- 米国ETF投資を始めようと考えている
- 米国ETF投資を始める具体的な手順を知りたい
- SBI証券、住信SBIネット銀行の利用手順を知りたい
こんにちは、ももたまです。
私達は2019年3月から米国ETFを活用したインデックス投資に取り組んでいます。

資産運用を考えた時、投資信託も良いですが、米国ETF投資にも多くの魅力があります。
分かりやすい魅力としては、以下の3つが挙げられるでしょう。
米国ETF投資の3つの魅力
- 手数料などが全て明瞭
- 不労所得である分配金の存在
- 税金を考えるキッカケとなる

ただ、投資信託を活用した投資に比べて、米国ETF投資はハードルが高いという声を実際によく聞きます。
最初は誰でも初心者ですから、不安を感じる気持ちはとても良く分かります。
そこで今回は、米国ETF投資に興味がある、始めてみたいという人に向けて、米国ETF投資を始める6ステップを解説します。
- SBI証券・住信SBIネット銀行の口座開設
- 住信SBIネット銀行で外貨買付・外貨積立
- 米国ETFを買付、もしくは定期買付を設定
- 米国ETF投資における分配金について学ぶ
- 少額の外貨は外貨建MMF(米ドル)を活用
- 米国ETFを売却する基準を決めておく
資産運用も家計見直しと同じで、一歩一歩の積み重ねが、大きな資産を作り上げることに繋がっていきます。
また、少額であってもお金を実際に運用することや、分配金という不労所得を得ることで、お金に対する価値観も変わってきます。
そういう意味でも、ぜひ米国ETF投資を通して、一緒に資産づくりに取り組んでいきましょう。
目次
①:SBI証券・住信SBIネット銀行の口座開設

はじめに、投資を始める上で必要不可欠な証券口座を開設していきましょう。
米国ETF投資では外貨(米ドル)を扱う必要があるため、外貨に強い銀行を選ぶことも重要です。
その上で、私達がおすすめしているのは、実際に愛用しているSBI証券と住信SBIネット銀行です。
- 外貨(米ドル)の為替手数料が業界最安
- 住信SBIネット銀行からの外貨入金手数料が無料
- 米国ETFの定期買付サービスがある
- 米国ETF(9銘柄)の買付手数料が無料
- 一般NISAは米国ETF(全銘柄)の買付手数料が無料
- ジュニアNISAで米国ETFが買付できる

またSBI証券は、米国株式や米国ETFに限らず、手数料を安くする取り組みを続けています。
2019年7月には、「米国株式(ETF含)の最低取引手数料を5ドルから0ドルへ引き下げたこと」も話題となりました。
資産運用において、証券会社は長く付き合っていくパートナーですから、利用者を大切にする姿勢を気に入っています。
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②:住信SBIネット銀行で外貨買付・外貨積立

米国ETF投資では、買付する時の通貨を「円・米ドル」から選ぶことができます。
ですが、私達は2つの理由から、圧倒的に外貨決済をおすすめしています。
- 為替手数料が安い
- 分配金の受け取りが外貨のみ
1つ目の為替手数料は、円で買付した場合は25銭ですが、外貨(米ドル)だと2銭まで下げることができます。
実は、住信SBIネット銀行の為替手数料は、通常の買付で4銭、外貨積立だとわずか2銭です。
また、住信SBIネット銀行で買付した外貨は、SBI証券の証券口座へ入金する必要があります。
この時も、SBI証券の即時入金サービスを活用すれば、無料で外貨を入金することができます。
つまり、為替手数料を2銭に抑えながら、簡単に外貨をSBI証券口座に準備することができるわけです。
- 即時入金サービスを利用してSBI証券へ入金
- 住信SBIネット銀行の代表口座(円)へ振替
- 住信SBIネット銀行で外貨買付、外貨積立
- SBI証券へ外貨入金

③:米国ETFを買付、もしくは定期買付を設定

SBI証券に外貨を準備できたら、いよいよ米国ETFの買付です。
ただ慣れていない場合、手順はもちろん、何を入力・選択したら良いのか分からないと感じる人も多いでしょう。
そこで、SBI証券における米国ETF投資の買付・定期買付の手順を、画像付きで詳細にまとめました。
入力・選択する項目についても、補足説明を加えたので、ぜひ参考にしながら米国ETFを買付していきましょう。

④:米国ETF投資における分配金について学ぶ

さて、米国ETF投資を始めると、大きな魅力の1つであり、不労所得でもある分配金を受け取ることができます。
ただ忘れてはいけないのが、分配金に対する「税金」の存在です。
- 分配金と配当金の違い
- 分配金の受け取り回数と利回り
- 分配金にかかる税金
- 分配金の受け取り
- 分配金の再投資

記事でも解説しましたが、分配金に対する税金は、確定申告を活用することで節税できる可能性があります。
ですが、確定申告と聞くと「なんだか難しい」と感じる人も決して少なくありません。
会社員だと、源泉徴収や年末調整など、意図的と感じるほど「税金について学ぶ機会」は奪われています。
その一方で、給与に対する所得税や住民税、普段の生活における消費税など、私達は税金と深く関わっています。
言い換えれば、税金の知識は資産運用に関わらず、お金に対する不安を小さくするためにも必要不可欠なのです。
さらに、ふるさと納税や副業による青色申告特別控除など、税金には会社員でも武器として活用できる側面もあります。
だからこそ私達は、米国ETF投資を税金を学ぶ1つのキッカケにして欲しい考えています。
「でも、何から始めたら良いのか分からない…」という人には、税理士の大河内先生の本が読みやすくておすすめです。
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⑤:少額の外貨は外貨建MMF(米ドル)を活用

米国ETF投資における分配金は、外貨(米ドル)でしか受け取ることができません。
また、外貨決済で買付を行う場合でも端数が出てしまうため、米国ETF投資では必ず外貨を保有することになります。
ところが、SBI証券では外貨(米ドル)を保有するだけでは金利が一切つきません。
買付する時まで、ただ保有し続けるだけというのは、少しもったいないと感じる人も多いでしょう。
MMFとは、マネー・マーケット・ファンドと呼ばれている、安全性の高い投資信託のことです。
外貨建MMFは、その名の通り外貨を運用するMMFを意味し、3つの魅力を兼ね備えています。
- 売買手数料が無料
- いつでも売買できる
- 少額でも売買できる

ちなみに、外貨積立は為替手数料を抑えるだけではなく、為替リスク対策にもなることを知っていますか?
買付予定の金額よりも少し多めに積立しておき、資産の内、外貨を保有する割合を増やすことも選択肢の1つです。
その時でも、外貨を単純に保有するだけでなく、ローリスク・ローリターンで運用することが重要だと私達は考えています。

⑥:米国ETFを売却する基準を決めておく

投資の世界では、「売りは買いよりも難しい」と言われています。
私達のようにインデックス投資を行う場合、基本的には買付を定期的に続けていくだけです。
ですが、利益を確定させるためには、最終的に売却することが必要になるでしょう。
インデックス投資の4%ルール
- 取り崩し時の総資産×4%を定額で取り崩す
- 毎年の資産残高×4%を定率で取り崩す
つまり目標金額に達したら、4%ルールに沿って、淡々と売却を行うことがインデックス投資の理想形と言えるでしょう。
ただ、人間は欲深いもので、感情を一切無視した行動を取り続けることは難しいです。
実際に私達も、2019年10月に米国ETFを売却したのですが、全然思ったように行動できませんでした。
→ 少しでも得をしたいと考える
→ 少しでも損をしたくないと考える
だからこそ、実際の売却手順・手数料・税金のことだけではなく、自分の売却基準を考えておく必要があるのです。
4%ルールはもちろん重要な基準ですが、目標金額や具体的な取り崩しタイミングなども検討してみましょう。

まとめ:米国ETF投資を一緒に始めよう
今回は、米国ETF投資を始めてみたいという人に向けて、米国ETF投資を始める6ステップを解説しました。
- SBI証券・住信SBIネット銀行の口座開設
- 住信SBIネット銀行で外貨買付・外貨積立
- 米国ETFを買付、もしくは定期買付を設定
- 米国ETF投資における分配金について学ぶ
- 少額の外貨は外貨建MMF(米ドル)を活用
- 米国ETFを売却する基準を決めておく
私達はもちろん、誰もが最初は初心者で、本当にわからないことだらけの中からスタートします。
不安を感じる気持ちも、なかなか一歩を踏み出すことができない気持ちも分かります。
また、全てを完璧に理解してから行動したいと考える人もいるでしょう。
その上で、私達は「すぐにでも少額からで良いので投資を始めること」を強くおすすめします。
それに、最初から最後まで、全く失敗せずに資産運用を続けることは不可能です。
実際に経験することで分かることは、本などから得られる知識だけではありません。
例えば、自分がどれだけのリスクに耐えうるのか?という「リスク許容度」も経験を経て分かることでしょう。

また、投資経験を積むことでリスク許容度も上がり、今後大きな金額を運用する糧にもなります。
繰り返しになりますが、誰もが最初は初心者だからこそ、ぜひ一緒に米国ETF投資に取り組んでいきましょう。
以上、ももたまでした!