このページでは、私達が実際に取り組んでいる資産運用の詳細を公開しています。
私達は「40歳までにセミリタイア環境を作ること」を人生の目標の1つに掲げています。
そして目標達成に向け、「貯蓄ではなく資産を作ること」に2019年3月から本格的に取り組んでいます。

そんな私達も今では、米国ETF投資を中心に投資を楽しみ、運用金額は1,200万円を超えました。
そこで、このページでは資産運用に関する私達の取り組みについて、以下の9つをまとめました。
- 私達の毎月の資産運用・投資実績
- 私達が米国ETF投資を主軸に選んだ理由
- 投資している米国ETFの銘柄一覧
- 2023年に廃止が決定したジュニアNISAの活用
- これから投資を始めようと考えている初心者の人へ
- 投資の目的を価値観マップで明確にする
- 投資の知識を本から手に入れる
- 投資の経験を少額投資から学ぶ
- 本格的に米国ETF投資を始める3ステップ
私達の実体験を中心にまとめたので、ぜひ参考にしながら、一緒に米国ETF投資を始めていきましょう。
目次
毎月の資産運用・投資実績を公開中
2019年3月から始めた米国ETF投資、2017年から始めた企業型確定拠出年金の実績を毎月公開しています。
運用方針や、記事内で公開している情報は以下の通りです。
運用方針 | 高配当株投資(米国ETF) | 高配当株投資(日本) | ジュニアNISA | つみたてNISA | 企業型確定拠出年金 |
---|---|---|---|---|---|
投資目的 | キャッシュフローの改善 | キャッシュフローの改善 | 教育費(インフレ対応) | 老後資金 | 老後資金 |
投資対象 | VT、VYM、LQD、IYR、HDV、SPYD | 日本株 | VT | 米国株式インデックス 全世界株式インデックス | 外国債券・株式インデックス |
投資方法 | タイミング投資 | タイミング投資 | 毎月定期積立 | 毎月定期積立 | 毎月定期積立 |
運用期間 | 20年以上 | 20年以上 | 成人まで(10年以上) | 20年以上 | 20年以上 |
積立金額 | 規程なし | 規程なし | 年間160万円 | 年間80万(月約6.6万) | 年間13.2万円(月1.1万円) |
備考 | 一般NISA:2019年3月~2020年12月 特定口座:2021年1月~ | 2021年1月~ | 2020年7月~ | 2021年1月~ | マッチング拠出停止:2020年8月~ |
実際の投資実績は、以下のように毎月公開しているので、ぜひ参考にしてみてください。

また、過去の投資実績は「投資実績カテゴリー」から全て見ることができます。
私達が米国ETF投資を主軸に選んだ理由とは?
一般的に、資産運用としておすすめされるのは投資信託を活用したものです。
ですが、20年以上の長期的な資産運用、キャッシュフローの改善という面を考え、米国ETF投資が合っていると判断しました。
その理由は大きく3つあります。
- ブラックボックスと手数料が気になる
- インデックス投資を支える分配金の存在
- 税金を考えるキッカケとなる
これら3つの理由の詳細については、下記の記事にまとめたので参考にしてみてください。

実際に保有・投資している米国ETFの銘柄一覧
米国ETFの銘柄数は2,000銘柄を超えていますが、私達が現在保有・投資しているのは4銘柄のみです。
ちなみに、2021年時点で定期買付している銘柄は、ジュニアNISAを活用したVTだけです。
それぞれの銘柄や、過去に保有していた銘柄の詳細については、以下の記事を参考にしてください。

2023年に廃止が決定したジュニアNISAの活用
私達は「18歳までの払出制限」というデメリットがあるジュニアNISAを活用していませんでした。
ところが、2023年にジュニアNISAが廃止されることが決まり、払出制限も撤廃されることになりました。
2020年から始めれば、子供1人あたり80万円×4年間(合計320万円)の非課税投資枠が増えることになります。
そこで、私達はSBI証券でジュニアNISA口座を開設して米国ETF(VT)への投資を始めました。
ジュニアNISAの概要から、私達の考え方などは以下の記事を参考にしてください。

これから投資を始めようと考えている初心者の人へ
私達は2019年3月に米国ETF投資を始めましたが、実際に取り組む中で大きく3つのことが大切だと感じています。
- 投資の【目的】から【手段】を考える
- 投資に関する【知識】を身につける
- 実際に投資をして【経験】を得る
そして、これら1つ1つを完璧にしてから次に進むのではなく、同時に少しずつ進めていくことが重要なのです。
ただ、本当に初心者の場合だと具体的に何から取り組めば良いのか悩む人も多いでしょう。
実際に私達も手探りの中で始めたので、悩む気持ちはとても良くわかります。
そこで、私達が投資初心者におすすめする具体的な3つの取り組みをまとめました。
- 投資の目的:価値観マップを作成する
- 投資の知識:初心者向けの本を読み始める
- 投資の経験:実際に少額から始める
投資の目的は価値観マップを作って明確にしよう
一言で投資といっても、本当にいろいろな商品、手法、スタイルがあります。
例 | |
---|---|
商品 | 国債、社債、投資信託、金、ETF、株式、不動産、FX、先物など |
手法(例:株式) | バリュー株投資、インデックス投資、高配当株投資、優待投資など |
スタイル | デイトレード、スイングトレード、中期投資、長期投資など |
ただ、どれかの組み合わせが正解というわけではありません。
全ての組み合わせの中から、自分に合った組み合わせを見つけることが大切なのです。
そのために、投資の目的を明確にすることが必要になります。例えば、
- 資産を短期的に増やしたい
- 資産を長期的に増やしたい
- 資産からの収入(資産収入)を増やしたい
- 今の資産を有効活用したい(優待など)
そして、投資の目的が決まったら、より具体的な金額、その理由を明確にしていきます。
例えば、「資産を長期的に増やすこと」が目的なら、以下のような問いかけを自分にします。
- いつまでまでに、いくらを目指すのか?
- なぜ、その目標金額なのか?
- 目標金額を達成した後はどうするのか?
それは、投資の目的がはっきりしないと、投資の手段ばかりに目を奪われてしまうからです。
- 年利○%達成して、資産が○万円になった!
- 配当金が年間で○万円になった!
- 自動売買で月○万円稼ぐことができた!
- 銘柄Aよりも銘柄Bの方がおすすめ!
目的が違えば手段も違うはずなのに、いろいろな情報を追いかけるばかりだと、投資を続けることも、楽しむこともできません。
私達がコツコツと米国ETF投資を続けていられる理由は、自分達の投資目的が明確だからです。
そして、「自分の投資の目的がよく分からない」という人におすすめしたいのが、価値観マップの作成です。
価値観マップとは、自分達の価値観に向き合い、自分達の人生の目的を知るためのツールです。
お金は人生を楽しむために必要不可欠だからこそ、投資についても向き合うことになります。
投資の目的がはっきりとわからないのであれば、ぜひ下記の記事を参考にして価値観マップを作成してみましょう。

投資の知識は初心者向けの投資の本から学ぼう
投資の知識を手に入れるなら、投資関連の本を読むことをおすすめします。
本はネットと違って必要な情報が体系的にまとまっているため、時間をムダにすることなく学べます。
ただ、投資に関連する本はジャンルも数も多いため、初心者だと何を読めば良いのか悩むでしょう。
私達も最初に「ウォール街のランダム・ウォーカー」を読んで、理解するのが本当に大変でした。
そこで、私達が読んだおすすめの書籍から初心者向けを中心に、下記の3つのグループに分けて記事にまとめました。
- 投資、株式投資全般
- インデックス投資
- 米国株式投資、米国ETF投資

投資の経験を積むため少額からでも投資を始めよう
私達は少額からでも投資を始めることは、今後大きな金額を運用するためにも重要だと考えています。
また少額から始める場合でも、投資信託ではなく米国ETF投資をおすすめしています。
外貨、分配金、税金など学べることが多く、どんなことも決して無駄にはならない経験と言えるでしょう。
例:VTへ投資をする場合
- 外貨…円から米ドルを買付する
- 分配金…年4回、米ドルで受け取る
- 税金…売却益や分配金が課税される
まだ証券口座を解説していない人は、私達も愛用しているSBI証券での口座開設から始めましょう。

本格的に米国ETF投資を始めるための3ステップ
投資の目的が明確となり、知識・経験が身につくと、米国ETF投資に魅力を感じる人も多くなります。
そこで最後に、本格的に米国ETF投資を始めるための3ステップをまとめました。
- 自分のリスク許容度を明確にする
- アセットアロケーション(資産配分)を決める
- 手数料が安いSBI証券を活用する
ステップ①:自分のリスク許容度を明確にする
はじめに明確にしておくべきものが、自分のリスク許容度です。
リスク許容度とはカンタンに言えば、「どれくらいの損失を許容できるのか?」という度合いです。
例えば、300万円で投資をする場合、どれくらいの損失に耐えられるのかは、人によって答えが違います。
- 10万円の損失すら耐えられない
- 50万円の損失まで耐えられる
- 200万円の損失でも耐えられる
そこで、リスク許容度を決める大きな8つの要素をまとめました。
要素 | 考え方 |
---|---|
①年齢 | 年齢が若ければ若い方が、リスク許容度が高い |
②家族構成 | 独身、夫婦だけの方が、リスク許容度が高い |
③職業 | 安定した職業の方が、リスク許容度が高い |
④収入(収支) | 世帯収入(収支)の高い方が、リスク許容度が高い |
⑤働き方 | 専業主婦(主夫)より共働きの方が、リスク許容度が高い |
⑥資産額 | 資産が多い方が、リスク許容度が高い |
⑦投資の経験 | 経験が長い方が、リスク許容度が高い |
⑧個人の性格 | お金に対する執着心が低い方が、リスク許容度が高い |
もし暴落が起きた時に株価や評価額が気になって仕方がない場合、それはリスク許容度を超えているでしょう。
そして、リスク許容度を超えた投資の先には、必ず大きな損失が待ち構えています。
だからこそ、自分のリスク許容度を把握して、資金管理や投資金額を考えていきましょう。
より具体的なリスク許容度の考え方については、下記の記事にまとめたので参考にしてください。

ステップ②:アセットアロケーション(資産配分)を決める
リスク許容度が明確になったら、次はアセットアロケーション(資産配分)を決めましょう。
アセットアロケーションでは、具体的に以下のようなことを決めていきます。
- 資産の何割をリスク資産とするのか?
- リスク資産として何に投資をするのか?
- 各投資商品の割合はいくらにするのか?
例え同じ金額を投資しても、投資の目的やリスク許容度によって、アセットアロケーションは違います。
一般的に債権は株式に比べてリスクが低いため、リスク許容度が低い場合は債権の割合を増やすことも1つです。
なお、私達が目指しているアセットアロケーションは、以下のとおりです。
リスク資産割合
投資商品割合
投資地域割合(株式)
投資地域割合(債券、不動産、MMF)
アセットアロケーションに関しては、下記の記事にまとめたので参考にしてください。

ステップ③:手数料が安いSBI証券を活用する
米国ETF投資を始めるなら、為替手数料を最大2銭まで安くできるSBI証券がおすすめです。
また、手元のお金を外貨にして米国ETFを買付するまでに、為替手数料以外の手数料は一切かかりません。
SBI証券における米国ETF投資の始め方は以下の記事にまとめたので、参考にしてみてください。

まとめ:誰だって最初の一歩が怖い初心者
私達が2019年3月に初めてSBI証券で米国ETFを買付したとき、本当にこれで良いのか?とドキドキでした。
その後、いろいろな言葉を調べながら、買付も売却も経験しながら取り組み続けています。
外貨積立、分配金再投資、外貨建MMFなども、実践しながら学んできたことばかりです。
そのため、投資初心者の人にとって最初の一歩が怖いという感覚が痛いほどよく分かります。
ですが、自分が知らないことに対して、不安や恐怖を感じることは当たり前です。
だからこそ、投資の目的・知識・経験を通して、投資と自分を知ることが大切なのです。
特に、少額であっても「投資をするという経験」は、本当に多くのことを学ばせてくれます。
また、知識・経験を積み上げることで、大きな金額も運用できるようになるのだと私達は実感しています。
1人でも多くの人が投資を始めるキッカケ、そして続けるキッカケになれるように、私達も取り組みを続けながら実績などを公開していきます。
みなさんと一緒に、米国ETF投資を続けていけるように私達も頑張ります。
以上、ももたまでした!