- 30代子育て世帯の資産運用を知りたい
- 米国ETF投資、企業型確定拠出年金の実績を知りたい
- 他人の資産運用の状況に興味がある
こんにちは、ももたまです。
2019年3月から米国ETF投資、企業型確定拠出年金を開始して21ヶ月が経ちました。
みなさん、12月はサンタクロースラリー(株高になりやすい)というアノマリーがあることを知っていますか?
先月の報告時からの騰落率
- 11月17日:29,783.35ドル
- 12月23日:30,129.83ドル
- 【結果】+346.48ドル(+4.45%)
米ニューヨーク株式市場で24日、ダウ平均株価が初めて3万ドルを突破した。経済回復と、政治の先行き不透明感が終わることへの強い期待に後押しされた。S&P500種も1.6%上昇し、3635.4ドルの史上最高値を記録した。(出典:BBCニュース)
株式市場は景気の良い状態が続いていますが、日本ではコロナウィルス感染症拡大の第3波が猛威をふるい始めています。
そういう意味でも、2020年を振り返ると本当に色々なことがあった年だと実感しています。
- 2020年1月:コロナウィルス感染症拡大
- 2020年2月:コロナショック
- 2020年3月:FRBの緊急利下げ
- 2020年4月:アメリカ緊急経済対策
- 2020年5月:日本の緊急事態宣言解除
- 2020年6月:日経平均株価は23,000円台に回復
- 2020年7月:先行きの読めない不透明感が続く
- 2020年8月:感染拡大は続くも株価は右肩上がり
- 2020年9月:日本において菅内閣誕生
- 2020年10月:各国で一時封鎖や移動制限が高まる
- 2020年11月:アメリカ大統領選挙
- 2020年12月:コロナウィルスワクチン開発・接種開始
結果的には、コロナウィルス感染症拡大という未曾有の危機においても、株価はV字回復となりました。
とはいえ、「実体経済へのダメージは大きく、経済政策で支えることも限界だ」という声も聞こえてきます。
そのため、いつまた暴落が起きるのか?長期的な下落トレンドとなるのか?を気にしている人も多いのではありませんか?
また一方で、株式市場の恩恵を大きく受けて、資産を伸ばした人達もいるでしょう。
未来は誰にも見通すことはできませんし、大きな暴落も明日起きるのかもしれません。
だからこそ、自分達のリスク許容度をしっかり把握した上で、株式相場の中で長く生きていくことが重要なのです。

私達は、世界全体の経済成長の恩恵を受けながら、自分達の人生の目的を達成する1つの手段として、今後も投資に取り組んでいきます。
では、今月も私達の投資・運用方針を確認した上で、2020年12月の運用実績を見ていきましょう。
目次
セミリタイア環境をつくるための投資・運用方針
私達は人生の目標の1つとして、「55歳までにセミリタイア環境をつくること」を挙げています。
そのために、以下3つの取り組みを続けています。
なお、私達の人生の目的・目標については下記の記事にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

投資においては、米国ETF投資・企業型確定拠出年金をメインに取り組んでいます。
それぞれの運用方針は、以下のとおりです。
運用方針 | 米国ETF投資 | 企業型確定拠出年金 |
---|---|---|
投資対象 | 米国ETF(VT、VYM、LQD、IYR) | 外国債券・株式インデックス |
投資方法 | 毎月定期積立(一般NISA+ジュニアNISA) | 毎月定期積立 |
運用期間 | 20年以上 | 20年以上 |
積立金額 | 年間約400万 | 年間約60万(月約5万) →約12万円(月約1万円) |
備考 | 積立金額は適宜調整 ※2020年7月よりジュニアNISAを活用 | 給与の一部を加えた最大積立金額 ※2020年8月より月約1万円に減額 |
なお、私達が資産運用の主軸として米国ETF投資を選んだ理由は、下記の記事を参考にしてください。

では、2020年12月の投資・資産運用の詳細な実績を見ていきましょう。
米国ETF投資の買付、運用実績を公開
米国ETF・MMFの買付銘柄、保有銘柄の評価額
2020年12月23日時点で、私達が保有している全ての銘柄と評価額(1ドル=103.56円)を表にまとめました。
銘柄 | 口数 | 取得単価 | 現在値 | 損益 (ドル) | 損益計 (ドル) | 損益計 (円) | 評価額別割合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
VT | 530 | 78.41 | 90.90 | 12.49 | 6619.34 | 685,499 | 78.18% |
VYM | 74 | 83.96 | 89.80 | 5.84 | 432.4 | 44,779 | 10.78% |
LQD | 8 | 117.34 | 137.20 | 19.86 | 158.88 | 16,454 | 1.78% |
IYR | 12 | 85.99 | 83.74 | -2.25 | -27.01 | -2,797 | 1.63% |
MMF | 1 | – | 4,695.16 | 0 | 0 | 0 | 7.62% |
合計 | 7183.61 | 743,935 | 100% |
2020年12月の買付銘柄・口数・買付金額は以下のとおりです。
- VT:46口(ジュニアNISA含む)
- VYM:5口
- IYR:5口
- 買付金額:5,049.1ドル(約52万円)
NISAやジュニアNISAの非課税枠は来年に繰り越せないため、12月に使い切る必要があります。
私達も全ての非課税枠を使い切るため、2020年12月の買付金額は約52万円と大きくなりました。
また今回は、市場価格が取得単価よりも下落していたIYR(不動産ETF)も少し買付することにしました。

LQD(債権)の買付も悩みましたが、市場価格が右肩上がりを続けている状況から、今回は見送りました。
LQDもIYRも、キャピタルゲイン(値上がり益)よりも、インカムゲイン(分配金)を狙う銘柄です。
市場価格が上がっている状態では、分配金利回りが低くなるため、あまり積極的な買付は行いません。
私達が投資・保有している銘柄の一覧・特徴は、下記の記事にまとめているので、参考にしてみてください。

米国ETF・MMFの銘柄別の保有割合
次に、2020年12月時点で保有している米国ETFとMMFを、評価額を基準にした保有割合でまとめました。

2020年12月はVT・VYMの他に、IYRを買付しましたが金額が小さいため、保有割合が先月から大きく変わっていません。
ちなみに、2019年12月の保有割合と比べると、VTの保有割合はかなり増えています。
- 2019年12月のVT割合:53.86%
- 2020年12月のVT割合:78.18%
1年間でVTの割合を大きく増やした理由は、ジュニアNISAを活用するためです。

ジュニアNISAは、2023年末に廃止が決定しているため積立は残り3年間となります。
子供一人あたり80万円という大きな非課税枠ですが、長期的な運用が基本のため、私達はVTを投資対象に選びました。

そのため、今後3年間はVT以外の銘柄の買付も少しずつ進めていくことを検討しています。
米国ETF・MMFへの投資額・評価額推移
続いて、2020年12月時点の投資額と評価額を加えた推移グラフがこちらです。

年月 | 運用金額(円) | 評価額(円) | 損益差額(円) | 運用増加額(円) | 為替 (1ドル) |
---|---|---|---|---|---|
2020年12月 | 5,667,708 | 6,411,643 | 743,934 | 524,894 | 103.56 |
2020年11月 | 5,142,814 | 5,738,412 | 595,597 | 549,399 | 103.92 |
2020年10月 | 4,593,415 | 4,950,564 | 357,149 | 589,227 | 105.36 |
2020年9月 | 4,004,188 | 4,285,936 | 281,748 | 558,834 | 105.31 |
2020年8月 | 3,445,354 | 3,703,987 | 258,633 | 268,482 | 106.59 |
2020年7月 | 3,176,872 | 3,304,903 | 128,031 | 225,644 | 107.21 |
2020年6月 | 2,951,228 | 2,998,024 | 46,790 | 13,565 | 106.89 |
2020年5月 | 2,937,663 | 2,729,467 | -208,196 | 51,526 | 106.89 |
2020年4月 | 2,886,137 | 2,660,436 | -225,701 | 483,635 | 107.92 |
2020年3月 | 2,402,502 | 2,204,521 | -197,981 | 121,348 | 103.45 |
2020年2月 | 2,281,154 | 2,429,221 | 148,066 | 286,944 | 109.94 |
2020年1月 | 1,994,210 | 2,101,004 | 106,794 | 114,643 | 109.61 |
2019年12月 | 1,879,567 | 1,949,852 | 70,285 | 95,503 | 108.60 |
2019年11月 | 1,784,064 | 1,835,116 | 51,052 | 249,262 | 108.87 |
2019年10月 | 1,534,802 | 1,566,652 | 31,850 | 278,829 | 108.69 |
2019年9月 | 1,255,973 | 1,298,611 | 42,638 | 179,458 | 108.05 |
2019年8月 | 1,076,515 | 1,094,417 | 17,902 | 143,598 | 105.99 |
2019年7月 | 932,917 | 962,301 | 29,384 | 276,055 | 108.88 |
2019年6月 | 656,862 | 653,210 | -3,652 | 140,442 | 108.47 |
2019年5月 | 516,420 | 504,925 | -11,495 | 128,734 | 109.64 |
2019年4月 | 387,686 | 392,882 | 5,196 | 100,846 | 111.49 |
2019年3月 | 286,840 | 289,873 | 3,033 | 286,840 | 110.00 |
2019年2月 | 0 | 0 | 0 | 0 | – |
2020年12月時点の運用状況
- 運用金額:5,667,708円
- 評価額:6,411,643円
- 損益差額:743,934円
- 運用増加額:524,894円
ダウ平均株価が史上初の3万ドルを突破した、好調な米国市場の恩恵を受け、運用益は74万円を超えました。
私達は、2019年3月から米国ETF投資を始めましたが、現在の状況もまた「1つの成果」と言えるでしょう。
私達は、2021年も引き続き米国ETF投資に取り組んでいきます。
資産を作ることが目的なので、資産を増やすことが目的にならないように、2021年の投資方針を決めていきます。
米国ETF・MMFからの分配金の推移
2020年12月23日における米国ETF・MMFからの分配金の詳細と推移をグラフにまとめました。

日付 | ティッカー等 | 分配金 (ドル) | 年度別の累計 (ドル) | 2019年3月からの累計 (ドル) |
---|---|---|---|---|
2020年11月30日 | MMF | 0.29 | 328.19 | 597.59 |
2020年12月7日 | LQD | 1.99 | 330.23 | 599.58 |
2020年12月18日 | IYR | 3.79 | 336.30 | 603.37 |
2020年12月はVT、VYMからも分配金を受け取る月ですが、12月23日時点では受け取っていません。
12月といえば、会社員の人達はボーナス(賞与)を受け取る人も多いでしょう。
私達にとっては4ヶ月に1回、大きな金額を受け取れる分配金もボーナスみたいなものです。
分配金は完全なる不労所得ですから、受け取る度に「資産」を実感することができます。
資産はお金を生み出してくれるものであり、私達がずっとしてきた「貯金」とは違います。

ちなみに、「米国ETF投資の分配金は税金がかかるため資産運用の効率が悪い」という意見があります。
これについては私達も理解していて、資産を増やすため「だけ」なら投資信託で良いと考えています。
私達は「1円でも多くのお金」を持ちたいのではなく、「資産」を増やし続けていきたいのです。
米国ETF投資の分配金は資産を実感させてくれるものであり、私達には重要な要素の1つと言えるでしょう。
みなさんも、みなさんにとっての「資産」とは何かを、ぜひ考えてみてください。
企業型確定拠出年金(企業型DC)の運用実績
2020年12月23日時点の、企業型確定拠出年金の推移をまとめたのがこちらのグラフです。

年月 | 運用金額(円) | 評価額(円) | 損益差額(円) | 積立額(円) |
---|---|---|---|---|
2020年12月 | 1,432,965 | 1,632,727 | 199,762 | 11,000 |
2020年11月 | 1,421,965 | 1,593,357 | 171,392 | 11,000 |
2020年10月 | 1,410,965 | 1,566,797 | 155,832 | 11,000 |
2020年9月 | 1,399,965 | 1,532,085 | 132,120 | 11,000 |
2020年8月 | 1,388,965 | 1,532,626 | 143,661 | 11,000 |
2020年7月 | 1,377,965 | 1,477,862 | 99,897 | 51,000 |
2020年6月 | 1,326,965 | 1,381,976 | 55,011 | 51,000 |
2020年5月 | 1,275,965 | 1,264,049 | -11,916 | 51,000 |
2020年4月 | 1,224,985 | 1,211,674 | -13,291 | 51,000 |
2020年3月 | 1,165,978 | 1,148,589 | -17,389 | 51,000 |
2020年2月 | 1,114,978 | 1,226,521 | 111,543 | 51,000 |
2020年1月 | 1,063,978 | 1,132,969 | 68,991 | 51,000 |
2019年12月 | 1,012,978 | 1,070,251 | 57,273 | 51,000 |
2019年11月 | 961,978 | 1,017,567 | 55,589 | 51,000 |
2019年10月 | 910,978 | 925,467 | 14,489 | 51,000 |
2019年9月 | 859,978 | 879,373 | 19,395 | 51,000 |
2019年8月 | 808,978 | 805,050 | -3,928 | 51,000 |
2019年7月 | 757,978 | 765,500 | 7,522 | 51,000 |
2019年6月 | 706,978 | 699,493 | -7,485 | 51,000 |
2019年5月 | 655,978 | 667,057 | 11,079 | 51,000 |
2020年8月にマッチング拠出を止めたため、来年からは「つみたてNISA」を活用する予定でした。
ただ、つみたてNISAの場合、米国ETFのように分配金を受け取ることができません。
非課税枠としては、夫婦で年間80万円 × 22年間 = 1,760万円と大きい金額であることは理解しています。
さらに22年間、年利3%で運用し続けると約2,488万円となる可能性があります。
私達は55歳のセミリタイア環境づくりを目指していますが、55歳でなければいけない理由はありません。
言い換えれば、早くセミリタイアできるのであれば、夫婦でセミリタイア生活を始めても良いと考えているのです。
ですが、つみたてNISAによる運用は、セミリタイア生活の前倒しにはつながらないでしょう。
現在2021年の資産運用方針を夫婦で話し合っていますが、私達が納得する答えを導き出していきます。
暴落リスク・為替リスク時の資産減少額を確認
2020年12月現在、暴落リスク・為替リスクによる資産の減少見込みは以下のとおりです。(1ドル=103.92円)
評価額(円) | 暴落時の想定額(円) | 暴落リスク (5割減) | 為替リスク (3割減) | |
---|---|---|---|---|
米国ETF | 5,925,412 | 2,073,894 | ○ | ○ |
MMF | 486,231 | 340,362 | × | ○ |
企業型DC | 1,632,727 | 816,364 | ○ | × |
合計 | 8,044,370 | 3,230,619 | – | – |
株価暴落と円高によって、資産が800万円から323万円まで減少する可能性があります。
株価暴落は2020年2月のコロナショックで、記憶に新しい人も多くいるでしょう。
そして為替ですが、実は円高傾向が続いていることを知っていますか?
米国ETFのような外貨建て資産の場合、円高になるだけで円換算の資産額は減っていきます。
私達は外貨積立を活用して、定期的に外貨を買付し続けることで、円高のリスクを小さくしています。

それでも、急激な円高になれば資産の暴落を意味するわけですから、円高リスクについてはしっかり理解しておくべきでしょう。
リスクに関しては下記の記事にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ:2020年の振り返りと2021年に向けて
2020年も残りわずかとなりましたが、1年間無事に資産運用の世界を生き抜くことができました。
コロナウィルス感染症拡大は株式市場だけではなく、実体経済にも、実生活にも大きなダメージを与えています。
一方、そんな中でも、自分達のリスク許容度に応じて、資産をコツコツと積み上げ続けられたことは1つの自信にもなりました。
2019年3月に始めた頃は、「投資は怖い」と考えていましたが、少しずつ知識・経験を積む大切さを実感しています。
- 知識:初心者向けの書籍を読むことから
- 経験:少額から資産運用を始めることから

既に資産運用を始めている人は、2021年も一緒に取り組んでいけたら私達も嬉しいです。
そして、まだ資産運用を始めていない人は、ぜひ2021年から一緒に取り組んでいきましょう。
以上、ももたまでした!