- トヨタ産業技術記念館に行く予定の方
- トヨタ産業技術記念館の展示内容、工作体験、テクノライブショーについて知りたい
- トヨタ産業技術記念館を子連れで遊びに行った体験談や口コミが知りたい
こんにちは、ももたまです。
今回は愛知県名古屋市にある、トヨタ産業技術記念館に子供達(6歳と3歳)と遊びに行ってきました。
実際に自分で機械を動かしたり、動かした機械で出来上がった部品を使って工作体験することができ、子供達も大満足でした。
1日3回行われるテクノライブショーも、子供向けの説明ですが、大人でも学べることが多く、家族みんなで楽しめました。
今回は12時頃に到着してお弁当を館内で食べてから、5時間ほど滞在していました。
子供達がお気に入りのテクノランドもあるので、丸1日過ごせるボリュームのある遊び場です。

今回は子供達との体験をもとに、トヨタ産業技術記念館の展示内容、工作体験、テクノライブショーについてまとめてみました。
なお、割引や飲食場所、持ち込みについては別記事にまとめたので参考にしてください。

自動車館ではトヨタの歴史から製造工程まで紹介
トヨタ自動車の歴史を学ぶところが、子供には少し退屈

トヨタ産業技術記念館の自動車館を順路通り進むと、最初にあるのがトヨタ自動車の歴史紹介です。
写真の人形とパネルを使って、国産車を作るという当時にとっては夢物語の話を現実のものにする取り組みが紹介されていました。
展示物もかなり多く、パネルの説明も話し言葉で書かれているので、とても読みやすく楽しかったです。

床には写真のように見学推奨ルートが表示されていて、なぞって進むだけで順番通り見学できるアイデアは面白かったです。
小さい子供達も線にそって進むので、見学ルートから離れづらくなるという部分も良かったですね。
ただ、子供達には展示物も少し退屈で、見学推奨ルートを迷路にみたてて、行ったり来たりしながら遊んでいました。
大型機械や自動ロボットが動く様子に子供達も大喜び

見学推奨ルートを進んで行くと、写真にある大きな広いホールの1階に到着します。
ホールには歴代のトヨタ車、部品を作るいろいろな機械が展示されています。
部品を作る機械はスタッフの方が説明しながら、実際に動かしてくれるのですが、これがなかなかの迫力でした。

写真は2トンドロップハンマーで、実際に動かすとハンマーが金属にぶつかる大きな音が館内に響きます。
大きな音をたてながら動く機械に、子供達も大喜びで、スタッフの方も丁寧に子供達に説明してくれました。


さらに進むと、自動ロボットが車を溶接している様子を見ることができるのですが、これもかなり面白かったです。
実際に溶接をするわけではありませんが、4つのアームが軽快に動く様子に子供達だけでなく、大人の人も多くが足を止めていました。
パネルや図解などでもロボットの組み立ては目にしますが、実際に見学するとすごい技術だなと圧巻でした。

その他にもいろいろな機械がありますが、基本的にどの機械も写真のような動作ボタンが設置してあります。
子供でも届く高さなので、子供達が自分で機械を動かすことができる面白い仕組みでした。
ほとんどが写真のように2つのボタンを同時に押さないと動かないので、子供達と一緒にちょっとしたゲーム感覚で楽しめるのも良いですね。
テクノライブショーは土日の1日3回、内容も子供向け

項目 | 詳細 |
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開催日 | 土日、祝日 |
1回目の時刻 | 1:30~11:45 |
2回目の時刻 | 14:00~14:15 |
3回目の時刻 | 16:00~16:15 |
自動車館の1階では土日限定で、テクノライブショーが開催されています。
車、紡績機に関するテーマを1つ取り上げて、子供向けに分かりやすく実験なども行いながら教えてもらえます。
例えば、平織綾織、エンジン、衝突安全、ブレーキ、ハンドルなど、本当にテーマの種類は豊富です。

ショーが行われる場所の前には、子供専用のスペースが写真のように設けられています。
人数は1回あたり多くても10人程度なので、時間ギリギリに行っても全然大丈夫ですよ。

子供専用のスペースの後ろには、写真のように長椅子も並んでいて、こちらも余裕のある座席数です。
私達が遊びに行った時は日曜日でしたが、混雑もしておらず長椅子1つごとに1家族が座れるくらいでしたね。

テクノライブショーは、難しいテーマを子供でも分かるように、絵・図・実験装置をたくさん使っていて楽しかったです。
写真はブレーキの仕組みについての説明ですが、様々な原理を組み合わせることで小さな力を大きな力に変えることを上手に説明してくれました。
写真のように子供にも実験に参加してもらったり、子供達に問いかけたりと、全体的に楽しめる雰囲気作りも素敵でした。
また、テクノライブショーの時間は15分程度と小さい子供でも座っていられる長さです。
後ろに保護者の座る席もあるので、ぐずったりする子もでないような環境も良かったです。
土日限定でできる無料工作体験3つは、内容も品質も良い

詳細 | |
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開催日 | 土・日・祝日・春、夏、冬休み |
対象 | 小中学生1人1回まで、幼児は保護者同伴 |
作品 | AA型プルバックカー、アルミメダル、AA型ストラップ |
自動車館の中央には、わくわく体験コーナーがあり3つの工作体験ができます。
学校が休みである土日、祝日、もしくは長期休暇中限定ですが、かなり楽しく面白いので絶対におすすめです。

工作で作る作品3つはどれもかなりしっかりとしており、2つはストラップなのでカバンなどにもつけることができます。
子供達も大喜びだった工作体験ですが、それぞれの作品について見ていきましょう。
AA型プルバックカーは6歳の子でも少し難しい本格派

AA型プルバックカーはチョロQのように、後ろに引っ張るとゴムの力で走り出す車です。
写真のように部品も自分で準備するのですが、最後のシャシー部分は機械を動かして作成するのも面白かったです。

制作時間は15分が目安ですが、大人が手伝えば5分ほどで作ることもできます。
幼児だとパーツも多く、作り方がよくわからないので大人のサポートが必須です。
6歳の子は何度も作ったことがあるので、今回はほとんど1人で組み立てることができるほど成長していました。
ちなみに、スタッフの方も気軽に手伝ってくれるので子供が2人以上いる場合でも、安心して作成できます。
アルミメダルはボタンを押して、ストラップを通すだけと簡単

アルミメダルはメダルを写真の機械にセットして、ストラップを通す穴を開けます。
その後、3色あるストラップから1つを選んで、自分で開けた穴に通して完成です。
制作時間はわずか2分ほどですが、メダルはかなり厚みがあり、できあがりも綺麗なので子供達のお気に入りです。
機械が少し高さがあるので、身長が80cmくらいだと抱っこしてあげる必要がありましたね。
それでも、自分でボタンを押してメダルを作るという経験は、参加している子供達の笑顔を見れば楽しいこと間違いなしです。
AA型ストラップは、どの色が作れるのか当日のお楽しみ

AA型ストラップは、自分でボタンを押して機械を動かし、成形されたプラスチックを組み合わせて作るだけと簡単です。
アルミメダルと同じように3色あるストラップを選んで、プラスチックで挟み込むようにします。
車が子供の手にも収まるサイズと小さいので、幼児だとストラップの紐を中に挟み込むことが少し難しかったです。
それでも、できあがりのストラップはかなり可愛いので、子供達も毎回大満足です。
ちなみに色は全部で11種類あるのですが、何色の車が作れるのかは当日のお楽しみです。
繊維機械館ではスタッフの方と楽しむのがおすすめ
繊維機械館も自動車館と同じように、いろいろな繊維機械の展示があり、自分で動かすことができます。
ただ、繊維機械はスタッフの方の説明が無いと動きを見ても、良く分からなくて楽しめません。
入り口から順番にスタッフの方と楽しむことをおすすめします。
繭(まゆ)から糸を作る工程を最初に見ておくことが大切

繊維機械館に入ってすぐのところに、繭(まゆ)から糸を作る工程を説明してくれるスタッフの方がいます。
子供達にも実際に触らせてもらいがら、ゆっくりと説明をしてくれるので、必ず立ち寄りましょう。
実は、繊維機械館を楽しむためには、糸を作る工程を知ることが何よりも重要になってきます。
この後は、糸を作る工程をどのようにして工夫し、機械化してきたのかというお話が続くからです。
特に子供と遊びに行くときは、しっかりと糸を作る工程を理解しておくと、子供達も楽しめますよ。
手作業を機械化していく技術革新の変遷が面白い

写真は臥雲辰致により1876年に考案された紡績機、通称『ガラ紡(がらぼう)』です。
先ほどは1人が一本の糸を作っていましたが、ガラ紡によって1人で数本の糸を一度に作れるようになりました。

その後、人が手を加えなくても水の力を利用して水車を回し、大きなガラ紡を動かす仕組みができあがってきました。
スタッフの方が実際に動かしてくれるのですが、大きな音で動くだけでなく、いろいろな工夫が面白いのです。
詳細は行ってみてのお楽しみですが、どの工夫も幼児の子供達でも楽しめるように紹介してくれるので本当に楽しかったですね。

そして、糸から布を作る工程に移動し、こちらも手作業を機械化する仕組みを説明してもらいました。
スタッフの方々の説明が本当に面白く、子供はもちろんですが大人もかなり楽しめますよ。
子供が話を聞けるならガイドツアーもおすすめ
トヨタ産業技術記念館では、画像のように1日2回のガイドツアーが行われています。
参加するとスタッフの方が見学推奨ルートに合わせて説明をしてくれます。
詳細 | |
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自動車館ガイドツアー | 11:15、14:45(各45分間) |
繊維機械館ガイドツアー | 10:00、13:30(各45分間) |
定員 | 20名 |
定員20名と少ないですが、説明は大人向けなので、子供がしっかり話が聞けるくらいになってからの方が楽しめそうでした。

ただ、ガイドツアーは正式に参加していなくても、近くにいることで説明を一緒に聞くことができます。
小さい子供がいてツアーは参加しづらいけれど話を聞きたいときは、ガイドツアーの時間に合わせて見学するのも良いですね。
まとめ:トヨタ産業技術記念館は幼児でも楽しめる
今回は愛知県名古屋市にあるトヨタ産業技術記念館の展示内容、工作体験、テクノライブショーについてまとめてみました。
子供達(6歳、3歳)には展示内容が難しいと感じる部分はたしかにありますが、それ以上に楽しめる工夫が満載でした。
特に自分で動かせるいろいろな機械、スタッフの方の説明や接し方は幼児でも十分に楽しめました。
また、わくわく体験コーナーの3つの工作体験は、無料で楽しめる作品としては品質も良く子供達のお気に入りです。
かばんにつけたりもできますし、遊びに行った記念にもできるので、私達も必ず体験するほどです。
そして、1日3回行われるテクノライブショーも、15分という長さも良く、ほとんど混雑せずに参加できるのも良かったです。