- 米国ETF投資に取り組んでいる、考えている方
- 実際に米国ETF投資で投資している人の銘柄を知りたい
こんにちは、ももたまです。
私達は2019年3月から米国ETFによるインデックス投資に取り組んでいます。

米国ETFの運用本数は約2,000本と多く、どの銘柄に投資したら良いのか迷うことも多いでしょう。
また、投資は自己責任の世界と言われていますが、「なぜその銘柄を選ぶのか?」という理由は私達も気になっていました。
そこで、今回は以下の2つについてまとめました。
- 私達が保有している銘柄と投資する理由
- 過去に保有していた銘柄と売却した理由
米国ETFの種類は本当に多いので、みなさんの目的にあった銘柄にきっと出会えます。
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目次
投資・保有している銘柄と選んだ理由について
VT:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF
(2020年7月31日時点) | 内容 |
---|---|
運用会社 | バンガード(Vanguard)社 |
投資対象 | 株式 |
投資対象国 | 全世界(約47ヵ国) |
ファンド純資産総額 | 約1.4兆円 |
銘柄構成数 | 約8,000銘柄 |
経費率 | 0.08% |
分配金利回り | 1.98 % |
VTは、全世界の株式銘柄に分散投資しているETFで、時価総額加重平均を採用しています。
つまり、「時価総額が高い企業=伸びている企業」の保有割合を増やすようにリバランス(銘柄調整)を行うということです。
それでも保有銘柄の割合は、割合が1番多い銘柄でも「わずか3%程度」と幅広く分散されていることが分かります。
2020年8月現在は米国市場がとても強いですが、30年後は中国・南米が伸びている可能性もあります。
その場合でも、VTは国を超えたリバランスを自動的に行ってくれます。
選んだ理由
世界中の株式を対象にリバランスを行いながらインデックス投資ができる銘柄であるため
VTに関する詳しい内容(特徴、過去の暴落データ、おすすめの買付タイミング)は、以下の記事を参考にしてみてください。

VYM:バンガード米国高配当株ETF
(2020年7月31日時点) | 内容 |
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運用会社 | バンガード(Vanguard)社 |
投資対象 | 株式 |
投資対象国 | 米国 |
ファンド純資産総額 | 約2.7兆円 |
銘柄構成数 | 426 |
経費率 | 0.06% |
分配金利回り | 3.55 % |
VYMは、米国市場における配当利回りの高い株式銘柄に投資するETFです。
高配当ETFとも呼ばれていますが、他の高配当ETFに比べて構成銘柄数は約400銘柄以上と、しっかり分散投資しています。
そのため、インカムゲイン(分配金)だけでなく、キャピタルゲイン(値上がり益)も狙える銘柄と言えるでしょう。
一般的に高配当ETFは分配金利回りが高くなったタイミング(暴落時など)に、一括投資がおすすめです。
ですが、キャピタルゲインを望めるVYMは、積立投資にも向いていると言えるのです。
選んだ理由
VTと同じで積立投資に向いた銘柄であり、インデックス投資を支える分配金も受け取れるため
なお、私達が「分配金はインデックス投資を支える」と考える理由については、私達が米国ETF投資を選んだ理由を参考にしてください。
VYMに関する詳しい内容(特徴、過去の暴落データ、おすすめの買付タイミング)は、以下の記事を参考にしてみてください。

LQD:iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF
(2020年7月31日時点) | 内容 |
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運用会社 | ブラックロック(BlackRock)社 |
投資対象 | 債券(社債) |
投資対象国 | 米国 |
ファンド純資産総額 | 約5.9兆円 |
銘柄構成数 | 2,324 |
経費率 | 0.14% |
分配金利回り | 2.92% |
LQDは、米国市場における幅広い投資適格社債に投資するETFです。
社債は債権の一種で、株式に比べると相対的にリスクが低いと言えるでしょう。
また、投資適格社債は社債の中でも「格付け」(信頼性)が高い社債を意味します。
分配金利回りは約3%と高配当ETFとも呼べ、分配金を毎月受け取れることも魅力の1つです。
ただし、キャピタルゲイン(値上がり益)を狙う銘柄ではないため、暴落時など利回りが高くなった時が買付タイミングです。
選んだ理由
債権を投資対象としており、毎月分配型の高配当ETFという特徴も合わせ持っているため
投資対象を株式に集中させるのか、債権を組み込むのかは、自分のリスク許容度から考えましょう。
LQDに関する詳しい内容(特徴、過去の暴落データ、おすすめの買付タイミング)は、以下の記事を参考にしてみてください。

IYR:iシェアーズ 米国不動産 ETF
(2020年7月31日時点) | 内容 |
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運用会社 | ブラックロック(BlackRock)社 |
投資対象 | 不動産(REIT) |
投資対象国 | 米国 |
ファンド純資産総額 | 約0.35兆円 |
銘柄構成数 | 114 |
経費率 | 0.42% |
分配金利回り | 3.33% |
IYRは、米国市場の不動産投資信託(REIT)に投資をするETFです。
不動産投資信託(REIT)は投資家から集めたお金を使って、不動産投資を行う投資商品です。
大きな金額が必要な不動産投資も、IYRを活用すれば少額からでも行えることは魅力と言えるでしょう。
米国は人口も増え続けていることからも、米国不動産市場は今後も魅力的だと考えています。
だからこそ、日本にいながらIYRを通して幅広く米国不動産投資に挑戦することができます。
選んだ理由
日本からは投資できない米国REITに投資ができ、資産の一部として不動産を持ち合わせたいため
株式・債権・不動産など、自分の資産配分(アセットアロケーション)を決めて投資を進めていきましょう。
IYRに関する詳しい内容(特徴、過去の暴落データ、おすすめの買付タイミング)は、以下の記事を参考にしてみてください。

私達が過去に投資・保有していた銘柄一覧
VTI:バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
VTIは、米国市場ほぼ全ての株式銘柄に投資するETFです。
GAFAMを筆頭に経済成長を続けている米国市場において、幅広い銘柄への分散投資ができます。
米国だけに集中投資をするのであれば、VTIに投資するだけで銘柄の分散性は十分でしょう。
VOO:バンガードS&P500ETF
VOOは、米国市場における主要業種の代表500株式銘柄に投資するETFです。
S&P500はとても有名な指数で、米国株式市場のパフォーマンスを表すベンチマークとして利用されています。
VTIと比べて銘柄数は500と減っていますが、主要業種を網羅しているため米国の経済成長を享受するには十分でしょう。
HDV:iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF
HDVは、米国市場の厳選された高い配当利回りの株式銘柄に投資するETFです。
構成銘柄数がVYMの約400銘柄に比べると、約70銘柄とかなり少ないことが分かります。
そのため、分散性が低く積立投資ではなく高利回りとなったタイミングでの一括投資が適切でしょう。
IFGL:iシェアーズ 先進国(除く米国)不動産 ETF
IFGLは、米国市場以外の先進国における不動産会社、および不動産投資信託(REIT)に投資するETFです。
日本企業も投資対象に含まれており、保有割合が約25%以上と高いことも特徴の1つです。
IYRと組み合わせることで、全先進国に対して不動産投資ができると言えるでしょう。
まとめ:4つの銘柄で株式、債券、不動産へ投資
私達が投資している米国ETFは全部で4銘柄、そのうち2銘柄を毎月積立しています。
①VT:全世界株式(毎月積立)
- インデックス投資の主軸
- 国を超えてリバランスができる魅力
②VYM:米国高配当株式(毎月積立)
- インデックス投資と相性が良い
- インカム(分配金)、キャピタル(値上がり益)を狙える
③LQD:米国高配当債権(一括買付)
- 信頼度の高い社債にのみ投資を行う
- 債権と高配当の特性をあわせ持つ面白い銘柄
④IYR:米国高配当不動産(一括買付)
- 日本から買付できない米国REITへ分散投資
- 米国の不動産市場は今後も魅力的
米国ETF投資にはカンタンに幅広い分散投資ができ、分配金も受け取れるといった魅力が多くあります。
投資信託でも似たような投資は実現できますが、私達は米国ETF投資を選びました。

みなさんが実際に米国ETF投資を始める時、約2,000を超える銘柄から投資対象を選ぶことを難しく感じるかもしれません。
ですが、どの銘柄を選ぶべきか?は自分が投資をする目的によって変わってきます。
- 総資産○万円なのか、資産収入○万円なのか?
- いつまでにいくら必要で、それはなぜか?
- そのために今と未来で何をしなければならないのか?
投資の目的を明確にするためにも、まずは自分の価値観を明確にすることから始めていきましょう。

そして、投資の目的が明確になったら、投資の知識と経験を並行して身につけていくことをおすすめします。
- 投資の知識:初心者向けの本を読み始める
- 投資の経験:実際に少額から始める
初心者向けの本に関しては、私達が実際に読んだおすすめの書籍を、下記の記事にまとめました。

そして知識を得ながら、並行して少額からでも投資を始めてみましょう。
実際に経験をすることで、「外貨、分配金、税金など」学べることが本当に多く、無駄になりません。
VTへ投資をするだけで経験できることの一部
- 円から米ドルを買付する
- 年4回、分配金を受け取る
- 税金が源泉徴収される
銘柄選びは自分達の大切なお金を「資産」として育てていく、人生のパートナー選びとも言えます。
だからこそ、誰かの意見に左右されるのではなく、自分達の目的に合わせて選んでいきましょう。
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