- 米国ETF投資、インデックス投資を学びたい
- 投資に関するおすすめの本が知りたい
- おすすめの本を実際に読んだ感想が知りたい
こんにちは、ももたまです。
私達は2019年3月から米国ETFを活用したインデックス投資に取り組んでいます。

ただ、以前の私達は資産運用の経験も少なく、たくさんの知識を持っていたわけではありませんでした。
だからこそ、実際に米国ETF投資に取り組みながら、今も夫婦で学び続けることを意識しています。
そして、学ぶ手段の1つとして、本を読むということを大切にしています。
今では投資というジャンルに限ることなく、毎月必ず1冊は本を読むようにしています。
また、本を読んで得た知識が役に立ったことが、米国ETF投資に取り組む中で何度もありました。
だからこそ、私達のように投資初心者の人には、本を読むことを強くおすすめしています。
そこで今回は、私達が実際に読んだ本から、投資初心者におすすめする10冊の本を紹介します。
私達が読んだ感想も載せておくので、ぜひ参考にしながら本を選んでください。
目次
おすすめ本の紹介における補足説明
一言で投資に関する本といっても、いろいろな種類・レベルがあります。
そこで今回は、以下の4つのグループに分けて紹介します。
- 投資・株式投資全般
- インデックス投資
- 米国株式投資、米国ETF投資
- 税金
また、特に初心者向けの本に関しては【初心者向け】という表記を見出しに追加しました。
投資・株式投資全般に関するおすすめの本
【初心者向け】本当の自由を手に入れる お金の大学
(2023/06/09 16:02:29時点 Amazon調べ-詳細)
「お金の大学」は、リベラルアーツ大学の両学長による「お金の教科書」とも呼べる本です。
実生活における必要な金融知識が、ギュッと一冊に詰まった本と言えるでしょう。
読んだ時から、すぐに実践できるように、具体的に記載されていることも魅力の1つです。
本では「一生お金に困らない5つの力」について解説されています。
- 貯める力:月10万円の節約の仕方
- 稼ぐ力:年収100万円アップの秘訣
- 増やす力:初心者にオススメの投資方法
- 守る力:騙されて資産を減らさない考え方
- 使う力:賢いお金の使い方
投資に関しては「増やす力」として紹介されていますが、本当に基本的な考え方から学ぶことができます。
さらに、全てカラーで描かれており、図解も多いため本当に読みやすいです。
本書の原点でもある、リベラルアーツ大学の公式YouTubeもおすすめですから、一度見てみてください。
読んだ感想
【お金に関して何となく不安】と感じている人には、特におすすめしたい一冊です。不安を感じる理由が分かるだけでなく、実際の行動の詳細まで記載されています。振り仮名が無いため、内容を把握できるようになるのは小学校高学年くらいからでしょう。それでも、フルカラーで図解も多いため、上の子は小1でもパラパラと読んでいました。子供と一緒に学ぶという意味でも、おすすめしたい初心者向けの1冊ですね。また、私達が家計見直しの講師として参加しているオンラインコミュニティ(リベシティ)は、さらに実践的な情報が溢れているので、ぜひ一度の参加してみてください。
【初心者向け】漫画版 バビロン大富豪の教え
(2023/06/09 16:02:30時点 Amazon調べ-詳細)
投資を考える時、「何の金融商品にいくら投資をすれば良いのか?」ということだけを考えてる人は少なくありません。
しかし本当に重要なことは、投資を行う自分達のお金に対する考え方なのです。
「バビロンの大富豪の教え」では、最初に以下の7つの教えについて描かれています。
- 収入の10分の1を貯金せよ
- 欲望に優先順位をつけよ
- 蓄えた金を働かせよ
- 危険や天敵から金を堅守せよ
- より良きところに住め
- 今日から未来に生活に備えよ
- 自分こそを最大の資本にせよ
それぞれの教えの意味はもちろん、実行していく中で見えてくる壁・誘惑が分かりやすく表現されています。
投資や副業など、とにかく「簡単に稼げる裏技」を探している人にも、ぜひ読んで欲しい1冊です。
読んだ感想
振り仮名はありませんが、漫画のため子供でも読むことはできます。上の子も、漢字が読めない6歳の頃からお気に入りでした。「お金持ち」とはどういう人なのか?という問いに対する答えは「お金をたくさん持っている人」ではありません。その答え、そして意味を理解するためにも、分かりやすい本でした。また、各章の間には文章による補足説明があり、かなりキレイにまとめられているため、大人でも読み応えがありますよ。
【初心者向け】金持ち父さん貧乏父さん
かなり有名な本ですが、私達が一番最初に読んだ投資関係の本でもあります。
当時の私達は、「結婚して、子供を生んで、マイホームをローンで買って、働いて貯金をすること」が当たり前だと思っていました。
だからこそ、本で説明されている「資産」を知った時には、大きな衝撃でした。
お金持ちの人は資産を買うけれど、貧乏な人は負債を買う。
資産とは働くことをやめたとしても、ポケットにお金を入れてくれる。
負債は逆にポケットからお金をとっていく。
(金持ち父さん 貧乏父さん より抜粋)
私達は、この本をキッカケに真剣にお金に対して考え、行動することを始めました。
その結果、私達も「資産」を育てることができるようになり、米国ETF投資に限って言えば、分配金という不労所得を手に入れるまでになりました。
読んだ感想
私達が手に入れたモノ、手に入れようとしたモノは「資産」ではなかったということを、痛烈に理解できる本でした。お金に関する専門書だから難しいのでは?と感じるかもしれませんが、内容はストーリー仕立てになっているため、とても読みやすいです。「金持ち父さん貧乏父さん」には色々なシリーズがありますが、第1作目が一番おすすめです。ちなみに、ネットワークビジネスなどのマルチ商法や、詐欺の情報商材などにも利用される本のため、風評被害で怪しいと思われがちなのが残念です。
書籍版 バビロンの大富豪
(2023/06/08 17:05:16時点 Amazon調べ-詳細)
「漫画版 バビロン大富豪の教え」の原作にあたる書籍です。
私達は書籍を読んでから漫画版を読みましたが、漫画を読んでから書籍版を読むと基礎知識もあり読みやすいです。
漫画版に比べるとボリュームや事例も多いため、書籍版もかなりおすすめです。
読んだ感想
書籍版もストーリー仕立てのため読みやすくなっています。また、内容も漫画版に比べれば詳細に記載されているので、私達は内容を振り返る時に書籍版を活用していますね。この本を読むとお金に対する考え方や、資産運用の必要性が理解できます。ただ、実践的な内容が書かれているわけではないため、本を読んだ後に行動を起こせるのかで差が出ると言えるでしょう。ベストセラーであるからこそ、実際に行動できる人は少ないということも逆に実感させられます。言い換えれば、しっかり行動すれば自分の環境は大きく変えることができます。
インデックス投資に関するおすすめの本
【初心者向け】お金は寝かせて増やしなさい
「お金は寝かせて増やしなさい」は、水瀬ケンイチさんによるインデックス投資の教科書と呼べる本です。
私達も実際に取り組んでいるインデックス投資は、投資の世界における最適解とまで言われています。
この本では、なぜインデックス投資が優れているのか?という理由が、データと一緒に分かりやすく解説されています。
一方で、最適解と呼ばれるインデックス投資にも、避けられない大きな壁が2つあります。
- コツコツと続けるだけで退屈と感じてしまうこと
- 暴落や下落相場では、損失が膨らむこと
インデックス投資家なら誰もがぶつかる壁に対する、15年以上インデックス投資を続けている水瀬ケンイチさんならではの体験談は必見です。
その意味でも、インデックス投資に取り組むのであれば、手元においておきた1冊です。
感想
インデックス投資が分からない初心者はもちろん、投資に興味があるけど難しそうと感じる人こそ、一度手にとって読んで欲しい本です。著者の実績が載っているという点も面白いですよ。また、第4章のタイトル「始めるのはカンタンだけど続けるのは意外と難しい」こそ、インデックス投資の心理だと私達も実感しています。それでもインデックス投資は、子育て世帯のように、投資に時間をかけたくないという人達には、本当に魅力的な投資手法だと言えるでしょう。
ウォール街のランダム・ウォーカー
原著は1973年と古いのですが、第12版という数字からも分かる通り、まさにロングベストセラーとなっている本です。
インデックス投資に取り組むのであれば、必ず一度は読んでおくべきバイブル的な本とも言えるでしょう。
ただ、専門用語も本当に多く、初心者の人にはとても読みづらいです。
それでも、「相場を読むということがいかに難しいのか?を理解すること」が、本書の1番のポイントだと感じています。
そして、私達がおすすめする理由の1つが、話の舞台が米国を中心にしているということです。
日本人である私達は、何事も日本からの視点で物事を考えがちですが、投資では米国・世界を視野に入れることも重要です。
もし、インデックス投資だけを意識していたら、投資先も投資商品も偏ってしまっていたかもしれません。
その意味でも、私達にはとても愛着のある1冊なのです。
読んだ感想
最初は「読みづらい」と感じるかもしれませんが、実際に投資を始めながら振り返ると、かなり理解が深まります。市場平均に勝つことがどれだけ難しいのか?ということを、実際のデータを元に解説しているのですが、版を重ねるごとに常に最新の状況を取り入れていることも本書が人気である理由でしょう。逆に言えば、時代が流れても「市場平均に勝つことは難しい」という結論は変わらないということですね。ちなみに、○○のランダム・ウォーカーという名前を見る度に、本の影響力の大きさを実感します。笑
敗者のゲーム
本のタイトルにもなっている「敗者のゲーム」の説明文を読んだ時、私達自身がとても納得したことを今でも覚えています。
「プロは得点を勝ち取るのに対し、アマはミスによって得点を失う」
(出典:敗者のゲーム)
インデックス投資は本当にコツコツと積立を続けるだけですから、圧倒的につまらないと言われています。
実際に取り組んでいる私達から言わせると、本当にその通りです。
米国ETF投資には分配金などもありますが、投資信託を利用した場合は積立も再投資も全て自動で行われます。
ですが、私達が投資をする目的は、決して「プロの投資家と競い合うこと」ではありません。
大きなミス、つまり「相場から退場しないことが何よりも大切」だということを、この本は教えてくれます。
読んだ感想
ウォール街のランダム・ウォーカーに比べれば読みやすいですが、初心者には専門用語も多く難しいと感じるでしょう。それでも、インデックス投資に取り組むなら必ず一度は読んで欲しい本です。終章にある「投資における最大の責任者は他でもない自分自身」という部分は、とても強く印象に残りました。私達は誰かと運用成績や総資産額を比較するために、投資をしているわけではありません。インデックス投資を通して、「私達の投資の目的」を見つめ直すキッカケをくれる本とも言えます
米国株式、米国ETFにおすすめの本
【初心者向け】お金が増える米国株超楽ちん投資術
「お金が増える米国株超楽ちん投資術」はたぱぞうさんによる、初心者向けの米国投資の本です。
- 漠然と資産運用に興味がある
- 米国投資について知りたい
- 難しい専門書が苦手
上記のような人には特におすすめできる、米国投資の魅力が分かりやすく凝縮されている1冊です。
実際に米国ETF投資を始める方法や、おすすめの米国ETF、さらには年代別のポートフォリオなど具体的なアドバイスも載っています。
まさに米国投資の入門書とも言える本です。
読んだ感想
出版が2019年10月だったため、私達は米国ETF投資を始めた後に読みました。私達が投資を始める前に知りたかったことが、網羅的にまとめられていることが特徴です。また、おすすめの米国ETFでは私達も実際に投資している銘柄も登場しています。そういう意味では、投資経験者にとっては目新しい情報があるわけではありません。「米国ETF投資」に興味があるという人こそ、ぜひ一度手にとって読んでほしいですね。
【初心者向け】世界一やさしい 米国株の教科書 1年生
(2023/06/08 17:05:18時点 Amazon調べ-詳細)
「世界一やさしい 米国株の教科書 1年生」ははちどうさんによる、まさに「米国株投資の教科書」です。
とにかく豊富な図解、そして参考サイトを活用しながら「投資のいろは」が解説されています。
教科書と呼ばれるだけあって、「株って何??」という初心者向けの情報から、米国株投資に必要な情報収集サイトまで幅広くまとまっています。
情報が体系的にまとめっているので、投資初心者に限らず、投資経験者にもおすすめしたい本です。
読んだ感想
学校の教科書のように、図や表がとにかく多いので内容が読みやすく分かりやすいです。教科書とあるので初心者向けという印象がありますが、実際には投資経験者であってもかなり学びがあると感じる内容でした。投資の考え方、各指標の説明、参考サイトなど、幅広く解説されています。特に参考サイトは、目的別に紹介されているため、私達も利用させていただいています。そして、現在も会社員として働きながらアーリーリタイアを目指している、はちどうさんの考え方は、同じく会社員世帯でもある私達にとっても参考になります。
税金に関するおすすめの本
【初心者向け】お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!
この本は、税理士であり人気税理士YouTuberでもある、大河内薫さんによる「税金の教科書」です。
米国ETF投資の分配金においては、確定申告によって税金を還付してもらうことができます。
しかし、会社員の場合は税金に対する知識も少なく、「確定申告」と聞いて難しいと感じる人も多いでしょう。
米国ETF投資に限らず、私達の生活に深く結びついた税金に対する知識は、今後ますます必要不可欠になります。
ふるさと納税や、副業における青色申告特別控除など、武器として使える面も税金には多くあります。
だからこそ私達は、米国ETF投資をキッカケに、みなさんにも税金を学んで欲しいと考えています。
そんな時に、漫画で読みやすく、税金の基礎をしっかりと理解できる本として、おすすめできる1冊なのです。
読んだ感想
「税金」という、難しいと誰もが感じる内容を漫画を使って分かりやすく、面白く解説していることが何よりも1番の魅力でしょう。実際、この本だけを理解すれば、税金に対する知識は100点というわけではありません。それでも、税金や確定申告など、基本的な部分をしっかり抑えられます。基本が理解できて実際に行動をし始めれば、不明瞭な点や追加で学ぶべきところが見えてきます。米国ETF投資を税金について学ぶキッカケにできたなら、実際の行動のキッカケとして最適な本だと感じました。
まとめ:知識と経験を同時に積み上げよう
今回は、私達が実際に読んだ投資関連の本10冊をまとめて紹介しました。
今から投資を始めようと考えているなら、上記の本を読んで知識を得ることは重要です。
その上で、私達は同時に実際の投資経験を少しずつ積み上げていくことをおすすめします。
最初に選んだことが全て正しいことばかりではなく、行動したからこそ分かる失敗もあります。
また、将来的に大きな金額を運用するという意味でも、リスク許容度を大きくすることは大切です。
リスク許容度の構成する要素は、知識ではなく実際の投資経験です。
だからこそ、今回紹介した10冊の本を片手に、少額からでも良いので投資を始めてみましょう。

以上、ももたまでした!