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【米国ETF投資】株価暴落・為替(円高)リスクで米ドル資産は最大3割まで減る

【米国ETF投資】株価暴落・為替(円高)リスクで米ドル資産は最大3割まで減る

こんにちわ、ももたまです。

私達は2019年3月から米国ETF投資を毎月コツコツ続けています。

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米国ETF投資(インデックス投資)の投資実績、投資銘柄を大公開2019年3月から取り組んでいる米国ETF投資の運用実績、保有銘柄、SBI証券での米国ETF投資の初め方についてのまとめ。...

2015年から米国市場は長期的に右肩上がりを続けていますが、投資には必ずリスクがあります。

米国ETF投資の場合、外貨(米ドル)を保有するため、為替リスクも考えなければなりません。

もも
もも
リターンとリスクは表裏一体ですからね

そしてリスクを理解した上で、リスクをどこまで許容できるのかを明確にすることが大切です。

特に私達のような子育て世帯の場合、子供の教育費を投資で運用するか意見が分かれるところです。

結論は人それぞれ違いますが、誰かの意見ではなく、自分に合わせた投資金額を考えていきましょう。

では、株価暴落・為替(円高)リスクを理解するために、まずは米国市場における過去の暴落を振り返ってみましょう。

ダウ平均株価、S&P500の過去の暴落について知る

ダウ平均株価、S&P500の暴落

画像は米国市場の代表的な株価指数である、ダウ平均株価、S&P500の1985年からのチャートです。

たま
たま
どちらも似たような動きをしていますね

大きく暴落したITバブルの崩壊リーマンショックの状況をまとめてみました。

ITバブル崩壊 リーマンショック
株価指数 ダウ平均株価 S&P500 ダウ平均株価 S&P500
暴落最高値 11,722ドル
(2000年1月14日)
1,527ポイント
(2000年3月24日)
14,164ドル
(2007年10月9日)
1,565ポイント
(2007年10月9日)
暴落最安値 7,286ドル
(2002年10月9日)
776ポイント
(2002年10月9日)
6,547ドル
(2009年3月9日)
676ポイント
(2009年3月9日)
暴落率 ▲37.8% ▲49.1% ▲53.7% ▲56.8%
暴落から暴落までの期間 999日
(2年8ヶ月と8日)
929日
(2年6ヶ月と8日)
517日
(1年5ヶ月と8日)
517日
(1年5ヶ月と8日)
暴落からの復帰 11,727ドル
(2006年10月3日)
1,530ポイント
(2007年5月30日)
14,253ドル
(2013年3月5日)
1,569ポイント
(2013年3月28日)
暴落から復帰までの期間 2,454日
(6年8ヶ月と2日)
2,623日
(7年2ヶ月と8日)
1,974日
(5年4ヶ月と4日)
1,997日
(5年5ヶ月と27日)

暴落率はITバブルの崩壊時に50%弱、リーマンショック時に60%弱。1,000万円が400万ほどになる計算ですね。

また、暴落前の最高値から暴落後の最安値までの期間が、ITバブルの崩壊時には2年以上もありました。

つまり、2年以上も株価指数が下落し続けていたということですね。

さらに暴落後に暴落前の水準まで戻る期間をみると、ITバブル崩壊時には6年以上もかかっています。

リーマンショックの時でも5年以上と、ひとたび暴落が起きればその後数年に渡って下落し続けていきます。

もも
もも
下落時は精神的にも辛いですからね
たま
たま
多くの人が耐えかねて損切りをしていくわけです

では、次に実際に私達が投資をしている米国ETFはどうだったのでしょうか?

米国ETFのVTとVYMの暴落を振り返る

市場価格はリーマンショック時に暴落を経験している

米国ETFのVT,VYMのチャート

画像は私達が実際に投資をしている米国ETFのVTVYMのチャートになります。VTは2008年、VYMは2006年が設定日です。

VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)は、全世界の8000もの株式銘柄に投資をしているETFです。

たま
たま
全世界と言っても、構成銘柄の5割以上は米国市場です
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【米国ETF投資】VTの特徴まとめ。世界中の株式に分散投資。長期積立に魅力的な銘柄VTは40以上の国の8,000以上もの株式銘柄に簡単に投資ができる銘柄。銘柄の分散は広いが、セクターや市場には偏りが大きい。市場価格は暴落もありながら右肩上がり、分配金も同様だが利回りは税引前2%と低い。定期的な買付がおすすめ。...

VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)は、その名の通り米国市場における高配当銘柄に投資をしているETFです。

構成銘柄は400以上と、高配当ETFとしてはかなり分散されています。

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VT、VYMともに設定してからリーマンショックによる暴落を経験しており、状況をまとめてみました。

銘柄(ティッカー) VT VYM
暴落最高値 38.49ドル
(2008年6月26日)
37.85ドル
(2007年10月9日)
暴落最安値 19.14ドル
(2009年3月9日)
16.28ドル
(2009年3月5日)
暴落率 ▲50.2% ▲56.9%
暴落から暴落までの期間 256日
(8ヶ月と8日)
513日
(1年4ヶ月と4日)
暴落からの復帰 38.57ドル
(2010年12月29日)
37.87ドル
(2012年3月13日)
暴落から復帰までの期間 916日
(2年6ヶ月と28日)
1,617日
(4年5ヶ月と12日)

暴落期間、暴落から暴落前の水準に戻るまでの期間は株価指数に比べて、ETFの方が少し短いです。

とはいえ、ひとたび暴落が起きると、暴落前の水準に戻るにはVYMで4年ほどかかっていることが分かります。

VTは2年程度と暴落の影響が小さく見えますが、VTは2008年6月24日が設定日のため暴落中に設定されたと言えます。

そのため、設定日の市場価格が一番高く、リーマンショックの影響が結果として小さかったというだけですね。

もも
もも
それでも高値更新には2年以上かかっていますね

では、次に分配金についてみてみましょう。

分配金の暴落率は市場価格に比べると小さい

米国ETFのVT,VYMの分配金チャート

画像はVT、VYMの年間分配金の推移をまとめたもので、リーマンショック後に下落していることが分かります。

年間の分配金が暴落によって、どれくらい下落するのかをまとめてみました。

銘柄(ティッカー) VT VYM
暴落最高分配金(年間) 0.463ドル
(2008年)
1.443ドル
(2008年)
暴落最安分配金(年間) 0.245ドル
(2011年)
1.091ドル
(2010年)
暴落率 ▲47.0% ▲24.3%

VTは市場価格同様に、暴落中に設定されたことが影響したのか50%程度暴落しています。

一方で高配当ETFであるVYMは、暴落率が20%程度に抑えられています。

一般的に配当金(分配金)は、暴落の影響が株価(市場価格)に比べると小さいと言われています。

暴落によって株価(市場価格)が下落し、含み損、もしくは含み益が大きく減ったとしても配当金(分配金)の減少が少ないと精神的な支えにもなりますね。

たま
たま
収入の柱としても優秀ですね

さて暴落時の株価指数、米国ETFの市場価格、分配金についてみてきましたが、米国ETF投資で忘れてはいけないのが為替リスクです。

米ドル資産は円高になるだけで資産が減っていく

為替リターン・リスク

画像は2002年からのドル円の為替チャートです。円安(オレンジ色)、円高(赤色)の部分についてまとめてみました。

暴騰・暴落率は、1ドル=100円の時と比較した場合で計算しています。

1ドル 1万ドルの円換算
(1ドル=100円なら100万円)
暴騰・暴落率
2007年6月22日 123.95円
(円安)
123.95万円 23.95%
2011年10月31日 75.76円
(円高)
75.76万円 ▲24.24%
2015年6月8日 125.5ドル
(円安)
125.5万円 25.5%

だいたい4年程度で円安と円高を繰り返していますが、2019年は108円前後と大きく円高とはなっていません。

為替も株価同様に先を読むことは難しいですが、重要なのは円安、円高によって円換算時の資産が何もしなくても上下するということです。

外貨(米ドル)を保有するなら円安になればリターンになりますが、円高になればリスクになります。

たま
たま
だから私達は、外貨を全てリスク資産と考えています

そして、米国ETFは全て外貨(米ドル)資産であるため、暴落と円高が重なれば円換算の資産価値は大きく下落します。

分配金目的で売却する予定がない場合、米国ETF自体の価格はあまり気にならないかもしれません。

ただ、分配金は外貨(米ドル)でしか受け取れないため、必ず為替の影響を受けることになります。

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どんな目的であれ、米国ETF投資をする上で為替は無視できないということですね。

米国ETF投資における暴落・為替リスクの結論

私達は米国ETF投資では、暴落・為替リスクによって資産は最大3割まで下落すると考えてます。

  • 暴落時の株価指数:最大▲56.8%
  • 暴落時の米国ETFの市場価格:最大▲56.9%
  • 円高時の円換算:最大▲24.24%

例えば1万ドル分の米国ETFを保有し、取得時の為替が1ドル100円の場合を考えてみると、

  1. 暴落時:1万ドル→0.431万ドル(▲56.9%)
  2. 円高:0.431万ドル(43.1万円)→約32万円(▲24.24%)

となり、1万ドル(100万円)の資産が、円換算で約32万円まで資産が減ることになります。

さらに暴落も円高も数年にかけて起こっていき、暴落前の100万円まで戻るには5年以上かかる可能性も高いです。

もも
もも
想像以上にリスクがあると感じる人も多いのでは?

では次に、これらのリスクに対して私達が取り組めることを考えてみましょう。

リスク対策のポイントは長期・積立・分散

暴落・為替リスクのどちらにおいても有効で、負担が小さい対策として考えられるポイントは以下3つです。

  1. 長期:20年以上の投資期間
  2. 積立:月々いくらと決め、コツコツと投資
  3. 分散:さまざまな国や資産に広く投資

長期的に保有し続けることで、元本割れのリスクを下げる

画像は金融庁が資産・地域を分散して積立投資を行った場合の運用成果の実績を保有期間(5年、20年)別にまとめたものです。

投資期間が5年程度では元本割れを起こす可能性が高いですが、20年以上になると元本割れを起こす可能性が結果的に低くなっています。

暴落から暴落前の水準に戻るまで、米国市場でも6年以上かかっていたことからも、投資期間の長さが重要だと理解できますね。

毎月コツコツ積立することで、買いそびれ・買い過ぎを防ぐ

米国ETFに限らず、全ての投資商品は刻々と市場価格が変わっていきます。

ただ、買付時に市場価格が安いか高いかを判断することはとても難しいです。

市場価格が安かった、高かったというのは過去を振り返った時に結果として分かるだけだからです。

そこで、買付する金額を一定にすることで、安い時の買いそびれ、高い時の買いすぎを防ぐことができます。

積立投資

画像のように、価格が高いタイミングでは少なく買付し、安いタイミングでは多く買付するということです。

一般的に『ドルコスト平均法』と呼ばれている手法ですね。

ただ、米国ETFは口数単位でしか買付ができないため、市場価格に応じて買付口数を増減させる必要がありますね。

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【米国ETF投資】SBI証券における米国ETFの買付、定期買付手順まとめSBI証券における米国ETFの買付、定期買付手順のまとめ。細かい設定は多いけれど、いちばん重要なのは買付余力だけ。定期買付の場合、買付余力が足りず失敗することも多いので注意。...

例えば毎月10万円を投資する場合、為替やETFの市場価格によって買付口数を以下のように変えていきます。

為替
(1ドル)
ETFの市場価格 必要金額(円)
1口当たり
計算式 買付口数
1ヶ月目 100円 80ドル 8,000円 10万円÷8,000円 12口
(12.5)
2ヶ月目 100円 70ドル 7,000円 10万円÷7,000円 14口
(14.2)
3ヶ月目 105円 80ドル 8,400円 10万円÷8,400円 11口
(11.9)
4ヶ月目 105円 70ドル 7,350円 10万円÷7,350円 13口
(13.6)
5ヶ月目 95円 80ドル 7,600円 10万円÷7,600円 13口
(13.1)
6ヶ月目 95円 70ドル 6,650円 10万円÷6,650円 15口
(15)

実際は、1ヶ月の間にこれだけ大きく為替や市場価格が動くことは少ないので、数ヶ月ごとに見直しすれば十分です。

さまざまな国や資産の種類を分散して投資をする

投資先の国(日本、米国など)や商品(株式、債券など)によって、資産価値は違った動きをします。

そこで、画像のように複数の国や商品に分散投資をすることで、リスクを軽減させることができます。

米国ETFではわずかな銘柄でかなり分散した投資を簡単に実現できます

例えばVTであれば、商品は株式のみですが、国は全世界とこれ以上ないほど分散が出来ます。

一方で、VTのみでは株式にかたよっているため、他の銘柄を組み込んで債券なども入れるように意識すると良いですね。

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投資に『絶対』はないことはリスクについても同じ

これまで過去の暴落、円高、そして対策などを米国ETF投資の目線でまとめてみました。

ただ、合わせて意識したいのが過去の事実はあくまで参考情報にしかならないということです。

『過去最大の暴落率が50%で、今後絶対にこれ以上の暴落は発生しない』という『絶対』は投資ではありえません。

暴落や円高がいつ起きるのか?いつまで、どれだけ下落・円高し続けるのかは誰にも分かりません。

だからこそ、常にリスクと隣り合わせであることを意識した上で、長期・積立・分散を意識した投資が大切になります。

私達は20年以上の投資期間を想定して、年間の投資額を決め、複数の米国ETFを定期的に買付しています。

たま
たま
自分達の投資方針を明確にすることが大切ですね

まとめ:暴落・円高リスクを理解して対策を

今回は米国ETFにおける株価暴落・為替(円高)リスク、対策についてまとめてみました。

私達は株価の暴落、円高によって米国ETFの資産は最大3割まで下落すると考えてます。

株価の暴落、円高による暴落率
  • 暴落時の米国ETFの市場価格:最大▲56.9%
  • 円高時の円換算:最大▲24.24%

これらのリスクを理解した上で、私達が出来る対策は長期・積立・分散を意識した投資手法です。

リスク対策
  • 長期:20年以上の投資期間
  • 積立:月々いくらと決め、コツコツと投資
  • 分散:さまざまな国や資産に広く投資

ただ、リスクも対策もあくまで過去の事実から想定しているだけで、今後の暴落に対して絶対の安心を意味するものではありません。

だからこそ誰かの意見ではなく、自分でリスクを理解し、対策を考えて実行することが何よりも大切ですね。

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