- 家計簿にかける時間を少なくしたい
- 家計簿をマネーフォワード MEに切り替えたい
- マネーフォワード MEに切り替えた体験談が知りたい
こんにちは、ももたまです。
私達は2020年5月まで家計簿を、パソコンの市販ソフト(家計簿マム)で管理していました。
ですが、仕事、子育て、投資、副業をしていく中で家計簿の管理が大変になってきました。
- パソコンがないと家計簿を記入できない
- 未記入のレシートの分別保管が大変
- レシートが無い支払いを忘れてしまう
- 銀行、証券口座の入出金確認に時間がかかる
- クレジットカードの利用明細の入力が面倒
- 現時点の総資産は計算しないと見えない
特に子供達の学校や習い事に対する支払いが、指定銀行ということも拍車をかけていました。
そこで、2020年からマネーフォワード MEを使い始め、2020年6月から完全に移行することができました。
過去の家計簿データは引き継ぎませんでしたが、「家計簿を切り替えること」はやはり大変でした。
それでも、家計簿にかける時間は激減し、管理もしやすくなり本当に満足しています。
今回はそんな私達の実体験をもとに、マネーフォワード MEについて以下の3つについてまとめました。
- マネーフォワード MEの5つの魅力
- マネーフォワード MEの4つの注意点
- 実際にマネーフォワード MEに切り替えた感想
まだマネーフォワード MEを利用していないなら、すぐに試してみることをおすすめします。
マネーフォワード MEの5つの魅力
マネーフォワード MEには本当に色々な機能がありますが、私達が特に魅力を感じたことが以下5つです。
- 銀行、証券口座の連携が自動的に行われる
- レシートを撮影して詳細項目を入力できる
- クレジット、ポイント、通販など連携先が豊富
- 予算に対する状況をリアルタイムに把握できる
- パソコン、スマホのどちらからも利用できる
魅力①:銀行、証券口座の連携が自動的に行われる

家計簿を記入していく中で1番大変なことが、銀行・証券口座の入出金と残高を突き合わせることです。
例えば、1つの銀行口座に下記のような入出金があれば全て記入していかなければなりません。
日付 | 入出金 | 詳細 |
---|---|---|
2020年5月15日 | -5,000円 | 保育園費用 |
2020年5月25日 | -100,000円 | 銀行振込 |
2020年5月25日 | +200,000円 | 給与 |
2020年5月27日 | -90,000円 | 家賃支払い |
私達は全ての銀行・証券口座をネットで確認できますが、それでも数が多いと大変でした。
マネーフォワード MEでは入出金が行われると入出金の内容を自動で反映してくれます。
そのため、家計簿に入力する必要もなく、家賃なども自動で項目に仕分けてくれます。
提携できる銀行、信用金庫、証券口座は200以上もあるので、よほどのことが無い限り大丈夫ですよ。
魅力②:レシートを撮影して詳細項目を入力できる

何か買い物をした時、購入した物1つ1つをレシートを見ながら家計簿に記入することはかなり大変です。
また、家計簿を毎日記入するのが大変で、レシートを溜め込んでしまう人も多いのではありませんか?
マネーフォワード MEではレシートを写真で撮影するだけで、自動的に入力してくれます。

総額はもちろん、店舗、購入した物まで自動で反映されるためとても便利です。
今では私達も、買い物をしたらすぐに写真撮影するようにしていますよ。
魅力③:クレジット、ポイント、通販など連携先が豊富

マネーフォワード MEでは銀行口座、証券口座だけでなく、以下のサービスとも連携しています。
- ポイントサイト
- クレジットカード
- 携帯電話
- 通販
- 仮想通貨、FX、貴金属
- 投信
- 年金、企業型確定拠出年金
- 電子マネー
- その他サービス
提携先はどんどん更新されていくため、最新情報はマネーフォワード公式ホームページを参考にして下さい。
例えば、楽天ポイントやマイルなども自動で反映されるため、本当に家庭全体の資産を管理することができます。

資産も「現金、株式、投資信託、年金、ポイント(マイル含)」と内訳を分けてくれます。
魅力④:予算に対する状況をリアルタイムに把握できる

マネーフォワード MEに限らず、家計簿ソフトなら各項目ごとに予算を立てることができます。
家計見直しにおいて予算は重要で、無駄な支出や使いすぎを防止することもできます。
マネーフォワード MEでは立てた予算に対する状況を、リアルタイムで確認することができます。
もちろん、変動費、固定費限らず予算を立てた項目全てが対象です。

家計簿を見たり、封筒を確認しないと分からなかったことが、マネーフォワード MEなら一目瞭然です。
魅力⑤:パソコン、スマホのどちらからも利用できる

マネーフォワード MEはスマホだけではなく、パソコンからも利用することができます。
私達も普段の確認や入力はスマホで、詳細な項目はパソコンで見直しています。

画像は予算のページですが、どの画面もスマホとは見え方が違います。
スマホで登録したマネーフォワードIDでログインできるので、パソコンからも利用してみて下さい。
マネーフォワード MEの気になる4つの注意点
さて、実際に利用し始めて感じるのは魅力ばかりではなく、気になったことも多いです。
これまで別の家計簿を使っていた私達だからこそ特に気になった、以下4つの注意点についてまとめてみました。
- 無料版では連携が10件までしかできない
- 通販でクレカ利用時に二重計上の対応が必要
- 収支の大項目は変更・追加ができない
- 即時に収支が反映されるわけではない
注意点①:無料版では連携が10件までしかできない

マネーフォワード MEは無料で利用できますが、無料版では連携先が10件までと制限されています。
料金はWeb、スマホ(iOS、Android)のどこから登録するかによって変わります。
月額(税込) | 年額(税込) | 備考 | |
---|---|---|---|
Web | 500円 | (月額課金のみ) | クレジットカード支払い |
スマホ (iOS) | 480円 | 5,300円 | Apple ID支払い |
スマホ(Android) | 500円 | 5,500円 | Google Pay支払い |
Webからでは年払いの割引が無いため、スマホから登録することがおすすめです。
ちなみに、プレミアム版は最初の1ヶ月を無料で利用できるので、まずは一度試してみると良いですね。
注意点②:通販でクレカ利用時に二重計上の対応が必要

マネーフォワード MEでは通販サービス(楽天、Amazonなど)と連携することができます。
通販を利用すると支出として反映されますが、クレジットカードを利用すると少し問題が発生します。
- 6月12日に2,000円の食品を楽天で、500ポイント使ってクレジットカードで支払う
- カード決済は6月14日に通知されたとする
この時、マネーフォワード MEの収支明細は以下の通りとなる。
日付 | 内容 | 金額 | サービス名 | 項目名 |
---|---|---|---|---|
6月12日 | 利用ポイント | 500 | 楽天 | 収入 |
6月12日 | 食品 | -2,000 | 楽天 | 食費 |
6月14日 | 食品 | -1,500 | クレカ | 食費 |
このままでは1つの食品を購入したのに、2,000円、1,500円の支出が二重に計上されてしまいます。
そこでマネーフォワード MEでは、クレジットカードの明細を「振替」として処理することを推奨しています。
具体的な「振替」手順はマネーフォワードの公式ブログに詳細が記載されているので参考にして下さい。
注意点③:収支の大項目は変更・追加ができない

マネーフォワード MEの収支には下記のような大項目、小項目がデフォルトで設定されています。
大項目 (追加不可) | 小項目 (追加可) |
---|---|
収入 | 給与、一時所得、事業・副業、年金、配当所得、不動産所得、不明な入金、その他入金 |
食費 | 食費、食料品、外食、朝ご飯、昼ご飯、夜ご飯、カフェ、その他食費 |
日用品 | 日用品、子育て用品、ドラッグストア、おこづかい、ペット用品、タバコ、その他日用品 |
趣味・娯楽 | アウトドア、ゴルフ、スポーツ、映画・音楽・ゲーム、本 旅行、秘密の趣味、その他趣味・娯楽 |
交際費 | 交際費、飲み会、プレゼント代、冠婚葬祭、その他交際費 |
交通費 | 交通費、電車、バス、タクシー、飛行機、その他交通費 |
衣服・美容 | 衣服、クリーニング、美容院・理髪、化粧品、アクセサリー、その他衣服・美容 |
健康・医療 | フィットネス、ボディケア、医療費、薬、その他健康・医療 |
自動車 | 自動車ローン、道路料金、ガソリン、駐車場、車両、車検・整備、自動車保険、その他自動車 |
教養・教育 | 書籍、新聞・雑誌、習いごと、学費、塾、その他教養・教育 |
特別な支出 | 家具・家電、住宅・リフォーム、その他特別な支出 |
現金・カード | ATM引き出し、カード引き落とし、電子マネー、使途不明金、その他現金・カード |
水道・光熱費 | 光熱費、電気代、ガス・灯油代、水道代、その他水道・光熱費 |
通信費 | 携帯電話、固定電話、インターネット、放送視聴料、情報サービス、宅配便・運送、その他通信費 |
住宅 | 住宅、家賃・地代、ローン返済、管理費・積立金、地震・火災保険、その他住宅 |
税・社会保障 | 所得税・住民税、年金保険料、健康保険、その他税・社会保障 |
保険 | 生命保険、医療保険、その他保険 |
その他 | 仕送り、事業経費、事業原価、事業投資、寄付金、雑費 |
左側の大項目は追加や名称変更が一切できませんが、右側の小項目は自由に追加ができます。
そのため、今使っている家計簿の項目と大項目が合わない場合が出てきます。
どうしても過去の家計項目を保持したい場合は、マネーフォワード MEの大項目・小項目へ割り当てる作業が必要ですね。
私達は一部は独自に項目を作りましたが、基本的にはマネーフォワード MEの項目に合わせています。
注意点④:即時に収支が反映されるわけではない

マネーフォワード MEでは現時点の情報を取得して収支を管理していくことになります。
現金の場合は入力することで、収支に直ぐに反映されますが時間がかかるものは遅れて反映されます。例えば、
- クレジットカードでの支払い
- 通販サイトでの購入
- 銀行振込、振替
そのため、支払いの日付と決済のタイミングがずれることも出てきます。
支払日を起点にして家計簿を管理している人にとっては、少し違和感を感じるかもしれません。
実際にマネーフォワード MEに切り替えた感想
私達がマネーフォワード MEに切り替えていく中で、魅力や注意点など色々と感じることはありました。
ただ結論から言えば、項目の振り分けだけ慣れれば本当に便利、ということです。
それを踏まえた上で実際に使ってみた感想を以下4つにまとめました。
- 慣れるまで二重管理も良いが大変
- 項目の追加・振分はやりながら決めて良い
- 非対応の電子マネーなど手入力も多い
- 自動記載はどんどん便利になっていく
感想①:慣れるまで二重管理も良いが大変

最初の頃、私達はマネーフォワード MEに慣れるために、以前の家計簿も引き続き管理していました。
収支の流れがマネーフォワード MEだとどうなのか?を理解できたことは良かったですが、とにかく大変でした。
感想②:項目の追加・振分はやりながら決めて良い

マネーフォワード MEでは大項目が変更できないため、最初は項目の割り当てを悩んでいました。
ある程度決めてから利用し始めましたが、使っていく中で決めた内容も変わることがありました。
結局、最初に悩むよりも、使いながら項目を考えていったほうが早かったですね。
特に通販やクレジットカードの明細は、実際に体感しないと分からないことも多いですからね。
ちなみに私達は、子育て費用を後で振り返りたいので、あえて項目を分けています。
感想③:非対応の電子マネーなど手入力も多い

現金はもちろんですが、非対応サービスを利用する場合は手入力が必要になります。
その他の電子マネーや、新しいサービスにも連携していないものが多くあります。
スマホから手入力できますが、私達は想像していたよりも手入力が多かったですね。
感想④:慣れると本当に便利で手放せない!

使い始めて3ヶ月以上が経ちましたが、とにかく今はもう手放せなくなりました。
ネットで口座を確認することもなくなり、レシート撮影で入力も本当に簡単。
さらに利用すればする程、入力内容を記憶して次回の入力時に項目を自動で割り当ててくれます。
最初は慣れないことも多くありますが、切り替えたおかげで家計簿にかける時間はグッと減りました。
まとめ:マネーフォワードに切り替えがおすすめ
8年以上愛用してきた家計簿ソフトから、マネーフォワード MEに切り替えましたが、本当に満足しています。
確かにマネーフォワード MEには多くの魅力、そして注意点があります。
- 銀行、証券口座の連携が自動的に行われる
- レシートを撮影して詳細項目を入力できる
- クレジット、ポイント、通販など連携先が豊富
- 予算に対する状況をリアルタイムに把握できる
- パソコン、スマホのどちらからも利用できる
- 無料版では連携が10件までしかできない
- 通販でクレカ利用時に二重計上の対応が必要
- 収支の大項目は変更・追加ができない
- 即時に収支が反映されるわけではない
今の慣れ親しんだ家計簿から、マネーフォワード MEへ切り替えることが簡単とは言いません。
ですが、口座、現金、クレジットカード、ポイントなどを確認するためには、どうしても時間がかかります。
特に仕事、子育て、投資、副業など取り組むことが多ければ、時間を効率的に使うことは重要です。
家計簿にかける時間が1週間で1時間減るなら、1ヶ月で4時間、1年で48時間、10年で480時間も減ります。
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