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アメリカETF投資では暴落リスク、為替リスクで資産は最大3割まで減る可能性

アメリカETF投資では暴落リスク、為替リスクで最悪資産は最大3割まで減る可能性

こんにちわ、ももたまです。

私達は現在アメリカETF投資に取り組んでいますが、投資という以上必ずリスクが存在します。

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2019年8月現在、米国市場は長期的に右肩上がりを示しており好調さをうかがえます。

それでも実際には何度か経済的なショックが発生しており、暴落も発生しています。

過去実際に起きたリスクを振り返り、自分達が取り組んでいる投資のリスクを理解しておく事は何よりも大切です。

同時に株式投資はいつでも暴落のリスクと隣り合わせという事を忘れてはいけません。

その為、私達のような子育て世代にとってキャッシュポジションは重要な意味を持ちます。

子供達の教育費を含めた全資金をリスク資産として持つことは、かなりリスクが高い行為と言わざるを得ないからです。

もも
もも
何のための投資なのかが大切ですね

リスクを把握し、自分達のキャッシュポジションを把握したうえで、毎月の投資金額を考えて行きましょう。

アメリカETF投資に取り組んでいる方、これから取り組もうと考えている方、子育て世帯の方などにとって、今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

株式の長期的な下落による暴落は過去何度も発生

ダウ平均株価、S&P500における過去の暴落を振り返る

私達が投資対象として考えている米国の市場は、長期的に見て右肩上がりを示しています。

今回は主要指数であるダウ平均株価、S&P500における過去の暴落率を振り返ってみましょう。

ダウ平均株価:過去2回の暴落率は33.9%と49.2%

ダウ平均株価の1989年からのチャート図がこちらになります。

ダウ平均株価の1989年からのチャート図

※出典:ロイター通信

この中で大きく値下がりしている赤丸、青丸部分の最高値と最安値を元に暴落率と下落期間を算出します。

  • 赤丸
    • 最高値:11,497(1999/12/1)
    • 最安値:7,592(2002/9/1)
    • 暴落率:▲33.9%
    • 下落期間:2年9ヶ月
  • 青丸
    • 最高値:13,930(2007/10/1)
    • 最安値:7,063(2009/2/1)
    • 暴落率:▲49.2%
    • 下落期間:1年4ヶ月

S&P500:過去2回の暴落率は46.2%と52.5%

S&P500の1989年からのチャート図がこちらになります。

S&P500の1989年からのチャート図

※出典:ロイター通信

この中で大きく値下がりしている赤丸、青丸部分の最高値と最安値を元に暴落率と下落期間を算出します。

  • 赤丸
    • 最高値:1,518(2000/8/1)
    • 最安値:815.28(2002/9/1)
    • 暴落率:▲46.2%
    • 下落期間:1年11ヶ月
  • 青丸
    • 最高値:1,549(2007/10/1)
    • 最安値:735.09(2009/2/1)
    • 暴落率:▲52.5%
    • 下落期間:1年4ヶ月

指標は過去最大で52%程度暴落し、下落期間は1年以上も続いていた。

 

実際のアメリカETFのVTとVYMの暴落を振り返る

次に実際に私達が投資しているアメリカETFを見てみましょう。

VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)は全世界株式に対する投資と言えど、5割以上が米国市場です。

また、VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)は、その名の通り米国市場のみが対象となっています。

投資先に分散がかかっているとはいえ、経済的なショックであればもちろん市場価格も下落していきます。

どちらも分配金を受け取る事が出来る為、市場価格と分配金の推移を見て行きましょう。

VTの市場価格:過去2回の暴落率は46.3%と16.4%

VTは設定されてから10年程しか経っていないため、2008年からのチャートとなります。

VTの2008年からのチャート図

※出典:ロイター通信

この中で大きく値下がりしている赤丸、青丸部分の最高値と最安値を元に暴落率と下落期間を算出します。

  • 赤丸
    • 最高値:49.54ドル(2008/6/1)
    • 最安値:26.60ドル(2009/2/1)
    • 暴落率:▲46.3%
    • 下落期間:8ヶ月
  • 青丸
    • 最高値:78.33ドル(2018/1/1)
    • 最安値:65.46ドル(2018/12/1)
    • 暴落率:▲16.4%
    • 下落期間:11ヶ月

VT分配金:設定以来多少の減配はありつつも増配を続けている

VTの分配金額の合計を各年でまとめたチャートがこちらになります。

VTの分配金の各年合計金額

2019年は分配金が年間4回の内2回しか行われていないため、あくまで参考値で載せました。

チャートを見ると2014年~2016年の期間で多少の減配は見られますが、増配を続けているという事が分かります。

2018年に関しては市場価格は暴落しているが減配していないというのは、面白い結果でした。

VYMの市場価格:過去1回の暴落率は46.3%

VYMは2006年に設定されて以来、大きく暴落しているのは1回のみというチャートです。

VYMの2006年からのチャート図

※出典:ロイター通信

この中で大きく値下がりしている赤丸部分の最高値と最安値を元に暴落率と下落期間を算出します。

  • 赤丸
    • 最高値:55.36ドル(2007/5/1)
    • 最安値:25.25ドル(2009/2/1)
    • 暴落率:▲54.3%
    • 下落期間:1年9ヶ月

VYM分配金:過去1回の暴落率は24.3%

VYMの分配金額の合計を各年でまとめたチャートがこちらになります。

VYMの分配金の各年合計金額

VT同様2019年は分配金が年間4回の内2回しか行われていないため、あくまで参考値で載せました。

チャートを見ると2008年から2010年にかけて暴落していることが分かります。

赤丸部分の最高値と最安値を元に暴落率と下落期間を算出します。

  • 赤丸
    • 最高値:1.443ドル(2008)
    • 最安値:1.091ドル(2010)
    • 暴落率:▲24.3%
    • 下落期間:2年間

市場価格はVTが46%程度暴落し、下落期間は1年程度。

分配金はVYMが20%程度の暴落し、下落期間は2年間。

 

円高による為替リスクは過去1ドル75円台に

私達は外貨を購入し直接アメリカのETFを買付しています。

その為、為替変動によるリスク・リターンも考慮に入れていく必要があります。

  • 1ドル100円で購入
    • 円高:1ドル80円:資産2割減
    • 円安:1ドル120円:資産2割増
たま
たま
何もしなくても資産が増減する感覚ですね

今回はリスクである円高に着目して過去の円高事例からリスクを考えてみます。

1989年からのドル円の為替チャートがこちらです。

1989年からのドル円の為替チャート

※出典:ロイター通信

赤丸部分の過去最大の円高から外貨建て資産の円換算における減少率を算出します。

  • 75円78銭(2011/10/21)
  • 105.40(2018/8/25)
  • 資産減少率:▲28.1%

現時点から過去最大の円高となれば資産は何もせずとも3割減少する。

 

まとめ:資産は最大3割まで落ちると想定すべき

私達が投資しているVTやVYM等分散が取れているETFであっても、最大で市場価格は50%程度になる暴落リスクがあるといえます。

さらに、外貨建ての投資の場合は最大30%の為替リスクがあるといえるでしょう。

つまり、外貨建てでアメリカETF投資を行う場合は資産が最大で3割まで下落する可能性があります。

暴落リスク(0.5)×為替リスク(0.7)=リスク合計(0.35)

もも
もも
1,000万円が350万円になる
たま
たま
それでも投資し続けられるかどうか

円貨建ての投資の場合は暴落リスクのみを考慮し、資産が半減する可能性があるといえます。

加えて資産の下落は短期的に起こるものではないという事です。

指数は1年以上、ETFも1年程度下落を続けての暴落、数か月で下げ止まらない可能性も十分にあります。

私達のような子育て世帯にとって、長期的な下落による暴落が起きていても必要なのが子育て費用です。

費用が必要だからと下落時に損切りを確定させてしまっては長期投資の意味がありません。

学費はもちろん、子供達の生活をしっかり守ることが出来るようキャッシュポジションを意識したリスク管理が大切ですね。

暴落によって資産は最大3割まで減少する可能性。

子育て世帯はキャッシュポジションの管理が必要不可欠。

たま
たま
特に学費は先が読めませんからね
もも
もも
自分達の投資方針をしっかり持ちましょう

リスクを理解した上の対策は長期的な分散投資

市場価格の暴落に対する対策の1つは長期的な積立投資のみ

リセッション(景気後退)等によるアメリカETFの市場価格の暴落自体を防ぐことは出来ません。

そこで、少しでも暴落の影響を小さく為に大切なのが『投資期間』と『積立額』です。

数か月でも暴落から抜け出すタイミングが分かるなら一括投資をすれば良いと思います。

ただ、暴落の終末を予想する事は誰にもできません。

その為、出来るだけ『長期的』に『一定の金額を積み立てていく』事が大切です。

たま
たま
ドルコスト平均法ですね

ETFは金額を指定しての買付が出来ませんので、市場価格に合わせた買付数を調整する事が必要になります。

私達は少なくとも20年間は投資が継続できるような積立金額を意識しています。

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市場価格の暴落に対するもう一つの対策が分散投資

今回取り上げた暴落はどちらかというと市場全体の株式に特化した話題です。

実際の暴落時期でも銘柄によっては暴落率が低かったり、値上がりしている場合ももちろんあります。

分かりやすい例でいえば、『株式よりも債券の方が暴落率が低い事が多い』ということです。

自分達のポートフォリオを見て、どのような投資商品にどれだけの割合で投資するのか

もも
もも
正解がある話ではありません
たま
たま
だからこそ自分達が納得する投資を行いたいですね

私達が投資に関してこれから取り組むべき部分は、各投資商品に対する理解だと認識しています。

円高による為替リスクへの対策は長期的な外貨積立で対応

為替リスクも状況や対策は暴落リスクと同様、『長期的』に『一定の金額を積み立てていく』事が大切です。

私達は外貨積立を少額ずつ毎月の投資金額に合わせて行っています。

ただし、気を付ける必要があるのは為替手数料です。

私達は住信SBIネット銀行とSBI証券を組み合わせており、為替手数料をかなり抑えています。

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せっかくのリスク対策も手数料が高くて利益を圧迫することがあっては本末転倒です。

長期的に外貨と付き合っていくためにも、為替手数料は常に意識しておきたいところです。

どれだけ対策をしたところで投資に『絶対』はない

これまで過去の暴落や円高、そして対策などを中心にアメリカETF投資のリスクをまとめてきました。

しかし、これらの情報はあくまで参考情報にしかならないという事も大切です。

『過去最大の暴落率が50%で今後絶対にこれ以上の暴落は発生しない』という『絶対』は投資ではありえません。

常にリスクと隣り合わせであり、下落し続ける苦しい時期が年単位で続く事もあり得るという事です。

長期的な積立投資を行う上で絶対に避けたいのが暴落中の損切り。

『絶対』が無い投資の世界だからこそ、リスクをしっかり理解した上で取り組みたいですね。

たま
たま
夫婦で取り組むからこそお互い納得しながらですね
もも
もも
それでも『投資』は必要と私達は考えています

最後に

今回はアメリカETF投資におけるリスクについて、暴落リスクと為替リスクを過去の事実を元にまとめてみました。

記事としてまとめて行く中で、改めてリスクを再確認し身が引き締まりました。

私達は2019年3月からアメリカETF投資を始め、子育てもしている子育て世帯の投資初心者です。

毎月の資産運用状況報告でも分かる通り、キャッシュポジションもかなり大きく、投資額も余剰資金に比べ少額です。

しかし、見据えた投資期間は20年以上の長期投資、焦ることなくコツコツと積み上げていきます。

投資の世界では誰が何を言っても『完全自己責任』です。

私達のような子育て世帯の場合、リスクを多くとりすぎる事は危険だと私達は考えています。

アーリーリタイアを目指す為にも投資だけに頼るのは、集中投資と同じこと。

家計見直しによる支出の削減、ブログ等の資産を増やす行動等、手段も分散していきたいですね。

アメリカETF投資に取り組んでいる方、これから取り組もうと考えている方、子育て世帯の方などにとって、今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

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