- 家計見直しで保険の解約を考えている
- 保険を解約した理由が知りたい
- 保険を解約した体験談を知りたい
こんにちは、ももたまです。
家計見直しの基本は固定費の削減であり、最初に取り組むべきは不要な保険の解約です。
実際、私達も以前までは以下の保険に加入しており、年間の支払総額は約71.5万円でした。
保険 | 年額 | 加入時の目的 |
---|---|---|
掛け捨て生命保険 | 約1万円 | 子供が小さい間の保障を手厚くするため |
貯蓄型生命保険 | 約17万円 | 老後資金のため |
学資保険 | 約37万円 | 子供の学費のため |
医療保険 | 約5万円 | 周りが入っていて、なんとなく不安だから |
がん保険 | 約4万円 | 2人に1人はがんになると言われたから |
自動車保険 | 約7万円 | 交通事故にあった時のため |
火災保険 | 約0.5万円 | 万が一火災などの事故にあった時のため |
(合計) | 約71.5万円 |
そんな私達も多くの保険を解約し、現在は本当に必要な以下の3つの保険(約10万円)だけを契約しています。
①掛け捨て生命保険
- 会社の団体割引を活用して安く抑える
②自動車保険
- 安くする3つのポイントを抑える
- 詳細はコチラの記事(体験談)にまとめました。
③火災保険
- 子育て世帯に必要な保障をしっかりカバー
- 詳細はコチラの記事(体験談)にまとめました。
ただ、一言で保険を解約すると言っても簡単に進められることではありません。
実際に私達も約1年ほどかけて夫婦で話し合いながら、少しずつ解約を進めてきました。
そこで今回は、私達が実際に解約した4つの保険に関する「解約体験談」をまとめました。
- 貯蓄型生命保険
- 学資保険
- 医療保険
- がん保険
目次
「老後のための貯蓄型生命保険」の解約体験談
私達は老後のために、低解約返戻金型終身保険という貯蓄型生命保険に加入していました。
貯蓄型生命保険の多くは、途中解約をすると損をすることがあり、私達の契約も同じ状況でした。
誰もが最初は損をしたくないと考えるので、多くの人が貯蓄型生命保険の解約を悩みます。
ですが、私達は以下の6つの理由から解約を決めました。
- 保険による運用利回りは決して高くない
- インフレリスクに対応することができない
- 多額のお金が長期にわたって拘束される
- 支払い続ける固定費が大きなストレスだった
- 保険会社に「絶対の保証」はない
- 自分達が目指す「人生の目的」に合わない
事実として、「これまで支払った保険料 – 返戻金」を計算すると、約50万円以上も損をしました。
ですが、私達はこの一時的な損失以上の「保険リスク」を手放すことができました。
さらに老後資金に向けた資産運用を始めることができ、老後の不安も大きく減らすことができたのです。
私達が解約した6つの理由の詳細、さらには具体的な老後資金対策について、ぜひ下記の記事を参考にしてみてください。

「学費のための学資保険」の解約体験談
子供が生まれると、誰もが一度は考えることが学費についてです。
親なら誰もが「子供の選択を経済的な理由で諦めさせたくない」と考えるでしょう。
学資保険を契約する、もしくは契約した目的は、以下のいずれかではないでしょうか?
- 貯める目的:確実に学費を貯めておきたい
- 増やす目的:銀行に預けるより増やしたい
貯める目的
- 理由①:保険には倒産・元本割れのリスクがある
- 理由②:お金が必要な時に使えない
増やす目的
- 理由③:学資保険の運用利回りは低い
- 理由④:インフレリスクに対応できない
特に理由④のインフレリスクは、学費において大きな影響があるとデータからも分かっています。
各理由の詳細だけでなく、私達が実践している、おすすめの教育資金準備法についても下記の記事にまとめました。

「漠然とした不安で加入した医療保険」の解約体験談
結婚や出産をキッカケに、保険を見直した人も多くいるのではないでしょうか?
私達も結婚時の見直しで医療保険に加入し、出産の時に保険を利用した経験があります。
でも、たった1度利用してから約5年以上も利用することはなく、毎年約5万円を払い続けていました。
そこで改めて「私達にとっての医療保険の目的とは何か?」を考えました。
- 病気やケガをした時に「得」をするため?
- 病気やケガをした時でも「安心」だから?
それと同時に、サラリーマン世帯である私達が加入している「健康保険の制度」についても振り返りました。
- 高額療養費制度
- 健康保険組合独自の付加給付
- 傷病手当金
- 休業補償給付
周りが加入しているから、漠然とした不安があるから、そんな気持ちで加入した医療保険。
私達が不要だと結論づけて解約した具体的な理由、そして、万が一病気やケガとなった時の考え方を記事にまとめました。

「無知のまま加入したがん保険」の解約体験談
では「がん」という病気について、どれだけ調べたことがあるでしょうか?
- 実際にガンになる確率(罹患率)は?
- ガンになった場合の治療費はいくら?
- 先進医療の内容や実施率は?
- がん保険の支払いトラブル事例とは?
正直な話、私達は実際に保険を解約しようと動くまで、がんについて調べたことはありませんでした。
さらに言えば、深く考えず「早くガンになった方が得なんだよな…」なんて考えも持っていました。
私達は決してガンにならないから「がん保険」が不要だと考えているわけではありません。
むしろ逆で、老後はガンになる可能性が高いからこそ「がん保険」が不要だと考えているのです。
なぜなら、ガンに対する治療に必要なお金は保険でなく、資産によって支えるべきだからです。
私達が「がん保険」を解約するまでの約半年間のあゆみについては、下記の記事にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ:本当に必要な保険を知り固定費を下げる
今回は私達が解約をした4つの保険に関する、「解約体験談」をまとめました。
- 貯蓄型生命保険→解約!
- 学資保険→解約!
- 医療保険→解約!
- がん保険→解約!
その結果、年間で約60万円という固定費が減り、米国ETF投資を中心とした資産運用も本格的に進めています。
2019年における年間分配金は約3万円、2020年は6月だけで約1.3万円を受け取りました。

老後、学資、病気、ケガを支えるのは保険ではなく、公的医療保険と資産、そして何よりも私達の健康です。
だからこそ本来は保険ではなく、以下のようなことにお金を支払うべきなのです。
- 資産運用(例:米国ETF投資)
- 食生活の改善(例:食費を少しUP)
- 生活改善(例:残業などを減らす)
みなさんも保険を契約しているなら、本当に大切なお金を支払ってまで必要なものなのか?ぜひ考えてみてください。