- アメリカETF投資を考えている
- 保持している米ドルを運用したい
- 外貨建て(米ドル)MMFについて知りたい
こんにちわ、ももたまです。
私達は現在アメリカのETFに対して毎月コツコツと積立投資を行っています。
今回は買付余力として余った外貨(米ドル)を外貨建てMMFで運用する手順について、MMFの説明を含めてまとめてみました。
アメリカETF投資の場合、分配金は外貨口座に直接入金され買付余力に反映されますが、少額の内は再投資が出来ません。
外貨建てMMFは余った外貨を運用するには最適な投資商品ですので、ぜひ一度検討してみることをおすすめします。
アメリカETFの投資を考えている方、外貨を運用したい方、余った買付余力を上手く活用したい方にとって、今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
目次
MMFは無料で売買できる安全性の高い投資信託
MMFは安全性の高い商品に投資する投資信託
MMFはマネー・マーケット・ファンドを意味しており、安全性が高い様々な金融商品に投資を行う投資信託です。
投資信託なので、もちろんリスクはありますが安全性が高い商品を扱う為ローリスク・ローリターンが一般的。2019年8月現在の利率は一番高い外貨建てMMFで約1.8%です。
外貨建ての投資商品の為、アメリカETFと同様に円貨決済・外貨決済のどちらも出来ますが、余った買付余力を活用する意味でも外貨決済がおすすめです。
MMFとは安全性の高い商品に投資する投資信託で外貨決済がおすすめ
一番の魅力は売買手数料が無料で、いつでも売却できること
外貨建てMMFは投資商品を購入する際に必ず発生する売買手数料が完全に無料です。
また、売買は通常の投資信託やETFと同様で、最低買付金額も10ドルから、追加はわずか0.01ドル(2019年7月2日から)で行えます。
分配金が少額でETFは買付けられないけれど、買付余力として余っている外貨(米ドル)を利用するには最適です。
外貨建てMMFは売買手数料が無料でいつでも少額から売買が可能
外貨(米ドル)は単純に持っているだけでは利息が付かない

銀行口座に預金している場合、金利はかなり低いですが利息を受け取ることが出来ます。
一方で証券口座の場合、外貨(米ドル)を持っているだけでは利息がつかないので、買付余力としてもっている金額は本当に持っているだけのお金です。
その為、少額でも余力が余っているのであれば外貨建てMMFへの投資がお勧めですね。
証券口座に外貨を保有しているだけでは金利が付かない
外貨建てMMFには様々あるが金利で選べばいい
SBI証券で取り扱っている外貨建て(米ドル)MMFの一覧
SBI証券では現在以下の4つの外貨建て(米ドル)MMFを取り扱っていますが、証券会社によって取り扱ってい外貨建てMMFは違うので注意が必要です。
- ブラックロック・スーパー・マネー・マーケット・ファンド
- ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド
- ノムラ・グローバル・セレクト・トラスト
- ゴールドマン・サックス
細かい違いはあるけど一番金利が高いものを選べば大丈夫
MMFを運用している会社によってMMFの運用先が違うので、具体的な方針や投資商品を知るには目論見書をみれば分かります。

繰り返しになりますがMMFは投資信託なので元本が保証されるわけではありませんが、安全性が高い事実は間違いありません。
その為、細かい事は気にせずに一番金利が高いものを選べばよく、私達はブラックロック・スーパー・マネー・マーケット・ファンドを買付・保有しています。
外貨建て(米ドル)MMFは金利が一番高いものを選べば良い
SBI証券における外貨建てMMFの買付手順
SBI証券にログイン後、外貨建てMMFのページへ移動
SBI証券にログインした後に、上部のメニューから『投信⇒外貨建てMMF』を選択します。

取り扱い外貨建てMMFの一覧から、買付するMMFを選択
SBI証券が取り扱う4つの外貨建て(米ドル)MMFが表示されるので、買付するMMFの横にある買付ボタンを選択します。
今回は私達が保有するブラックロック・スーパー・マネー・マーケット・ファンドを選びます。

買付は円貨決済、外貨決済のどちらも選べるが外貨決済を

買付ページでは円貨決済、外貨決済を選び金額を入力するだけですが、私達はもちろん外貨決済をおすすめします。

分配金は課税された後に自動で再投資される
分配金はまとめて月末に入金され再投資される
SBI証券で取り扱っている4つの外貨建て(米ドル)MMFは全て毎日実績分配で、毎月末に自動で再投資されます。
毎日実績分配とは投資金額に対する毎日の実績を分配金として積み立て、毎月末に積み立てた金額を自動で再投資してくれるものです。
『自動』なので、実際に私達は買付の作業を行う事はありません。
私達の場合、2019年7月に1000ドルでブラックロック・スーパー・マネー・マーケット・ファンドを購入しました。
そして、2019年7月末に、この1000ドルに対する分配金を自動的に再投資してくれているのがわかります。


つまり、2019年8月は1001.26ドルを外貨建て(米ドル)MMFに投資していることになります。
外貨建てMMFの分配金は自動で再投資される
外貨建てMMFの分配金は特定口座で課税処理される
外貨建てMMFの分配金も課税対象なので、特定口座の場合は20.315%(国税15.315%、地方税5%)が徴収された後に再投資されます。
実際の『外貨建MMF再投資のご案内(兼)支払通知書』を見てみると、赤枠に課税詳細、青枠に再投資詳細が載っています。

外貨建てMMFの分配金は特定口座なら自動で課税処理される
外貨預金との違いは金利、元本保証性、税金など
同じく外貨(米ドル)を運用する方法として分かりやすいのが外貨預金です。
どちらにもメリット・デメリットがあるので好きな方を選択したら良いとは思いますが、私達は外貨建てMMFをおすすめしますね。
- 金利
- 外貨建てMMFの方が少し高め
- 元本保証
- 外貨預金は外貨ベースで保全
- 為替レート(1ドル〇〇円)の変動により損失も発生しうる
- 外貨建てMMFは保証されない
- 外貨預金は外貨ベースで保全
- 税金:
- 外貨預金の利息は雑所得扱い
- 自ら(所得税、住民税の)確定申告が必要
- 外貨建てMMFは申告分離課税
- 特定口座の場合は自動で源泉徴収
- 外貨預金の利息は雑所得扱い
- 資産保護
- 外貨預金は預金保険対象外
- 外貨建てMMFは分別管理対象
例えば外貨預金の場合、預金してる銀行が破たんした場合は保証されない可能性があるということです。
私達が普段銀行に預けているお金(円)は預金保険の対象の為、1,000万円を上限に補償されますが、外貨預金は含まれていません。
一方、外貨建てMMFは他の株式などと同じで分別保管対象であり、証券会社の資産と区別して管理されているので、証券会社が破産しても資産は守られるということです。
外貨預金、外貨建てMMFのメリット・デメリットを理解した上で好きな方を選択しましょう。
外貨預金、外貨建てMMFの特徴を理解した上で選択しよう
最後に
今回は買付余力として余った外貨(米ドル)を外貨建てMMFで運用する手順について、MMFの説明を含めてまとめてみました。
アメリカETFの投資を始めて、外貨(米ドル)に関わることが増えましたが、為替リスクはありますが、為替リターンや高い金利も魅力ですね。
しっかりとリスクを理解した上で、分配金や外貨積立で余った買付余力は効率的に外貨建てMMFを利用して運用していくのが良いですね。
アメリカETFの投資を考えている方、外貨を運用したい方、余った買付余力を上手く活用したい方にとって、今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。