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【米国ETF投資】VTの特徴まとめ。世界中の株式に分散投資。長期積立に魅力的な銘柄

【米国ETF投資】VTの特徴まとめ。世界中の株式に分散投資。長期積立に魅力的な銘柄

こんにちわ、ももたまです。

私達は2019年3月から毎月積立の米国ETFのインデックス投資を続けています。

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その中で私達が投資している銘柄の50%以上を占めているのがバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(以下、VT)です。

たま
たま
簡単に言えば、世界中の株式詰め合わせパックですね。笑

今回は世界中の株式銘柄へ簡単に分散投資ができる魅力的なVTの特徴、そして私達の買付タイミングについてまとめてみました。

VTは40以上の国の8,000以上の株式銘柄に投資

小型株も含む全47ヶ国の約8,000銘柄の株式で構成される

VTは2020年1月31日において、43の国8,444の株式銘柄に対して投資を行っています。

実際にはできませんが、100円ずつ8,444の株式銘柄に投資しても84万円以上が必要になります。

それがわずか77ドル(約8,500円、VTの市場価格)で、世界中8000以上の株式銘柄に分散投資ができるわけです。

もも
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ただ、本当に分散投資されているのか気になるところ。

そこで、VTがどれくらい分散投資しているのかを、構成銘柄・セクター・市場の3つの観点からみてみましょう。

VTは幅広い銘柄に分散投資しているが偏りもある

構成割合が1%を超える株式銘柄はわずか3つだけ

VTが投資している株式銘柄のうち、上位10銘柄を構成割合とともにまとめました。

たま
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2020年1月31日時点のデータです。
銘柄 シンボル 構成割合
Apple Inc. AAPL 2.43300%
Microsoft Corp. MSFT 2.27600%
Amazon.com Inc. AMZN 1.46900%
Facebook Inc. Class A FB 0.85300%
Alphabet Inc. Class C GOOG 0.79100%
Alphabet Inc. Class A GOOGL 0.72700%
JPMorgan Chase & Co. JPM 0.72700%
Johnson & Johnson JNJ 0.69900%
Alibaba Group Holding Ltd. ADR BABA 0.63400%
Visa Inc. Class A V 0.60100%

構成割合が1%を超えているのは上位3つの会社(アップル、マイクロソフト、アマゾン)のみです。

ある1つの銘柄だけ構成割合が大きいと、その銘柄に対する集中投資を行っていると言えます。

VTでは1番割合が大きいアップルでも全体のわずか2%と、本当に広く分散投資されていることがわかります。

もも
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100万円の投資ならアップルが2万円分というイメージです。

では、次にセクター割合についてみていきましょう。

セクターも分散されているが、少し偏りもみられる

VTが投資している株式銘柄を、セクター別に分けたセクター割合をまとめました。

たま
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2020年1月31日時点のデータです。
セクター 構成割合
金融 21.3%
テクノロジー 17.3%
資本財 13.7%
消費サービス 11.5%
ヘルスケア 10.9%
消費財 10.6%
石油・ガス 4.7%
素材 4.0%
公益 3.5%
電気通信 2.5%

セクターは業種などをグループに分けたもので、セクターごとに景気による影響の大きさや、今後の成長度合いなどが違います。

例えば、テクノロジーは今後も大きく伸びる可能性がある一方で、ITバブルのように大きく下がることもあります。

もも
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景気敏感セクターとも呼ばれたりしますね。

理想的にはセクターも広く分散されているのが良いですが、実際にはセクターごとの銘柄数も異なるため難しいところ。

実際、VTでは金融セクターが20%を超えており、5つのセクターが10%を超えています。

金融もテクノロジーも景気に大きく左右されると言われており、セクター分散には一定の偏りがあるのは間違いないですね。

もちろんセクターに特化した米国ETF、例えばVFH(バンガード・米国金融セクターETF)などに比べれば分散はされています。

では、最後に市場割合についてみていきましょう。

市場は米国が50%を超えており、米国偏重の銘柄といえる

VTが投資している株式銘柄を市場別に分けた時、市場割合をまとめました。

たま
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2020年1月31日時点のデータです
市場 VT
米国 56.1%
日本 7.4%
英国 4.9%
中国 3.6%
カナダ 3.0%
フランス 2.8%
スイス 2.6%
ドイツ 2.4%
オーストラリア 2.1%
台湾 1.6%
韓国 1.4%
オランダ 1.1%
香港 1.1%
インド 1.1%
その他 8.8%

確かにいろいろな国に投資していますが、米国市場が50%以上占めていることがわかります。

VTは全世界分散投資に向いた銘柄とは言われていますが、実際には米国に大きく偏っています。

そのため、世界全体の経済状況以上に、米国市場の経済状況が大きく影響するといえますね。

一方で、銘柄の調整は随時行われているため、米国市場の割合が今後大きく変わる可能性も十分ありえるということも重要。

実際に米国市場の割合は55.7%(2019年7月)⇨55.3%(2019年12月)⇨56.3%(2020年1月)と変わっています。

もも
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銘柄調整も自動で行われるのもETFの魅力ですね。

純資産総額は約1.4兆円、経費率もわずか0.08%

純資産総額約1.4兆円は多いのか?少ないのか?

VTの純資産総額は約1.4兆円ですが、金額だけでは多いのか少ないのかよくわからないですよね?

そこで、『投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019』の上位10銘柄の純資産総額(2020年3月時点)と比べてみましょう。

順位 銘柄 純資産総額(億円)
1 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 181
2 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 644
3 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 818
4 ニッセイ外国株式インデックスファンド 1,540
5 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 462
6 楽天・全米株式インデックスファンド 844
7 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 1,949
8 グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型) 4,328
9 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) 14,639
10 SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド 209

なお、日本の投資信託で純資産総額が一番多い『ピクテグローバルインカム株式F(毎月分配)』でも10,792億円です。

たま
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VTの純資産総額の大きさがよく分かりますね。

純資産総額が大きいということは、それだけ多くの投資家に買付されているということでもあります。

もちろん、純資産総額が大きければ良いというわけではありませんが、重要な指標の1つであることは間違いありません。

資産額が多くなることで、より多くの資金で運用することができるわけですからね。

経費率はわずか0.08%と圧倒的な低さを誇る

VTの経費率は年率わずか0.08%ですが、同じように『投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019』の上位10銘柄の管理費用(2020年3月時点)と比べてみましょう。

もも
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管理費用には信託報酬も含めています
順位 銘柄 管理費用
(経費率)
1 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 0.1144%
2 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.0968%
3 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 0.10615%
4 ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.10989%
5 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 0.154%
6 楽天・全米株式インデックスファンド 0.132%
7 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 0.61%
8 グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型) 0.484%
9 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) 0.08%
10 SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド 0.0938%

VTの経費率0.08%はランキング内でも最安値ということが分かります。

ちなみに、日本の投資信託で純資産総額が一番多い『ピクテグローバルインカム株式F(毎月分配)』の管理費用は1.81%です。

日本の投資信託における信託報酬の平均は約1%程度と言われているので、経費率の低さは圧倒的

例えば100万円投資した場合、1%なら1万円、0.08%なら800円。

たま
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投資においてコストはできる限り低くですよね。

ちなみに、投資信託の場合は信託報酬以外に隠れコストもかかることを忘れてはいけません。

私達が投資信託ではなく、米国ETFを投資商品として選んだ理由の1つでもあるブラックボックスと呼ばれている部分です。

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VTの市場価格、分配金、分配金利回りの推移

市場価格は下落もありながらも、右肩上がりを続けている

VTの市場価格は2008年に設定されてすぐに大きな暴落がありましたが、ゆっくりと右肩上がりを続けています。

ただ、途中2011年、2015年、2018年と何度も暴落しており、暴落前の価格に戻るまでには1年以上かかっています。

いかにVTが多くの銘柄に分散して投資しているとはいえ、大きな割合を保有する米国市場が下がれば影響は避けられません。

VTは米ドル資産であることからも、為替も大きく影響してくることも考慮しておくべきですね。

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なお、私達は米国ETFの買付には外貨決済をおすすめしています。

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分配金は増配を続けているが、利回りは2%台を推移

VTの分配金、分配金利回り

画像はVTの年間分配金と、各年末時の価格から算出した分配金利回り(税引前)をまとめたものです。

分配金は右肩上がりですが、分配金利回りは税引前2%台を推移していることが分かりますね。

分配金が増えても利回りが増えないのは、VTの市場価格が値上がりしているためです。

ちなみに、私達が投資しているVYMやLQDの利回りは税引前で3%台です。

もも
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VTは分配金利回りが高いとはいえない銘柄ですね。
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VTはどのタイミングで買付するのがおすすめか?

私達がおすすめするVTの買付するタイミングは、毎月のような定期買付です。

VTは世界中の株式銘柄に分散投資しており、銘柄の分散性は十分にあるといえます。

その一方で、米国市場への偏りがあること、これまで価格の暴落も実際にあり、為替の影響も無視できません。

そこで、外貨積立を活用して為替リスクを抑えながら、コツコツ積立していくことが最適だと考えています。

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また、VTの分配金利回りは税引前2%と低いため、利回りが高くなったタイミングでの一括投資にも向きません。

だからこそ、価格が下落している局面でもコツコツ買付し続けていくことが大切な銘柄です。

たま
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下落時にも買付し続けられるかがポイントですね。
もも
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そのためにも、資金管理をしっかりしておきましょう。

まとめ:全世界の株式へ積立・分散投資におすすめ

今回は私達も実際に投資しているVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)についてまとめました。

VTの特徴
  • 43ヶ国、8,000銘柄以上の株式に投資
  • 各銘柄への投資はしっかり分散されている
  • 米国市場、数セクターへの偏りがある
  • 純資産総額は高く、経費率も十分な低さ
  • 市場価格、分配金は右肩上がり
  • 分配金利回りは税引前2%と低い
  • 買付タイミングはコツコツ積立がおすすめ

VYMやLQDのように分配金を期待する銘柄ではありませんが、多くの銘柄への分散投資が簡単にできる魅力的な銘柄です。

最終的には価格の値上がりを狙う銘柄なので、コツコツと積立していく買付方法がおすすめです。

特に暴落時にも買付し続けていくことが重要になるので、資金管理を意識した上で積立金額を考えていきましょう。

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