円で決着
⑥の清掃と、⑦の平日交換は私達から提案しましたが、最終的な金額の条件には含まれていませんでした。
最後に
今回はガラス破損、見積もり、交換までの実体験を元に、保険利用やお得なガラス交換方法についてまとめてみました。
私達もこれまでは不動産にかかる費用はよく分からないからと目をつむりがちでした。
しかし、よく分からないからとりあえず支払っておく事ほど愚かな事は有りません。
自分達の大切なお金だからこそ、支払う時には一度立ち止まってその価値を理解すべきです。
納得できないなら、納得できるまで対応する。
今回の体験を通して、不動産に対してもしっかりと向き合う大切さを実感しました。
住居に関わる費用はこれからもずっと付き合っていく大切な費用なので、1つ1つに向き合うことが大切ですね。
賃貸でガラスを割ってしまった方、修繕に保険が利用できるか知りたい方、お得にガラスを交換する方法を知りたい方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。