このページでは私達の毎月の家計簿、そして家計見直しの取り組みをまとめています。
私達は特に恵まれた家庭環境で育ったわけでもなく、高学歴・高収入といった世帯でもありません。
それでも2人の子供を育てながら、2021年12月までに約4,400万円の資産を積み上げることができました。
だからこそ、どんな家庭でも家計見直しを続けていくことで、資産を増やすことができると確信しています。
また、資産を大きくする秘訣は、小さなことからコツコツと積み上げ続けていくことです。
そこで私達が実際に取り組んでいる、家計見直しに関する5つのことをまとめました。
- 私達の毎月の家計簿
- 年度別の収支、資産推移
- おすすめの家計簿(マネーフォワード ME)
- 家計見直しの取り組み:支出編
- 家計見直しの取り組み:収入編
私達は今でも家計見直しを続けているので、ぜひ一緒に取り組んでいきましょう。
目次
4人家族(小2、年長)のリアル家計簿を公開中
私達は毎月の家計簿を振り返る時、大切にしていることがあります。
収支を把握すること
家計見直しのキッカケを見つけること
そして、家計見直しのキッカケを見つけるために、私達がいつも意識していることが倹約です。
似た言葉に節約がありますが、私達は明確に区別しています。
- 節約…とにかく支出を減らす
- 倹約…無駄遣いを減らし、必要な支出を増やす
例えば、おでかけ好きな私達が娯楽費を節約すると、お金は貯まっても楽しいと感じることはないでしょう。
だからこそ、必要のない支出(無駄遣い)を減らし、心を豊かにする支出(浪費)を増やすこと、つまり倹約が重要なのです。
一方、無駄遣い・浪費の対象や金額は個人の価値観によって違います。
だからこそ、夫婦で家計簿を振り返ることで、自分達にとっての心地良い支出のバランスを見つけるのです。

また、過去の家計簿は「家計簿カテゴリー」から全て見ることができます。
なお、2019年の年間収支、内訳、毎月の家計簿については以下の記事にまとめたので、参考にしてみてください。

2021年12月時点の年度別収支・資産総額の推移
私達の収支・資産総額の推移を、以下のように年度別でまとめました。

年度 | 収入 | 支出 | 収支 | 貯蓄率 | 運用評価額 | 資産総額 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021 | 10,472,135 | 4,277,508 | 6,194,627 | 59% | 3,110,109 | 44,054,234 |
2020 | 10,660,847 | 4,767,642 | 5,893,205 | 55% | 1,396,468 | 36,145,966 |
2019 | 8,474,753 | 4,948,526 | 3,526,227 | 42% | – | 28,856,293 |
2018 | 8,002,828 | 5,773,455 | 2,229,373 | 28% | – | 24,547,132 |
2017 | 10,142,915 | 5,865,049 | 4,277,866 | 42% | – | 21,839,627 |
2016 | 10,964,347 | 6,765,913 | 4,198,434 | 38% | – | 17,522,591 |
2015 | 12,250,303 | 6,854,834 | 5,395,469 | 44% | – | 13,452,654 |
2014 | 8,186,953 | 5,446,488 | 2,740,465 | 33% | – | 8,008,709 |
2013 | 7,832,186 | 9,927,062 | -2,094,876 | -27% | – | 5,346,640 |
2012 | 11,921,369 | 8,973,103 | 2,948,266 | 25% | – | 7,328,098 |
2021年度(2021年12月時点)
- 収入:10,472,135円
- 支出:4,277,508円
- 収支:6,194,627円
- 貯蓄率:59%
- 運用評価額:3,110,109円
- 資産総額:44,054,234円
私達は2019年3月まで、資産運用を一切してきませんでした。
つまり2018年時点の資産(約2,400万円)は、全て家計見直しによって積み上げてきました。
家計見直しは「一度やったら終わり」ではなく、ずっと継続して取り組み続けるモノです。
だからこそ、パートナーや家族と一緒に取り組めることは、とても大きな支えになります。
ただ、お金の話をどうやって話し合っていくのか?と悩む人も多いでしょう。
そんな時は、ぜひ価値観マップを活用してみてください。

「自分達は何のためにお金を貯めるのか?」を言葉で明確にすることは、簡単なようで意外に難しいものです。
実際私達も、結婚当初はぶつかってばかりで、お互いに納得できたことは少なかったです。
それでも、長い人生を一緒に歩いていきたいからこそ、ぶつかることを恐れずに一緒に考え続けています。
さて、ここからは実際に私達の家計見直しのおけるポイントを紹介していきます。
家計簿はマネーフォワードMEで時短&見える化
家計見直しにおいて家計簿が重要と言われますが、私達は「お金の流れを見えるようにすることが重要」だと考えています。
そのため、家計簿に時間をかけることはオススメしません。
特に、現金・銀行口座・証券口座・電子マネーの残高や収支の確認に、時間をかけている人も多いのではないしょうか?
そこでオススメなのが、マネーフォワード MEという家計簿アプリです。
マネーフォワードを活用すれば、複数の銀行口座の入出金をリアルタイムで確認することができます。
また、銀行口座以外にも証券口座やクレジットカード、電子マネーなど約2,600ものサービスが対象です。
私達も2020年から愛用していて、家計簿にかける時間が本当に激減しました。
無料でも利用できるので、まずは一度利用してみることをオススメします。

家計見直しの取り組み:支出編
続いて、「支出」に関する家計見直しのポイントをまとめました。
現在は以下の8つの取り組みについて紹介しています。
- 食費は浪費と健康への投資の両面から考えよう
- 通信費は格安SIMの活用と自宅のネット環境を見直そう
- 住居費は火災保険の見直しと家賃交渉がポイント
- 水道光熱費は電気とガスの乗り換えがオススメ
- 医療美容費は「健康への投資」ということも重要視
- 車両交通費は大切な支出だからこそお得に
- 保険は本当に必要なのかを検討した上で不要な保険を解約
- 子育ての費用は自分達にとっての「価値」で判断しよう
食費は浪費と健康への投資の両面から考えよう
食費を見直す上でおすすめしていることは、以下の2つの取組みです。
- ふるさと納税の活用
- 料理を楽しみ、コスパの良いキッチングッズの購入
食費の見直しで1番オススメしていることは、ふるさと納税の活用です。

また私達は、好きな料理をお得に食べるためには料理も大切だと考えています。
食事に対する満足度が高くなり、子供達と一緒に料理の時間も楽しむこともできます。
そのために、コスパの良いキッチングッズ(合成ゴムまな板、ホームベーカリー、ヨーグルトメーカーなど)を揃えています。

ちなみに、お菓子やお酒などの嗜好品をゼロにするといった極端な見直しは、精神的な負担が大きいです。
食事には心を豊かにする浪費の側面があるので、無理な見直しは避けましょう。
通信費は格安SIMの活用と自宅のネット環境を見直そう
通信費の見直しでは、以下の2つの取り組みをおすすめしています。
- スマホを大手キャリアから格安SIMに変える
- 自宅のインターネット環境を見直す
今やスマホやネットは生活必需品となり、固定費である通信費は年々高くなりがちです。
特に「良く分からないから…」と、気にせず高い通信量を支払い続けている人も多いでしょう。
私達も、2012年は年間で40万円弱、月3万円ほど通信費に支払っていました。
今では格安SIMと自宅のネット回線を見直したことで、通信費は年間12万円(月1万円)以下になりました。
来月やろうではなく、今すぐやる!っという行動力も家計見直しでは重要です。
ぜひ、下記の記事を参考に通信費の見直しを進めてみてください。

住居費は火災保険の見直しと家賃交渉がポイント
住居費の見直しでは、以下の2つの取り組みをおすすめしています。
- 補償が手厚く料金の安い火災保険へ見直す
- 賃貸なら家賃の値下げ交渉をする
賃貸の場合、入居時に不動産会社から指定された火災保険に加入しているなら要注意です。
自分で契約した方が安くなる可能性が高く、値段の割に補償範囲も狭いことが多いからです。
契約中の火災保険「楽天リビングアシスト」が満期になるので、新たに「日新火災の住宅安心保険」に加入しました✨
汚損・破損にも対応しており、借家人賠償責任補償も手厚いので、子供達が家を傷つけても安心😊
代理店経由でしか契約できませんが、年間保険料も5,360円と安くオススメですよ✨ pic.twitter.com/lgKsjQQEQ1
— ももたま夫婦@倹約家・米国ETF投資家・夫婦ブロガー (@MomotamaHappy) November 9, 2021
また、火災保険を見直す時は、合わせて個人賠償責任補償についても理解しておきましょう。
実際に私達も利用したことがありますが、以下のような場合に補償されます。
- 家族が他人の物を壊した
- 家族が他人を怪我させてしまった
私達は自動車保険の特約として付帯させていますが、火災保険やクレジットカードの特約でも大丈夫です。
ただし、複数契約しても意味がないため、重複して付帯させないように注意しましょう。
子供が起こした自転車事故の過去最高賠償金額は約9,520万円(神戸地裁平成25年7月4日判決)
私達の体験談を含めた個人賠償責任補償の詳細に関しては、以下の記事を参考にしてください。

ところで皆さんは、「賃貸の家賃は入居時から変わらない」と思い込んでいませんか?
入居してから年数が経ち、築年数も古くなっていけば家賃を下げられる可能性は高くなっていきます。
家賃交渉は知っておいても損が無い情報なので、ぜひ活用していきましょう。
まずは以下の記事を参考に、自宅周辺の似た間取りの物件の家賃を調べみてください。

ちなみに、家賃の値下げ交渉は断られたからと言って退去する必要はありません。
水道光熱費は電気とガスの乗り換えがオススメ
水道光熱費の見直しでは、以下の2つの取り組みをおすすめしています。
- 料金が安くなる電気・ガス会社への乗り換え
- 水道料金のクレジット支払い
2016年4月に電力自由化、2017年4月に都市ガス自由化が始まりました。
電力会社やガス会社を乗り換えるだけで料金が安くなることも多いため、まずは乗り換えを検討しましょう。
- 電気:中部電力 → 楽天でんき
- ガス:東邦ガス → 中部電力 → 楽天ガス
特に楽天でんき・楽天ガスは、期間限定ポイントを含めた楽天ポイントを支払いに利用できます。
ポイントを無駄使いせず、固定費を下げることができるので本当におすすめです。

ただ、地域によっては他の会社の方が安い場合もあるので、まずは一括見積もりがオススメです。
また、水道料金は地域によってクレジットカードが利用できるため、必ず確認しておきましょう。
医療美容費は「健康への投資」ということも重要視
医療美容費の見直しでは、以下の2つの取り組みをおすすめしています。
- 自分達の健康への投資(予防医療)
- カットモデルを活用
健康は何よりも大切な資産なので、私達は医療費を健康への投資と位置づけています。
そのため予防医療にもお金をかけて、将来的な医療費を抑えましょう。
そして万が一、病気やケガをした場合に備えて、必要な知識を学ぶことも重要です。
特に、高額療養費制度と会社員なら保険組合の付加給付を理解しておきましょう。

ちなみに美容費に関しては、minimo(ミニモ)というアプリの活用もオススメです。
カットモデルを中心に無料・格安で美容院が利用できるので、私達も結構気に入っています。
都市部なら対象店舗も多くあるので、一度利用してみてください。

車両交通費は大切な支出だからこそお得に
車両交通費の見直しでは、以下の3つの取り組みをおすすめしています。
- 自動車保険の見直し
- ワンコインのエンジンオイル交換
- ETCマイレージの活用
車を利用する機会が少ない人は、車を手放してカーシェアやレンタカーを活用することも1つでしょう。
ただ、私達にとって車はおでかけを楽しむために必要な大切な支出です。
そこで最初にオススメしたいのが、自動車保険の見直し(相見積もり)です。
自動車保険の見積もりは、1年毎の保険更新のタイミングだけで良いと考えていませんか?
実は年齢や運転免許証の色、家族構成が変わった時にも複数社で見積もりを取るのが重要です。
複数社で見積もりをしたことがない人は、ぜひ見積もりをしてみましょう。

次に、メンテンナンスとして欠かせないエンジンオイル交換はワンコイン(500円)を目安にしましょう。
キャンペーンを実施している会社が多く、ディーラよりも格安で交換してもらえます。

そして最後は、長距離のおでかけに必須の「高速道路の料金に対するETCマイレージの活用」です。
2019年から登録して、何度も還元を受けて高速道路をお得に利用しています。

保険は本当に必要なのかを検討した上で不要な保険を解約
保険の見直しでは、以下の2つの取り組みをおすすめしています。
- 本当に必要な3つの保険を知る
- 不要な保険を解約する
まず、子育て世帯にとって本当に必要な保険は3つだけです。
- 火災保険
- 自動車保険(車両保険不要)
- 掛け捨ての生命保険
火災保険や自動車保険の必要性は理解しやすいでしょう。
また、掛け捨ての生命保険は、万が一の時に家族が生活に困窮してしまう場合には必要です。
一方で私達の場合、結婚してから2020年1月まで、以下の保険にも加入していました。
- 医療保険
- がん保険
- 貯蓄型生命保険
- 学資保険
しかし、各保険の目的・必要性を夫婦で約1年ほど話し合い、結果的に全て解約しました。
保険の見直し・解約は誰もが悩み、パートナーや家族と意見が分かれることも多くあるでしょう。
そんな時は、私達の体験談を参考にしながら話し合いを少しずつ進めてみてください。

子育ての費用は自分達にとっての「価値」で判断しよう
子育て世帯で1番悩み、また把握しづらいのが子育てに関する費用です。
例えば、大学卒業までの学費を考えてみても、正確に必要な金額を計算することはできません。
そこで、1つの参考として私達の子育てに関する情報や体験談を公開することにしました。

また、幼児期に関する習い事費用に関しては、以下にまとめてみたので参考にしてください。

家計見直しの取り組み:収入編
家計見直しでは支出を減らすことはもちろんですが、収入を増やすことも大切です。
具体的には私達も経験してきた転職と副業をオススメしています。
そこで、私達の体験談を踏まえたポイントをまとめました。
- 子育て世帯の転職で大切なたった1つのこと
- 副業によって事業収入が増え、世界が広がる
子育て世帯が転職する上で大切にすべきたった1つのこと
夫婦共働きの場合、結婚・出産といったライフイベントによって世帯年収が下がることがあります。
私達も結婚当初は共働きを続ける予定でしたが、子供が生まれてから働き方を変えました。
- 夫(もも):転職によって年収を200万円UP
- 妻(たま):転職後に扶養内パートへ切り替え
ただ、子供が生まれてからお互いに転職をしたため、家庭への影響がとても大きいものでした。
なぜなら転職は年収や待遇だけでなく、勤務時間や労働環境の変化、新しい環境に対応するためのストレスがどうしても増えるからです。
そんな中、私達が大切にし続けたことは「あせらないこと」です。
その理由と体験談は、以下の記事にまとめています。

自分達に合った副業によって事業収入を増やす
私達は2019年3月から、夫婦で様々な副業に挑戦し続けています。
- ブログ
- Webライター
- 写真・イラスト販売
- プログラミング
- せどり
- 物販
- ポイ活
- 家計見直し相談
- コンサル(専門分野)
その中でも続いている副業の1つが、この「ももたま家」のブログです。
今では毎月1万円以上を稼ぎ続けるようになったブログに関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。

また、ブログをキッカケにWebライターとして、リベラルアーツ大学様を始め複数社に記事寄稿なども実施しています。
記事寄稿の実績
これらの積み重ねによって、2021年5月11日には初めて副業収入が二人の給与収入を超えました。
私達は夫婦で色々な副業に挑戦していますが、4月は初めて「2人の副業収入が2人の給与収入を超えました‼️」✨
まだまだ一時的な売上アップ⤴️でしたが、個人で稼ぐ力や収入の柱が少しずつ育てられている事は嬉しい限りです😊
子育てとバランスを取りながら、これからも夫婦で頑張っていきます🙇🏻♀️🙇🏻♂️
— ももたま夫婦@倹約家・米国ETF投資家・夫婦ブロガー (@MomotamaHappy) May 11, 2021
まとめ:小さなことの積み重ねが大きな資産へ
私達は20代で結婚・出産してから、ずっと夫婦で家計見直しに取り組み続けています。
その結果、2021年12月時点で資産は約4,400万円を突破しましたが、家計見直しに終わりはありません。
子供達の成長、仕事内容や生活環境の変化などによって修正も変化し続けていくからです。
その変化の中で大切にすべきことは、「今できる小さなことから1つずつ取り組み続けること」です。
ただ、パートナーや家族と一緒に取り組む場合、どうしても意見の衝突は避けられません。
その衝突を避けることもできますが、私達はお互いに価値観をすり合わせることが重要だと考えています。
繰り返しになりますが、家計見直しはこれからの人生において、ずっと取り組み続けることです。
その時、隣りにいるパートナーと同じ目的を持ち、一緒になって家計見直しを続けられることは何よりの強みです。
私達の家計見直しは決して「今」だけを意識しているのではなく、「未来」に向けた取り組みでもあります。
だからこそ、どんな小さなことからでも、まずは行動することが第一歩となります。
ぜひ私達と一緒に家計見直しを一緒に取り組んでいきましょう。
以上、ももたまでした!