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【米国ETF投資】IYRの特徴まとめ。少額で幅広い米国不動産投資ができる高配当銘柄!

【米国ETF投資】IYRの特徴まとめ。少額で幅広い米国不動産投資ができる高配当銘柄!

こんにちわ、ももたまです。

私達は米国ETFへの長期的な積立投資を毎月コツコツと行っています。

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この中で私達は、iシェアーズ 米国不動産 ETF(IYR)に投資をしています。

たま
たま
簡単に言えば米国REIT詰め合わせパックです。笑

今回は私達が実際に投資しているIYRの特徴、市場価格・分配金の推移、そして私達の買付タイミングをまとめました。

まずはIYRを知るために必要な、リート(REIT)についてみていきましょう。

リート(REIT)とは何か?

投資法人(REIT)の図解

リート(以下、REIT)はReal Estate Investment Trustのことであり、簡単に言えば、不動産の投資信託のことです。

実際には不動産の保有や運用を行う投資法人を通して、画像のように投資を行うことになります。

そして、投資法人が不動産の売買・賃貸による利益を上げると、投資をした人達に分配をするという仕組みです。

REITによって、普通なら何千万円以上ものお金が必要な不動産投資も、少額から行うことができます。

そして扱う金額も大きくなるので、複数の不動産に分散投資もできることになります。

また、REITごとに投資対象の不動産の種類には違いがあります。

もも
もも
例えば、工業用、店舗用、住宅用不動産などですね
IYRのイメージ図

IYRは画像のように複数の米国REITに投資を行っているETFで、投資対象のREITは100を超えています。

REITだけでも不動産の分散投資が行えますが、IYRはさらに幅広い種類の不動産にわずか97ドル(約1万円)で投資ができるのです。

たま
たま
簡単に分散投資ができるのがETFの魅力ですね

では、IYRが実際にどんな米国REITに投資をしているのか見ていきましょう。

IYRの保有銘柄、ファンドの純資産総額、経費率

IYRの保有銘柄には日本から購入できない銘柄もある

2020年2月14日時点の、IYRの保有銘柄と割合をまとめたのがこちらです。

ティッカー 構成銘柄 保有割合
AMT AMERICAN TOWER REIT CORP 7.96%
CCI CROWN CASTLE INTERNATIONAL REIT CO 4.72%
PLD PROLOGIS REIT INC 4.24%
EQIX EQUINIX REIT INC 3.87%
SPG SIMON PROPERTY GROUP REIT INC 3.79%
PSA PUBLIC STORAGE REIT 2.97%
WELL WELLTOWER INC 2.88%
EQR EQUITY RESIDENTIAL REIT 2.38%
AVB AVALONBAY COMMUNITIES REIT INC 2.36%
SBAC SBA COMMUNICATIONS REIT CORP CLASS 2.30%

米国REITの会社なので馴染みのない会社ばかりですが、例えば、AMTは通信インフラに投資をしているREITです。

また、WELL日本から買付することができないということも重要になります。

もも
もも
AMTもSBI証券では取り扱いがありません

IYRを活用することで日本では制限のかかる米国REITに対しても、投資ができるというのは大きな魅力です。

それに米国REITを個別で買付する場合、個別株同様に銘柄・企業分析は必須になってきます。

投資に対して、強い興味とたくさんの時間をかけることができない私達にとって、IYRの魅力は大きいですね。

では次に、IYRのファンドの純資産総額について見ていきましょう。

ファンドの純資産総額は0.4兆円と想像よりも少ない

私達が投資をしている他の銘柄の純資産総額と比較すると少ないことが分かります。

ティッカー 純資産総額
VT 約1.2兆円
VYM 約2.6兆円
LQD 約3.9兆円
IYR 約0.5兆円

約0.5兆円という数字は決して少ない額ではなく、日本の投資信託の上位10位に入る規模感です。

ただ、米国という日本とは比較にならないほど大きな市場に比べれば金額は少ないと言えますね。

次に経費率についてもみていきましょう。

経費率も0.42%と、他の銘柄に比べると少し高め

私達が投資をしている他の銘柄の経費率と比較したものがこちらです。

ティッカー 経費率
VT 0.09%
VYM 0.06%
LQD 0.15%
IYR 0.42%

一般的にREITは経費率が高く、経費率が安いことで有名なバンガード社の不動産ETF(VNQ)も0.12%です。

たま
たま
VNQも魅力的ですが、SBI証券では取り扱いがないのです

米国REITに幅広く投資ができ、経費率も1%以下というIYRは十分魅力的と言えます。

さて、IYRの特徴について分かったところで、次は市場価格、分配金、分配金利回りの推移をみていきましょう。

IYRの市場価格、分配金、分配金利回り

市場価格はリーマンショック時には70%以上も下落

画像はIYRの市場価格推移ですが、2007年~2009年頃に大きく下落しており、これはリーマンショックの時期です。

リーマンショックではサブプライム住宅ローン危機といった、住宅関連の金融危機も大きく問題となりました。

それに合わせて、不動産投資を行うIYRの市場価格も大きく暴落したということです。

そこでリーマンショックの暴落時、そこからの回復に関してまとめてみました。

詳細
暴落前の最高値 92.52ドル(2007年2月9日)
暴落後の最安値 22.21ドル(2009年3月6日)
暴落の期間 2年25日間(756日間)
騰落率 -76.00%
市場価格が回復した時期 93.68ドル(2019年9月6日)
市場価格の回復までの期間 10年6か月間(3,836日間)

市場価格は3割以下まで下落し、以前の水準に戻るには10年以上もかかったことが分かります。

仮に1,000万円投資していた場合、約2年間の暴落で240万円となり、そこから10年以上かけて1,000万円に戻ったことになります。

たま
たま
投資がリスク資産であることを、改めて実感しますね

一方、暴落後はゆっくりと右肩上がりで回復をし続けていることからも、米国の不動産市場の強さも理解できます。

2020年2月には、最高値を更新し続けていますが今後も暴落によって大きく下落する可能性もあります。

そのため、IYRは買付のタイミングがとても重要といえる銘柄と言えますね。

分配金は増配・減配を繰り返しているが利回りは右肩下がり

IYRの年間分配金、そして年末の市場価格で割った分配金利回りを算出しました。

IYRの分配金の推移

分配金もリーマンショックの時に3割ほど下落していますが、市場価格の7割下落に比べると下落も小さいです。

もも
もも
暴落時の分配金の強さがよく分かりますね

リーマンショック後は、2016年をピークに年間分配金は上下を繰り返しています。

一方で、分配金利回りは市場価格の右肩上がりの上昇にともない、下がり続けていることが分かります。

それでも利回りは3%程度と、高配当株ETFのVYMと同じくらいの利回りを維持していますね。

では最後に、私達がIYRを買付するタイミングについてみていきます。

IYRはどのタイミングで買付するのがおすすめか?

私達がIYRを買付するタイミングは2つの理由がそろった時と考えています。

IYRの買付タイミング
  1. 資産割合において不動産の割合を増やしたいとき
  2. 分配金の利回りが少なくとも4%を越えた時

私達はVT、VYMを毎月買付しているため、保有資産における株式の割合は自然と増えていくことになります。

また、現在30代でリスク許容度も比較的高い現状では、不動産の割合は10%以下で十分と考えています。

30代子育て世帯のアセットロケーション
【2019年版】30代子育て世帯が目指すアセット・アロケーションを公開子育て世帯のアセット・アロケーションは、リスク資産が全資産の内4割。その中で、株式が7割、債券2割、不動産とMMFで1割。投資先は米国を中心に全世界へ。...

また、IYRの魅力の1つである分配金の利回りも、現在は税引前3%程度と魅力的ではないです。

米国ETF投資では、分配金に対して約3割ほどの税金もかかりますからね。

たま
たま
外国税額控除の還付も実際はそれほど期待できません
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税引き前3%の利回りも、税引き後では2%台まで落ち込むことになります。

過去の市場価格の成長から、IYRを定期買付して値上がり益(キャピタルゲイン)を狙うという考えもあります。

ただ、リーマンショックの市場価格下落幅は大きく、値上がり益なら不動産よりも株式の方が過去の成長率も良いです。

これらの情報を総合的に考えて、私達は資産割合分配金利回りの条件がそろったタイミングで買い増しすべきと考えています。

まとめ:少額で米国不動産投資ができる魅力的な銘柄

今回は私達が実際に投資をしているIYR(iシェアーズ 米国不動産 ETF)の特徴についてまとめました。

IYRの特徴
  • 100を超える米国REITに投資
  • 個別買付が難しいREITを含めた分散投資
  • 資産規模は約0.5兆円と意外に少ない
  • 経費率は0.42%と少し高め
  • 市場価格は右肩上がりだが、暴落時には7割減も
  • 分配金は多少増えているが、利回りは右肩下がり

不動産投資にはどうしても大きな金額が必要ですが、IYRなら1万円程度から不動産投資を行うことができます。

リーマンショックでは大きく暴落しましたが、その後は右肩上がりを続けている力強い不動産ETF。

一方で、ファンドの総資産額の少なさ、経費率の高さは他のETFと比べると少し気になります。

アセットアロケーションにおいて、不動産は10%以下と考えていることからも、買付は下記2つの条件がそろった時に検討していきます。

  1. 資産割合において不動産の割合を増やしたいとき
  2. 分配金の利回りが少なくとも4%を越えた時
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