- 絶滅動物研究所に行く予定
- 名古屋市科学館に行くが、特別展を悩んでいる
- 絶滅動物研究所は子供が楽しめるか知りたい
- 絶滅動物研究所のお得情報を知りたい
こんにちは、ももたまです。
今回は愛知県名古屋市にある名古屋市科学館で開催されている、特別展『絶滅動物研究所』に子供達(5歳と3歳)と行ってきました。
以前同様の特別展『血液ツアーズの人体大解明の旅』も行ってきました。

実際に参加した子供達の声や感想を元に、今回の特別展はおすすめできるのか?また、どんな内容なのかをまとめてみました。
特別展『絶滅動物研究所』に行く予定の方、名古屋市科学館に行くけど特別展に行くか悩んでいる方、内容を知りたい方にとって、今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
料金はやはり高めでクーポンは100円引きのみ
特別展『絶滅動物研究所』の入場料は以下の通りです。
- 入場料
- 大人:1,400円
- 高大生:800円
- 小中生:500円
- 未就学児無料
- 備考
- 名古屋市科学館の入場料込
- プラネタリウムは別料金
土日に遊びに行きましたが相変わらずのプラネタリウムチケット購入に並ぶ人で溢れていました。
混雑時は特別展のチケットのみを購入する方向けに別途テントが屋外に併設されていますので、そちらで購入しました。

割引は『一日乗車券』もしくは『ドニチエコきっぷ』を掲示すると100円引きしていただけます。
それ以外にも一般に配布されているチラシに100円引きのクーポンが付いています。
子供達が興味を持っているなら5歳でも楽しめる
子供達の最近のお気に入りが『わけあって絶滅しました。』
この特別展に行くキッカケになったのは子供達のお気に入りの本『わけあって絶滅しました。』です。
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1年ほど前に購入して以来、毎日の夜の絵本タイムやお出かけの際のクイズごっこなどで利用してきました。

特に5歳の子がとても大好きで、絶滅してしまった理由や動物の名前などを一生懸命覚えていました。
今回の特別展では、これまで本でしか見たことが無い動物たちを実際に見ることが出来るという事で行くことにしました。
絶滅の意味が分からない3歳の子には楽しむのが難しい
一方、3歳の子も同じように『わけあって絶滅しました。』の本が大好きです。
ただ絶滅という意味が理解できず、展示物を見ても『??』といった感じでした。
動物園だと実際に動物が動くので、本に描かれている動物との違いを認識できるのでしょう。
特別展では絶滅した動物達のはく製や骨、説明などが展示されています。
それを見て楽しむのですが、マンモスを見ても『ゾウ?』と言う状況なので、楽しむのは難しい状況でしたね。
絶滅動物に興味が無い限り、子供達にはおすすめはしない
私達としては、子供達が絶滅動物に興味があり『わけあって絶滅しました。』を熟読していました。
ドードー、オオウミガラス、ステラーカイギュウと聞いても『??』となるなら、おすすめしません。
子供が遊べるゲームも1つのみで、内容も正直いまいちでした。
展示内容も多いわけでもないので、子連れのお友達には正直おすすめし辛いですね。
まぁ、未就学児は無料なので実質は大人料金のみで名古屋市科学館も遊べます。
それでも名古屋市科学館の展示室入場料が大人400円という事を考えると高すぎませんか?

特別展の中は絶滅動物と、絶滅危惧種の紹介
絶滅動物達のはく製・骨が展示され、サイズ感を感じられる
展示の中でとても良かったのが、実物大のはく製と骨の展示です。
これまで本の中でしか見てこなかった動物達の実際の大きさを体感するのは、子供達にとってもとても面白く感じたようです。
マンモス、ドードー、ステラーカイギュウは思っていたよりも大きく大興奮していましたね。


特にステラーカイギュウは大人の私達もその大きさに驚くほど大きかったですね。
5歳の子が今回の特別展で一番びっくりして終わった後も喜んで話してくれたのが、このステラ―カイギュウ。
ちなみに、子供がステラーカイギュウが大好きな理由の1つは『優しいから』だそうですよ。
ステラーカイギュウが絶滅した理由の1つに『仲間を助けようとする習性』があるといわれています。あまり外敵のいない海域で生息していましたが、人間に発見されて以降『上質な赤身肉とアーモンドオイルのように香り高い体脂』を目当てに捕獲され始めました。
ステラーカイギュウは仲間が襲われていると助けようと集まってくるため、1頭捕まえれば芋づる式に捕まえられたと言われています。元々外敵に対抗する術を持ち合わせていないのに、仲間を助けようと捕まっていく。
優しいからこそ絶滅していまったという何とも皮肉な表現で各所で紹介されています。
各動物達には展示パネルが併設され、絶滅理由も紹介
先ほどのステラーカイギュウを例に挙げると、体長や食べ物、そして絶滅理由も合わせて紹介しています。
もちろん絶滅理由は複数の説がある為、それらも紹介されていました。
ステラーカイギュウの場合、主たる食べ物だった海藻(ケルプ)が減った説も挙げられます。

ただ、子供達には難しいので大人が読んであげなければなりません。
面白おかしく書いているわけでは無いので、聞いている子供達は少しつまらない顔をしていましたが。笑
私達は『わけあって絶滅しました。』の本を持参したので、途中から子供達はそれを一生懸命調べて読んでいました。
体重を絶滅動物の数で表現するゲームがあるがイマイチ
特別展の中に1つだけゲームがあります。
体重を測る装置が置かれており、その上に立つと自分の体重を絶滅動物の動物と数で表現してくれます。


この体重計、実は1つしかなく、大人も子供も含め結構並んでいました。
ただ、どの人達も楽しんでやっているのかというとよく分からなくて、何か画面に表示されるから乗ってる子がほとんどです。
5歳の子も乗ったら『オオウミガラス3羽分』と出たけれど『???』と言った感じで終わっていました。
途中から絶滅危惧種の話題と東山動物園の紹介に
特別展示室を進んで行くと途中から絶滅危惧種と、東山動物園の紹介に切り替わっていきます。
ホッキョクグマやユキヒョウなどもはく製と共に紹介されていました。

ただ、子供達にも私達にも絶滅危惧種は中々難しく感じました。
『何万頭しかいない』と言われても子供達もピンと来ず、さらに動物園でも見たことがあると感覚としても理解できていませんでした。
そして、展示内容も東山動物園に特化したものになっていきます。
絶滅動物達を楽しみに来たのに、途中からどんどん東山動物園の話になっていくのにはかなり違和感を感じました。
エリアの最後にアジアゾウのさくらちゃんの出産動画があり、内容自体はとても良いものでした。
ただ、しっかりと絶滅動物というキーワードに沿って一貫性のあるメッセージが伝えられる展示構成かと言われるとかなり疑問です。
絶滅危惧種の重要性、自然繁殖の大切さは十分分かります。
ただ東山動物園の印象が変に付いてしまい、最後は動物園に行こう!みたいな感じになっていました。
どちらかというと、絶滅危惧種に対して自分達が何が出来るのかを考えさせる形で終わって欲しかったですね。
音声ガイドやショップもあるがどちらも利用せず
中川翔子さんがナビゲーターを務める有料音声ガイド
特別展の入り口横に有料の音声ガイドを貸し出している所がありました。
中川翔子さんがナビゲーターとして、動物達のなぜ?どうして?を分かりやすく説明してくれるとのことでした。
値段は1つ500円で、実際に借りている人も結構いらっしゃいました。

子供達には難しいと思ったのと、一緒に聞くことが難しいので上手く補足説明が出来ないと思い借りませんでした。
有料が悪いとは言いませんが、特別展やこのような貸出物の値段が名古屋市科学館と比較して高めなのも結構違和感を感じますね。
ショップは絶滅動物、絶滅危惧種関連のグッズだけじゃない
特別展覧会の出口にはショップが併設されており、様々な雑貨やおもちゃなどが販売されていました。
前回の『血液ツアーズの人体大解明の旅』でも同様で、体に関する様々なグッズが販売されていました。
今回は『絶滅動物研究所』に合わせて絶滅動物中心かと思いきや、普通のおもちゃも多かったですね。
値段は定価でとりわけ安いものや限定品も無かったのであまり魅力は感じませんでした。
最後に
今回は名古屋市科学館の特別展『絶滅動物研究所』に子供達と行ってきました。
『わけあって絶滅しました。』が大好きな子供達にとっては興味も強く、特に5歳の子は結構満足して楽しんでいました。
ただ、内容自体はかなり難しく、大きいはく製と骨を見れたことが子供達も一番楽しかったと教えてくれました。
3歳の子は本自体は好きでも『絶滅』の概念が分からないと楽しむのは難しいなと感じましたね。
遊びに行く予定がある方は、ぜひ事前に『わけあって絶滅しました。』を子供達と楽しんでおくことをおすすめします。
特別展『絶滅動物研究所』に行く予定の方、名古屋市科学館に行くけど特別展に行くか悩んでいる方、内容を知りたい方などにとって今回の記事が参考になれば幸いです。