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【米国ETF投資】株価暴落・為替(円高)リスクで米ドル資産は最大3割まで減る

【米国ETF投資】株価暴落・為替(円高)リスクで米ドル資産は最大3割まで減る

こんにちは、ももたまです。

私達は2019年3月から米国ETFによるインデックス投資に取り組んでいます。

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米国市場は長期的には右肩上がりを続けていますが、2020年のコロナショックなど、投資には暴落リスクがあります。

また、米国ETFは外貨建資産ということから、為替リスクも考えなければなりません。

もも
もも
リスクのない投資はありえませんからね。

そこで今回は米国ETF投資における暴落リスク、為替リスクについてまとめてみました。

私達は20年以上投資を続けていくためにも、リスクを理解した上で自分達に合った投資に取り組みます。

では、まずはじめにダウ平均株価、S&P500の過去の暴落からみていきましょう。

 

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ダウ平均株価、S&P500からみる過去の暴落

ダウ平均株価、S&P500から見る過去の暴落

画像はダウ平均株価、S&P500の1985年からのチャートで、3つの大きな暴落が分かります。

  1. ITバブル崩壊
  2. リーマンショック
  3. コロナショック

各暴落における状況を騰落率だけでなく、暴落や株価回復までの期間もまとめてみました。

たま
たま
コロナショックは継続中のため参考情報です。
ITバブル崩壊リーマンショックコロナショック
株価指数ダウ平均株価S&P500ダウ平均株価S&P500ダウ平均株価S&P500
暴落最高値11,722ドル
(2000年1月14日)
1,527ポイント
(2000年3月24日)
14,164ドル
(2007年10月9日)
1,565ポイント
(2007年10月9日)
29,551ドル
(2020年2月12日)
3,386ポイント
(2020年2月19日)
暴落最安値7,286ドル
(2002年10月9日)
776ポイント
(2002年10月9日)
6,547ドル
(2009年3月9日)
676ポイント
(2009年3月9日)
18,592ドル
(2020年3月23日)
2,237ポイント
(2020年3月23日)
騰落率▲37.8%▲49.1%▲53.7%▲56.8%▲37.0%▲33.9%
暴落から
暴落までの期間
999日
(2年8ヶ月と25日)
929日
(2年6ヶ月と15日)
517日
(1年5ヶ月)
517日
(1年5ヶ月)
40日
(1ヶ月と11日)
33日
(1ヶ月と4日)
暴落の最高値更新11,727ドル
(2006年10月3日)
1,530ポイント
(2007年5月30日)
14,253ドル
(2013年3月5日)
1,569ポイント
(2013年3月28日)
暴落から
最高値更新までの期間
2,454日
(6年8ヶ月と19日)
2,623日
(7年2ヶ月と6日)
1,974日
(5年4ヶ月と24日)
1,997日
(5年5ヶ月と19日)

全体的な動きは似ているため、S&P500を例に挙げてもう少しみていきましょう。

まず、暴落による騰落率は以下のようになりました。

  • ITバブル崩壊→▲49.1%
  • リーマンショック→▲56.8%
もも
もも
1,000万円が400~500万円になるということですね。

次に「暴落前の最高値」から「暴落後の最安値」まで期間は以下の通りです。

  • ITバブル崩壊→2年以上
  • リーマンショック→1年以上

株価が暴落後の最安値をつけるまで、2年以上も下落し続けていたことが分かります。

さらに「暴落前から最高値更新までの期間は以下の通りです。

  • ITバブル崩壊→6年以上
  • リーマンショック→5年以上

一度暴落が起きれば、その後数年間は下落が続き、次に最高値を更新するまで5年以上かかった

たま
たま
コロナショックに当てはめると、2025年までかかることに。

インデックス投資のような積立投資だと、何年も下落し続ける相場は精神的にも辛くなります。

毎月積立をしても、評価額はいつもマイナスにしかならないわけですからね。

そのため暴落が起きると、長い時間をかけて多くの人が耐えきれず損切りしていくわけです。

では、実際に私達が投資をしている米国ETFは、暴落時どうだったのでしょうか?

米国ETFのVTとVYMからみる暴落

私達が実際に買付をしている銘柄4つ、また定期買付はVTVYMの2つのみです。

概要銘柄名
VT全世界8000以上の株式銘柄に投資するETFバンガード・トータル・ワールド・ストックETF
VYM米国市場の400以上の高配当銘柄に投資するETFバンガード・米国高配当株式ETF
LQD米国市場の投資適格社債に投資するETFiシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF
IYR米国市場のREITに投資するETFiシェアーズ 米国不動産 ETF

私達が実際に投資している銘柄に関しては、こちらの記事にまとめてあるので、参考にしてみてください。

【米国ETF投資】30代投資家が「投資する銘柄」と「選んだ理由」を解説
【米国ETF投資】30代投資家が「投資する銘柄」と「選んだ理由」を解説資産総額3,000万円以上の私達が実際に投資している米国ETFの銘柄と、投資理由を解説します!また、過去に売却した銘柄の理由、さらに銘柄を選ぶためのポイントもズバリ紹介します!...

では、定期買付をしているVT、VYMにおける暴落時の状況を、2つの観点からみていきましょう。

  1. 市場価格
  2. 分配金

銘柄分散がされていても、市場価格は大きく暴落する

市場価格はどちらも暴落に対する影響が大きい

画像はVT、VYMの設定来のチャートで、VTが2008年、VYMは2006年からとなっています。

それぞれの銘柄において、暴落時における市場価格についてまとめてみました。

もも
もも
コロナショックは未だ継続中のため参考情報です。
リーマンショックコロナショック
銘柄VTVYMVTVYM
暴落最高値38.49ドル
(2008年6月26日)
37.85ドル
(2007年10月9日)
82.84ドル
(2020年2月12日)
94.1ドル
(2020年1月17日)
暴落最安値19.14ドル
(2009年3月9日)
16.28ドル
(2009年3月5日)
54.48ドル
(2020年3月23日)
60.97ドル
(2020年3月23日)
騰落率▲50.2%▲56.9%▲34.2%▲35.2%
暴落から
暴落までの期間
256日
(8ヶ月と8日)
513日
(1年4ヶ月と4日)
40日
(1ヶ月と11日)
66日
(2ヶ月と6日)
暴落の最高値更新38.57ドル
(2010年12月29日)
37.87ドル
(2012年3月13日)
暴落から
最高値更新までの期間
916日
(2年6ヶ月と28日)
1,617日
(4年5ヶ月と12日)

騰落率はVT、VYMのどちらも▲50%以上と、大きく下落しています。

「暴落前から最高値更新」までの期間が、株価指数に比べて少し短いことが分かります。

リーマンショック時のデータを並べてみたのがこちらです。

  • ダウ平均株価:1,974日
  • S&P500:1,997日
  • VT:916日
  • VYM:1,617日

VTは期間が短いように見えますが、設定日が2008年6月のため暴落中に設定された影響と考えられます。

また短いとはいえ、VYMでも最高値値更新には4年以上もの時間がかかりました。

つまり銘柄を分散したVT、VYMでも、暴落による市場価格への影響は大きく、そして長いということです。

たま
たま
定期買付している私達こそ、理解しておくべきですね。

では次に、分配金についてみてみましょう。

分配金の騰落率は市場価格に比べると小さい

分配金の暴落率は市場価格に比べると小さい

画像はVT、VYMの年間分配金の推移で、赤い部分が下落している期間になります。

VYMはリーマンショックの影響を受けていることが分かりますね。

もも
もも
VTは暴落時に設定されたため下落はありませんでした。

2015年に少しだけVTも下落しているので、参考情報としてみていきましょう。

銘柄(ティッカー)VTVYM
暴落最高分配金(年間)1.464ドル
(2014年)
1.443ドル
(2008年)
暴落最安分配金(年間)1.414ドル
(2015年)
1.091ドル
(2010年)
騰落率▲3.4%▲24.3%

VYMの分配金における騰落率は24.3%、一方で市場価格の騰落率は▲56.9%でした。

一般的に配当金、分配金は暴落時の影響が小さいと言われていますが、データからもよく分かりますね。

暴落で市場価格が大きく下落しても、分配金は8割ほど保つことができる。

たま
たま
分配金があると、精神的な支えにもなりますからね。

私達にとって分配金は重要な指標ではありませんが、インデックス投資を行う上では大切だと感じています。

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さて、米国ETF投資における暴落リスクについて分かったところで、次は為替リスクを考えてみましょう。

外貨建資産は円高になるだけで資産が減っていく

外貨建資産は円高になるだけで資産が減っていく

画像は1996年からのドル円の為替チャートです。

赤で示した円安3回、青で示した円高1回における騰落率をまとめました。

もも
もも
1ドル=100円を基準として考えてみます。
1ドル1万ドルの円換算
(1ドル=100円なら100万円)
騰落率
2002年1月31日134.87円134.87万円34.87%
2007年6月21日123.74円123.74万円23.74%
2011年10月31日75.76円75.76万円▲24.24%
2015年6月8日125.5ドル125.5万円25.5%

円安と円高を繰り返していますが、2015年以降はゆっくりと円高が進んでいるように見えます。

為替も株価と同じで、未来は誰にも分かりません。

ただ、円安・円高によって、外貨建資産は円換算時の価格が何もしなくても増減するということは重要です。

たま
たま
だからこそ私達は、外貨をリスク資産と考えています。

米国ETFは外貨建資産のため、暴落円高が重なると円換算の評価額は大きく下落することになります。

インデックス投資では買付し続けていくだけですが、最終的には定率・定額で売却していくことが多いです。

また、分配金は決済方法に限らず外貨(米ドル)でしか受け取れません。

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そのため、どんな手法であったとしても米国ETF投資においては為替リスクは避けられませんね。

米国ETF投資における暴落・為替リスクの結論

米国ETF投資における暴落・為替リスクの結論

私達は米国ETF投資において、暴落・為替リスクによって資産は最大3割まで減ると考えてます。

  • 暴落時のVYMの騰落率:▲56.9%
  • 円高時の円換算騰落率:▲24.24%

そこで、1ドル100円の時に1万ドルの米国ETFを買付し、暴落後と円高後の円換算評価額の推移をまとめました。

米国ETF評価額
(ドル)
為替レート
(1ドル)
円換算評価額
①暴落前10,000ドル100円100万円
②暴落後4,310ドル
(騰落率:▲56.9%)
100円約43万円
③円高4,310ドル75.76円約32万円

つまり、100万円の資産が約32万円まで減ることが分かります。

また、暴落も円高も数年にわたるため、暴落前の100万円に戻るには5年以上かかる可能性もあります。

もも
もも
投資におけるリスクを改めて実感しますね。

では、暴落・円高リスクに対して、私達が取り組める対策には何があるのでしょうか?

リスク対策のポイントは長期・積立・分散

暴落・為替リスクのどちらにおいても有効な対策は3つです。

  1. 長期:20年以上の投資期間
  2. 積立:毎月コツコツと積立投資
  3. 分散:さまざまな国や資産に広く分散投資

対策①:20年以上保有し続けること

画像は金融庁が資産・地域を分散して積立投資をした場合の運用実績です。

未来は誰にも分からないため、保有期間20年で元本割れが起きなかったことは結果論です。

それでも、保有期間が長くなればなるほど、元本割れの可能性は低くなるとは言えますね。

  • 保有期間が短い→元本割れの可能性が高い
  • 保有期間が長い→元本割れの可能性が低い

一度暴落が起きると、最高値を更新するまで米国市場でも6年以上かかりました。

そのため、20年以上という投資期間は1つの目安にはなると考えています。

たま
たま
私達も投資期間20年を想定して資金管理をしています。

対策②:毎月コツコツと積立投資

積立投資

今の市場価格が安いのか、高いのかを確実に言い当てることは誰にもできません。

そこで買付する金額を一定にして積立することが重要な対策になります。

  • 安い時→買いそびれを防ぐ
  • 高い時→買いすぎを防ぐ
もも
もも
いわゆるドルコスト平均法ですね。

ただ、米国ETFは買付が口数単位のため、口数を増減させる必要があります。

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例えば毎月10万円を投資する場合、為替や市場価格によって買付口数が変わります。

月数為替
(1ドル)
ETFの
市場価格
必要金額(円/口)計算式買付口数
1ヶ月100円80ドル8,000円10万円÷8,000円12口
(12.5)
2ヶ月100円70ドル7,000円10万円÷7,000円14口
(14.2)
3ヶ月105円80ドル8,400円10万円÷8,400円11口
(11.9)
4ヶ月105円70ドル7,350円10万円÷7,350円13口
(13.6)
5ヶ月95円80ドル7,600円10万円÷7,600円13口
(13.1)
6ヶ月95円70ドル6,650円10万円÷6,650円15口
(15)

実際には為替や市場価格の動きはこれほど大きくないため、頻繁な変更は必要ありませんけどね。

たま
たま
SBI証券の定期買付サービスが活用できますよ。

対策③:さまざまな国や資産に広く分散投資

投資先、商品によって資産の市場価値は画像のように違う動きをします。

  • 投資先→日本、米国、欧米など
  • 商品→株式、債券、不動産など

そこで、異なる動きをする資産に分散投資することで、リスクが軽減できます。

もも
もも
異なる動きは逆相関があるとも言いますよ。
逆相関があるグラフ

画像はVTとEDVという米国ETFのチャートを比較したものですが、異なる動きが見て分かります。

  • VT:株式(全世界株式)
  • EDV:債券(超長期米国債)

米国ETF投資では、少ない銘柄数でもかなり広く分散した投資を簡単に実現できます。

たま
たま
自分にあった銘柄を見つけていきましょう。

投資にもリスクにも「絶対」はない

これまで過去の暴落、円高、そして対策などを米国ETF投資という目線でみてきました。

その上で理解すべきことは、過去の事実があくまで参考情報にしかならないということです。

例えば、

  • 暴落で市場価格が60%以上下落することは絶対にない
  • 今後1ドル75円を下回る、円高には絶対にならない
  • 暴落後、10年以上も下落し続けることは絶対にない
もも
もも
相場の中に絶対という言葉は存在しません。

だからこそ、投資は常にリスクと共生していくしかありません。

リスクを理解した上で、長期・積立・分散を意識した自分達なりの投資を続けていく。

もし、自分達なりの投資がわからない場合、価値観マップを作ってみることをおすすめします。

たま
たま
投資の目的も振り返るためにも使えますよ。
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まとめ:暴落・円高リスクを理解して相場を生きる

今回は米国ETF投資における、暴落リスク、為替リスクについてまとめました。

私達は過去のデータから、暴落・円高によって資産は最大3割まで減ると考えています。

株価の暴落、円高による騰落率
  • 暴落時のVYMの騰落率:▲56.9%
  • 円高時の円換算騰落率:▲24.24%

その上で、私達ができる対策は長期・積立・分散の3つを意識することです。

  1. 長期:20年以上の投資期間
  2. 積立:毎月コツコツと積立投資
  3. 分散:さまざまな国や資産に広く分散投資

ただ、リスクも対策もあくまで過去の事実からの想定でしかありません。

たま
たま
「絶対」に大丈夫ということではないです。

だからこそ誰かの意見ではなく、リスクを理解した上で自分なりの投資をすることが大切ですね。

 

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