家計見直し

【家計見直し】がん保険を解約した理由。4人家族、30代夫婦の考え方を紹介

がん保険を解約した理由とは?4人家族30代夫婦の考え方を紹介

こんにちわ、ももたまです。

家計見直しの中で、誰もが一度は考えて、パートナーと悩むことも多いのが固定費でもある保険です。

今回はその中でも、がん保険について考えてみましょう。

私達も結婚をきっかけに保険を考え、夫婦で5年以上もがん保険に加入し続けていました

そして、がん保険の解約について半年以上夫婦で話し合いをして、2020年1月に解約することになりました。

そこで今回は、2人の子供を育てる30代の夫婦が、なぜがん保険を解約することを決めたのか?

実際に解約を行うまでに調べたこと、考えたことを解約を決めた理由と一緒にまとめてみました。

たま
たま
がん保険を考えるキッカケになれば嬉しいです

まずは、私達が実際に契約していたがん保険の内容をみてみましょう。

実際に契約をしていたがん保険の内容とは?

私達が実際に夫婦で加入していたがん保険の内容がこちらです。

内容
保険料 年払い:約2万円/人
がん初回診断一時金 100万円
がん診断給付金 100万円
上皮内がん特約 あり(上皮内がんでも支払い対象)
保険料払込免除 あり(がんと診断された場合など)

ちなみに、私達の担当ファイナンシャルプランナー(以下、FP)の方に聞いたところ、とても良いがん保険だそうです。

理由は上皮内がん特約、保険料払込免除、一時金もついているのにも関わらず掛け金が少ないから。

私達も実際その通りだと思い込み、加入してから解約を考えるまで、一度もがんについて調べたことがありませんでした

もも
もも
がんの保険なのに、がんについて全然知らなかったという
たま
たま
盲目的に保険に入れば安心と本当に思っていましたね

家計見直しの中で、本当にがん保険は必要なのかを考え始めてから、がんについて調べるようになりました。

そこで次に私達が学んだ、がんになる確率(罹患率)治療費先進医療についてみてみましょう。

がんになる確率(罹患率)、治療費、先進医療

30代の私達における、がんになる確率(罹患率)は?

私達も当時、担当のFPから『がんは2人に1人がなる時代』と言われてがん保険を契約したことを覚えています。

そこで、国立がん研究センターの最新がん統計で公開されている、現在の年齢別に、がんになる確率をみてみました。

10年後 20年後 30年後 40年後 50年後 60年後
20代
カッコ内は女性
0.3%
(0.4%)
0.9%
(2%)
2%
(5%)
7%
(11%)
21%
(19%)
41%
(30%)
30代
カッコ内は女性
0.6%
(1%)
2%
(5%)
7%
(11%)
21%
(19%)
41%
(29%)
40代
カッコ内は女性
2%
(4%)
7%
(9%)
20%
(18%)
41%
(29%)

30代の私達であれば、20年後までにがんになる確率は男性で2%女性で5%ということです。

たま
たま
2人に1人という感覚からすると、だいぶ離れていますね

そして50年後の80歳代になると、確かにがんになる確率はぐっと上がることも分かります。

では次に、がんになった場合にかかる治療費は一体どれくらいになるのかを調べてみました。

がんの治療費は、治療法だけでなくフェーズによっても違う

がんの治療費はがんの部位、治療方法、フェーズによって変わってくるため、今回は代表的な胃がん、乳がんを取り上げます。

胃がん、乳がんを取り上げたのは、画像のがん統計によると、男性1位が胃がん、女性1位が乳がんだからです。

なお、がんの治療費の概要は『がん治療費.com』で誰でも簡単に調べることができますよ。

もも
もも
さっそく、男性1位の胃がんの治療費を見てみましょう
1年目 2年目以降
早期胃がん
内視鏡治療
治療費総額
(保険適用前の費用)
治療・入院の費用 26万円:内視鏡治療入院(5日)
定期通院の費用 年3回
135万円/年
半年に1回
9万円/年
自己負担額(一般世帯、70歳未満) 8万円(治療・通院)
4万円(定期検査)
合計12万円
3万円(定期検査)
早期胃がん
腹腔鏡手術
治療費総額
(保険適用前の費用)
治療・入院の費用 120万円:腹腔鏡手術入院(10日)
定期通院の費用 年2回
3万円/年
半年に1回
9万円/年
自己負担額(一般世帯、70歳未満) 9万円(治療・通院)
2万円(定期検査)
合計11万円
3万円(定期検査)
胃がん
定形手術
術後再発予防
抗がん剤治療
治療費総額
(保険適用前の費用)
治療・入院の費用 127万円:定形手術入院(17日)
92万円:再発予防抗ガン剤費用
定期通院の費用 年3回
17万円/年
半年に1回
15万円/年
自己負担額(一般世帯、70歳未満) 10万円(治療・通院)
28万円(抗がん剤)
5万円(定期検査)
合計43万円
5万円(定期検査)

胃がんの場合、早期発見された場合は自己負担金額が10万円ですが、進行した後では43万円まで上がっていることが分かります。

また、がん治療は1年目だけでなく、2年目以降も継続してかかるということも重要ですね。

たま
たま
次は、女性1位の乳がんの治療費です
1年目 2年目以降
早期乳がん
乳房温存手術
術後再発予防抗がん剤
放射線治療
ホルモン療法
(トラスツズマブ未使用)
治療費総額
(保険適用前の費用)
治療・入院の費用 68万円:温存手術入院(7日)
98万円/年:再発予防抗がん剤費用
33万円/年:放射線治療費用
定期通院の費用 再発予防ホルモン治療
15万円/年
再発予防ホルモン治療
57万円/2年目
49万円/3年目
25万円/4,5年目
自己負担額(一般世帯、70歳未満) 9万円(治療・入院)
39万円/年(抗+放)
5万円/年(ホルモン療法)
合計53万円
17万円/2年目(ホルモン療法)
15万円/3年目(ホルモン療法)
7万円/4,5年目(ホルモン療法)
早期乳がん
乳房温存手術
術後再発予防抗がん剤
放射線治療
ホルモン療法
(トラスツズマブ使用)
治療費総額
(保険適用前の費用)
治療・入院の費用 68万円:温存手術入院(7日)
236万円/年:再発予防抗がん剤費用
33万円/年:放射線治療費用
153万円/年:再発予防抗がん剤費用
定期通院の費用 再発予防ホルモン治療
20万円/年
34万円/2年目(ホルモン療法)
15万円/3年目(ホルモン療法)
7万円/4,5年目(ホルモン療法)
自己負担額(一般世帯、70歳未満) 9万円(治療・通院)
55万円(抗+放+ホ)
合計64万円
34万円/2年目(抗+ホルモン療法)
15万円/3年目(ホルモン療法)
7万円/4,5年目(ホルモン療法)
進行乳がん
手術前薬物療法
手術
術後再発予防抗がん剤
放射線治療
ホルモン療法
(トラスツズマブ使用)
治療費総額
(保険適用前の費用)
治療・入院の費用 166万円:手術前薬物療法費用
80万円:切除手術(7日)
68万円/年:再発予防抗がん剤費用
33万円/年:放射線治療費用
136万円/年:再発予防抗がん剤費用
定期通院の費用 再発予防ホルモン治療
15万円/年
56万円/2年目(ホルモン療法)
49万円/3年目(ホルモン療法)
25万円/4,5年目(ホルモン療法)
自己負担額(一般世帯、70歳未満) 34万円(抗)
4万円(手)
21万円(抗+放+ホ)
合計61万円
35万円/2年目(抗+ホルモン療法)
15万円/3年目(ホルモン療法)
7万円/4,5年目(ホルモン療法)

乳がんの場合、発見時期によっての自己負担金額のは胃がんに比べて小さいことが分かります。

ただ、乳がんの場合は進行すれば乳房を摘出しなければならないこともあり、女性にとっては金額以上に精神的な負担も大きいです。

なお、どちらの治療費に関しても入院時の食事代や、差額ベット代については含まれていないことも重要

そして、がん保険の治療費でもう一つ考えておきたいのが、先進医療にかかる費用です。

もも
もも
特約として付けておくと良いと言われますよね

そこで次は、先進医療の実績を見てみましょう。

がん患者のうち、実際に先進医療を利用している人の割合

がんの治療における先進医療には陽子線治療重粒子線治療を含めた4つが体表的です。

そこで、令和元年6月30日時点における実施件数を調べてみました。(参考:第81回先進医療会議資料より)

年間実施件数(件)
陽子線治療 1,295
重粒子線治療 720
抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査 201
樹状細胞及び腫瘍抗原ペプチドを用いたがんワクチン療法 4
合計 2,220

国立がん研究センターの2019年のがん統計予想によると、2019年のがん患者は約101万人と予想されているので、実施率はわずか0.2%

たま
たま
正直、かなりの人達が利用していると思っていました

また、2018年4月には前立腺がんなど一部のがんにおいて、陽子線治療、重粒子線治療が保険診療となりました。

保険診療となれば、後述の高額療養費制度の対象ともなり自己負担は10万円程度まで抑えることも可能です。

胃がん、乳がんは対象ではありませんが、医療技術制度年々変わっていくことを実感しますね。

さて、がんになる確率(罹患率)、治療費、先進医療について見てきましたが、簡単にまとめてみましょう。

がんに関するまとめ
  • 30代でがんになる確率は10年後でも1%以下
  • がんの治療費は早期発見によっておさえられる
  • 自己負担金額に、食事代や差額ベット代が別途必要
  • 先進医療の実施率は、がん患者全体の0.2%

調べれば調べるほど、がんの保険に入っていた私達は、がんについてほとんど知らなかったということを実感しました。

もも
もも
本当に、良く分からないまま加入していたのです
たま
たま
だからこそ、知識の大切さも合わせて実感しましたね

さて、がんについて分かったところで、次は高額療養費制度をはじめとした、医療制度について見ていきましょう。

がん保険の必要性を考える上で、私達が利用できる制度をしっかり理解しておくことは大切ですからね。

がんの治療費に関する保険・制度

高額療養費制度、健康保険組合の付加給付

保険診療の自己負担が高額になった時に、私達が支払う金額の上限を定めている制度が高額療養費制度です。

金額は標準報酬月額によって変わりますが、年収が約370~770万円くらいなら月100万円の医療費が月9万円程度までおさえられます。

さらに会社員の場合は、加入している健康保険組合によっては付加給付があり、画像の東京ガス健康保険組合の場合、なんと2万5千円になります。

なお、高額療養費、健康保険組合の付加給付については別記事にまとめてあるので、参考にしてみてください。

【家計見直し】会社員必見!高額療養費制度と健康保険組合付加給付で医療費削減!
【家計見直し】会社員必見!高額療養費制度と健康保険組合付加給付で医療費削減!病気や怪我で医療費が高額になったときは、高額療養費制度、健康保険組合独自の付加給付を利用しよう。グループ会社や中小企業でも付加給付を受けられる可能性は十分ある。...

ちなみに、私達が加入してる健康保険組合にも付加給付があり、自分達の上限は約3万円と分かりました。

自己負担金額が年間10万円を超えたら医療費控除

医療費控除の図解

がんの治療費は高額療養費制度を活用しても、自己負担金額が大きくなりやすいです。

自己負担金額が1年間で10万円を超えると、確定申告によって医療費控除を受けることができます。

医療費控除は、図で示したようにあくまで課税所得を減らすだけなので、大きな金額が還付されるわけではありません。

たま
たま
課税所得が300万円だと3万円くらいが目安です

それでも私達は賃貸に住んでいるため住宅ローン控除もなく、医療費控除によって控除が増やせることは嬉しいです。

さて、がん・各種制度についてみてきましたが、最後に私達が実際に解約を決めるまでの考え方をまとめました。

実際に夫婦でがん保険を解約するまでの道のり

私達ががん保険を解約するまでにかけた時間は約半年で、夫婦で1歩ずつ進めてきました。具体的には

  1. 今のがん保険の契約内容を知る
  2. がんの罹患率、治療費、先進医療について調べる
  3. 高額療養費制度など、健康保険・制度について調べる
  4. 数字と感情を分けて、がん保険の必要性を考える

1~3については、私達ががんについて学んだこととしてまとめてきました。

そこで、最後に数字と感情を分けて、がん保険の必要性を考えることについて見ていきましょう。

もも
もも
実際、1番時間をかけたところでもありますね

数字上は、加入してから早くがんになればなるほど得をする

がん保険の支払い金額推移

画像はがん保険に加入し、夫婦で年間4万円のがん保険に加入し続けた場合の積立金額の推移です。

私達の契約は、がんと診断されると一時金を含めて200万円受け取ることができるものでした。

つまり、50年後までに夫婦のどちらかが早くがんになればなるほど得をすることになります。

50年後といえば80代なので、夫婦のどちらかががんになっている可能性は今に比べれば高くなっています。

逆に50年後にがんになると損となるので、時間が経つにつれてリターンが悪くなる積立投資をしていることになります。

たま
たま
何もしなくてもリターンが確実に減っていく投資ですね

感情では毎日を笑顔で過ごしたい気持ちとの差がストレス

がん保険に対する感情との差

私達は家計見直しを通して倹約を意識し、今と未来を楽しむために行動しています。

その上で、がん保険は2つの意味で夫婦にとって大きなストレスでした。

  1. がん保険は固定費であり、金額も年4万と大きい
  2. 未来のための投資でもなく、早くがんになれば得という負のギャンブル

私達は夫婦でいつまでも手をつないでいようと決めていますが、それには笑顔健康必要不可欠です。

私達は早くがんになることを望んでいないですし、それよりも食事、運動など夫婦で健康でいられることにお金を使いたい。

そして、定期検診などを通してがんの早期発見で治療費を抑えることで、家計への負担も小さくすることもできます。

もも
もも
がん保険に入っていても、がんが治るわけではないです

そして、がんになった時の治療費は、がん保険ではなく、自分達で積立していくことが良いと結論づけました。

50年後の80代となった私達は、きっとどちらかががんになっているかもしません。

その時までに積み上げた資産からの収入で、食事代、差額ベット代を支払うこともできますからね。

たま
たま
これが私達が自分達で考えて、出した結論です

まとめ:不安、リスクを知り、自分達で考える

今回は家計見直しの中で、誰もが一度は悩むがん保険について、私達が学んだ内容と解約を決めた理由をまとめました。

大切なことは、解約をすれば良いということではなく、がんについて知り自分の価値観で判断することです。

2人に1人はがんになる、保障内容も充実して掛け金も安いから良い保険、という第三者からの情報だけを鵜呑みにしない。

その上で、自分、パートナー、家族と話し合って、最終的に自分達がどうするのかを決める。

この方法では確かに時間がかかりますが、がん保険に限らず自分、パートナー、家族の価値観をすり合わせる、とても素敵な経験になります。

もも
もも
もちろん、ぶつかることもありますけどね

実際、私達もすぐに解約ができたわけではなく、約半年かけて最終的な解約という結論を出しました。

すぐに解約をして固定費が抑えることも大切ですが、家族で価値観をすり合わせることは今後の家計見直しにも大きな支えになります。

だからこそ、慌てず、納得行くまで考えること、話し合うことをコツコツ進めてみてください。

たま
たま
そして結論がでたら、後は行動するだけですね
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